坂本和正
坂本 和正(さかもと かずまさ、1938年 - 2018年2月18日[1])は、日本の家具・インテリアデザイナー。東京都生まれ。
桑沢デザイン研究所卒業。同期生には、中西元男、丸山欣也、山田脩二などがいる。1961年から1966年まで、坂倉準三建築事務所(現坂倉建築研究所)に在籍。在籍中には、東京オリンピック 羽田空港サインボードなどを担当した。1966年から1974年まで豊口克平デザイン研究所に在籍し、主に博物館の企画展示計画設計を担当する。1974年、デザインワークショップ「方圓館」を設立(1990年、株式会社方圓館に改称)。数多くの建築家とのコラボレーションを行う。教会、博物館、学校、福祉施設、住宅などの家具やインテリアデザインを手がける。手触り感のある独特な造形力をもった家具をデザインする。
象設計集団とは、宮代町立コミュニティセンター進修館(1980年竣工)の家具を協働設計をはじめ、名護市庁舎(1981年竣工)の家具・サインデザイン、津山洋学資料館(2009年竣工)では、家具デザインおよび展示計画を担当した。
1985年、丸山欣也と共同で手がけた、家具シリーズ「Cag」は、レーザーカットを用いて部材を加工したもので、パリ装飾工芸美術館(フランス語: Musée des Arts décoratifs (Paris))に永久所蔵。
東京サレジオ学園(現社会福祉法人東京サレジオ学園、東京都小平市、建築設計:坂倉建築研究所・藤木隆男建築研究所)では一連の家具設計を担当。1989年、ドン・ボスコ記念聖堂小聖堂、並びに各聖堂内一連の美術作品によって、他の共同制作者らとともに、第14回吉田五十八賞を受賞した。
脚注
編集- ^ “坂本和正さん(1部34L研A)2018年2月18日逝去 享年79”. 桑沢デザイン研究所同窓会 (2018年3月6日). 2020年7月2日閲覧。