垣田高夫
日本の数学者
垣田 高夫(かきた たかお、1928年2月23日 - 2018年10月11日)は、日本の数学者。専門は、偏微分方程式論・関数解析学。学位は、理学博士。早稲田大学名誉教授[1]。2015年春瑞宝中綬章受章。
垣田 高夫 | |
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垣田高夫 | |
生誕 |
1928年2月23日 日本 岐阜県 |
死没 |
2018年10月11日(90歳没) 日本 東京都西東京市 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 偏微分方程式論、関数解析学 |
研究機関 | 早稲田大学理工学部 |
出身校 | 東京文理科大学 |
主な受賞歴 | 瑞宝中綬章 |
プロジェクト:人物伝 |
略歴
編集1928年(昭和3年) 岐阜県生まれ[1]。1952年(昭和27年) 東京文理科大学[1]数学科を卒業。早稲田大学理工学部教授。1999年、早稲田大学を停年退職[要出典]。早稲田大学名誉教授。最終講義は「カンタンの枕」[要出典]。2015年春の叙勲で瑞宝中綬章受章[2][3]。
著書
編集- 『シュワルツ超関数入門』日本評論社〈日評数学選書〉、1985年8月。ISBN 4-535-60112-7。
- 『シュワルツ超関数入門』(新装版)日本評論社、1999年10月。ISBN 4-535-60126-7 。
- 『フーリエ解析と超関数』日本評論社〈現代応用数学の基礎〉、1994年5月。ISBN 4-535-60828-8 。
- 『ルベーグ積分しょーと・こーす』日本評論社、1995年5月。ISBN 4-535-60411-8 。
- 『微分方程式』裳華房〈応用解析セミナー〉、1996年11月。ISBN 4-7853-1502-4 。
共著・編著・共編書
編集- 市田朝次郎『数学模範答案の書き方』三省堂、1957年。
- 入江昭二『常微分方程式』内田老鶴圃新社〈応用解析の基礎 3〉、1974年。
- 入江昭二『フーリェの方法』内田老鶴圃新社〈応用解析の基礎 4〉、1974年。
- 入江昭二『複素関数論』内田老鶴圃新社〈応用解析の基礎 2〉、1981年6月。
- 柴田良弘『ベクトル解析から流体へ』日本評論社、2007年7月。ISBN 978-4-535-78493-2 。
翻訳
編集- パガレロフ『幾何学の基礎』本庄昭三・藤沢祐治共訳(第3版)、内田老鶴圃新社、1975年。
- デヴィッド・バージェス、モラグ・ボリー『微分方程式で数学モデルを作ろう』大町比佐栄共訳、日本評論社、1990年4月。ISBN 4-535-78173-7 。
- ジョージ・G・ジョーゼフ『非ヨーロッパ起源の数学 もう一つの数学史』大町比佐栄共訳、講談社〈ブルーバックス〉、1996年5月。ISBN 4-06-257120-X 。
- マイケル・ウォードル『オックスフォード数学ミニ辞典』笠原晧司共訳、講談社〈ブルーバックス〉、1997年5月。ISBN 4-06-257172-2 。
脚注
編集- ^ a b c “垣田 高夫|著者紹介”. www.nippyo.co.jp. 日本評論社. 2022年11月1日閲覧。
- ^ 「春の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2015年4月29日朝刊
- ^ “平成27年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 6 (2015年4月29日). 2023年3月7日閲覧。