坂井市立図書館
坂井市立図書館(さかいしりつとしょかん)は、福井県坂井市が図書館法第10条及び坂井市立図書館条例に基づき設置、運営する公共図書館。坂井市内に4館ある。
坂井市立図書館【全体】 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福井県坂井市 |
所在地 | 市内各町 |
統計情報 | |
蔵書数 | 649,435 冊[1](2020年度末時点) |
貸出数 | 622,630 冊[1](2020年度) |
年運営費 | 1億2759万円[2](2019年度当初予算+12月補正予算) |
条例 | 坂井市立図書館条例[3] |
公式サイト | https://lib.city.sakai.fukui.jp/ |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集2006年(平成18年)3月20日、旧坂井郡4町(三国・丸岡・春江・坂井)の各町立図書館が、坂井市への合併で坂井市立図書館となった。4館は図書管理システムが統合されているため、各図書館間で相互貸出・返却が可能であり、インターネット予約した図書については受け取りを希望する館を指定することも可能である[4]。開館時間は、午前9時30分から午後6時30分で、全館共通となっている。2021年(平成31年)4月1日現在、4館の総蔵書数は649,435冊である[1]。
三国図書館
編集坂井市立三国図書館 | |
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三国図書館 | |
施設情報 | |
前身 | 三国町立図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福井県坂井市 |
所在地 |
〒913-0047 福井県坂井市三国町神明一丁目4番20号[3] |
位置 | 北緯36度13分3.2秒 東経136度8分49.6秒 / 北緯36.217556度 東経136.147111度座標: 北緯36度13分3.2秒 東経136度8分49.6秒 / 北緯36.217556度 東経136.147111度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 147,513 冊[1](2020年度末時点) |
貸出数 | 153,146 冊[1](2020年度) |
公式サイト | https://lib.city.sakai.fukui.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集三国町神明一丁目のみくに文化未来館内に所在し、三国町出身の平澤貞二郎の蔵書を集めた記念文庫[5]と、彼のイニシャルを冠したH氏賞歴代受賞作の書庫・電子書籍データベースが特色。
沿革
編集- 1961年(昭和36年)7月 - 三国町立図書館として開館[6]。
- 1971年(昭和46年) - 改築[7]。
- 1972年(昭和47年)- 移動図書館車「くずりゅう号」運行開始[5]。
- 1993年(平成5年)11月1日 - 三国北小学校旧校舎跡地に建設された複合文化施設「みくに文化未来館」内に移転開館[5]。
- 2005年(平成17年)度 - 移動図書館車「くずりゅう号」廃止[要出典]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立三国図書館に改組・改称[3]。
- 2022年(令和4年)9月1日 - 改修工事のため、約7か月間の長期休館に入る[8]。
- 2023年(令和5年)3月28日 - 新書コーナーを新設し、リニューアル開館[9]。
交通アクセス
編集丸岡図書館
編集坂井市立丸岡図書館 | |
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丸岡図書館 | |
施設情報 | |
前身 | 中野重治文庫記念丸岡町民図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福井県坂井市 |
開館 | 1983年(昭和58年)5月28日 |
所在地 |
〒910-0231 福井県坂井市丸岡町霞三丁目10番地1[3] |
位置 | 北緯36度9分11.9秒 東経136度16分28.9秒 / 北緯36.153306度 東経136.274694度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 188,747 冊[1](2020年度末時点) |
貸出数 | 168,516 冊[1](2020年度) |
公式サイト | https://lib.city.sakai.fukui.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集丸岡町霞三丁目に所在し、丸岡出身のプロレタリア文学作家中野重治の蔵書約13,000冊を収める中野重治記念文庫[10]、丸岡出身の日本鉱山史研究の大家小葉田淳の寄贈書籍・雑誌約2万点を展示する小葉田淳記念文庫[11]、丸岡出身の作曲家今川節の直筆の楽譜と遺品、写真、追悼文などを展示する今川節の部屋[12]が特色。
沿革
編集- 1983年(昭和58年)5月28日 - 中野重治文庫記念丸岡町民図書館として開館[13]。
- 2004年(平成16年) - 小葉田淳の蔵書約2万点が寄贈され、小葉田淳記念文庫として一般公開[11]。
- 2006年(平成18年)- 今川節の部屋を開設[12]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立丸岡図書館に改組・改称[3]。
交通アクセス
編集春江図書館
編集坂井市立春江図書館 | |
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春江図書館 | |
施設情報 | |
愛称 | はるえ図書館 |
前身 | 春江町立図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福井県坂井市 |
開館 | 1995年(平成7年)5月11日 |
所在地 |
〒919-0474 福井県坂井市春江町西太郎丸第15号22番地[3] |
位置 | 北緯36度7分55秒 東経136度12分45.6秒 / 北緯36.13194度 東経136.212667度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 213,599 冊[1](2020年度末時点) |
貸出数 | 51,472 冊[1](2020年度) |
公式サイト | https://lib.city.sakai.fukui.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集春江町西太郎丸に所在し、2階に設置されている古谷綱武・吉沢久子文庫、古谷綱武ゆかりの品の展示が特色。古谷綱武・吉沢久子文庫は、二人の著書など、関連する図書・雑誌8,346冊のほか、古谷の書簡や愛用品などを所蔵[14]。
