堀内岳志
調教師
堀内 岳志(ほりうち たけし、1973年10月5日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) ・美浦トレーニングセンターに所属している調教師。大阪府吹田市出身。
堀内岳志 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府吹田市 |
生年月日 | 1973年10月5日(51歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2021年 |
経歴 | |
所属 | 美浦トレーニングセンター |
来歴
編集競馬とは縁のない大阪のサラリーマン家庭で育ち、父の仕事の関係で中学3年の時に茨城に移り、土浦日大高校在学中の1990年にアイネスフウジンが勝った日本ダービーをテレビで観て競馬に目覚めた。初めて競馬場に行ったのはオグリキャップが引退レースを飾った同年暮れの有馬記念の時で、翌年トウカイテイオーのダービーに徹夜で並んだほどの熱烈な競馬ファンだった[1][2]。
日本大学理工学部を4年で中退し、牧場に勤務。牧場時代の1999年に研修で渡欧し、エルコンドルパサーが2着となった凱旋門賞を現地で観戦した。
「自分も凱旋門賞に挑めるようなホースマンになりたい」と思い、JRA競馬学校厩務員課程を経て、2003年9月に美浦・富田一幸厩舎の厩務員となったが、翌月からエルコンドルパサーを管理していた二ノ宮敬宇厩舎所属となった。叔母の職場に偶然、二ノ宮の兄が働いていたことが縁となり、紹介してもらい二ノ宮の下で働くことになったという[3]。
2010年に担当馬のナカヤマフェスタが宝塚記念を制覇。その後、凱旋門賞に挑戦し、エルコンドルパサーと同じ2着と健闘した[4]。
二ノ宮の引退に伴い2018年3月から小桧山悟厩舎所属となり、トーラスジェミニなどを担当した[5]。
2020年に3度目の受験で調教師試験に合格し、2022年3月に厩舎を開業。同年3月20日、柄崎孝厩舎から引き継いだアドマイヤアルバで重賞初出走(阪神大賞典10着)。
2022年7月10日、函館10Rに出走したアスティでJRA初勝利を飾った(通算83戦目)[6]。
調教師成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初出走 | 2022年3月5日 | 2回中山3日3R | 3歳未勝利 | スクナ | 16頭 | 5 | 12着 |
初勝利 | 2022年7月10日 | 1回函館10日10R | 横津岳特別 | アスティ | 13頭 | 9 | 1着 |
重賞初出走 | 2022年3月20日 | 1回阪神12日 | 阪神大賞典 | アドマイヤアルバ | 13頭 | 13 | 10着 |
関連項目
編集出典
編集- ^ 落馬で大けが、調教師めざす JRA調教師・堀内岳志㊥
- ^ セントライト記念(JpnII、中山芝2200メートル、20日) ハアさんの厩界舞台裏 菊戦線での挽回を期すナカヤマフェスタと堀内岳志調教厩務員
- ^ 七夕賞である馬を応援する男と凱旋門賞を巡る不思議な縁
- ^ “堀内調教師2年目の戦いへ 掲げるテーマは「乗りやすい馬づくり」”. 馬トク 2023年5月18日閲覧。
- ^ “【札幌記念】トーラスジェミニ担当の堀内助手、凱旋門賞2着ナカヤマフェスタの教訓生かし、スーパーG2に挑む”. 馬トク. (2020年8月21日) 2023年6月2日閲覧。
- ^ “堀内岳志師がアスティでJRA初勝利「少し時間はかかりましたがほっとしました」/横津岳特別”. 日刊スポーツ 2023年5月18日閲覧。