沿革
編集- 1995年(平成7年)5月11日 - 春江町立図書館としてハートピア春江に併設する形で開館[15]。
- 1997年(平成9年)- 「古谷綱武・吉沢久子文庫」開設[14]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 4町合併により、坂井市立春江図書館に改組・改称[3]。
- 2020年(令和2年)3月30日 - 図書館棟を含む施設の耐震改修工事のため、2021年(令和3年)3月まで、1年間の長期休館に入る[16]。
- 2021年(令和3年)3月2日 - ハートピア春江の全面再開に先行して、図書館がリニューアル開館[17]。旧AVコーナーは、壁面書架の郷土資料コーナーと授乳室に改装[17]。
交通アクセス
編集- ハピラインふくい線 春江駅下車 徒歩23分
- えちぜん鉄道三国芦原線 太郎丸エンゼルランド駅下車 徒歩10分
- 京福バス 運転者教育センター線またはエンゼルランド線「エンゼルランドふくい」バス停下車 徒歩8分
- 北陸自動車道 丸岡ICから車で約15分
坂井図書館
編集坂井市立坂井図書館 | |
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坂井図書館 | |
施設情報 | |
前身 | 坂井町立図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福井県坂井市 |
開館 | 1987年(昭和62年)4月15日 |
所在地 |
〒919-0521 福井県坂井市坂井町下新庄第12号3番地1[3] |
位置 | 北緯36度9分59.2秒 東経136度13分25.7秒 / 北緯36.166444度 東経136.223806度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 99,576 冊[1](2020年度末時点) |
貸出数 | 249,496 冊[1](2020年度) |
公式サイト | https://lib.city.sakai.fukui.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
概要
編集坂井町下新庄に所在し、隣接する坂井中学校とは学校図書館を通してつながっており、教員・生徒による利用も念頭に置いているのが特色[18]。2013年(平成25年)、坂井中学校校舎の耐震改修計画に合わせて、狭隘となった旧館を閉館し、中学校の敷地内に新築移転した[4]。
沿革
編集交通アクセス
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k “令和3年坂井市統計年報 11.文化・宗教 K-3.図書館利用・貸出状況”. 坂井市. p. 69 (2022年6月8日). 2023年2月12日閲覧。
- ^ “令和元年度補正予算に関する説明書(12月補正予算)” (PDF). 坂井市. p. 16. 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “坂井市立図書館条例(条例第143号)” (PDF) (2006年3月20日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “中学校敷地内にリニューアルオープン — より地域に根ざした図書館へ 坂井市立坂井図書館”. PASSION vol.36. 金剛株式会社 (2014年11月). 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b c “新設図書館紹介 複合館で新たなスタート 〜三国町立図書館〜” (PDF). 福井県図書館協会報「お泉水」No.24. 福井県図書館協会. p. 2 (1994年3月1日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ 日本図書館協会 1992, p. 332.
- ^ 日本図書館協会 1992, pp. 327–328.
- ^ “三国図書館 長期休館のお知らせ”. 坂井市立図書館 (2022年8月9日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ “三国図書館 3月28日(火)に開館します”. 坂井市立図書館 (2023年3月8日). 2023年3月15日閲覧。
- ^ “中野重治記念文庫”. 坂井市立図書館. 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “小葉田淳記念文庫”. 坂井市立図書館. 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “今川節の部屋”. 坂井市立図書館. 2020年12月6日閲覧。
- ^ “中野重治文庫記念丸岡町民図書館が開館” (PDF). 福井県図書館協会報「お泉水」No.14. 福井県図書館協会. p. 2 (1983年10月25日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “93歳、今なお現役 元気の秘訣と知恵を学ぶ”. 坂井市. 2016年7月10日閲覧。
- ^ “新設図書館紹介 多くの人に利用してもらえる魅力ある図書館に 〜春江町立図書館〜” (PDF). 福井県図書館協会報「お泉水」No.26. 福井県図書館協会. p. 2 (1996年3月1日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ “ハートピア春江・はるえ図書館 施設改修工事に伴う長期休館(令和2年3月30日以降)”. ハートピア春江 (2020年3月29日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “春江図書館 再開します”. 坂井市立図書館 (2021年2月). 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b c “新館オープンのご紹介 坂井市立坂井図書館” (PDF). 福井県図書館協会報「お泉水」No.44. 福井県図書館協会. p. 2 (2014年3月). 2020年12月6日閲覧。
- ^ “新設図書館紹介〈坂井町立図書館〉パソコンによる図書館システム導入 農村地帯に開館、半年を経て” (PDF). 福井県図書館協会報「お泉水」No.18. 福井県図書館協会. p. 2 (1987年10月15日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ “坂井市教育振興基本計画(改訂版)” (PDF). 坂井市教育委員会. p. 38 (2016年3月). 2020年12月6日閲覧。
- ^ “坂井図書館 5.1(水)開館” (PDF). 広報さかい お知らせ版 平成25年4月号. 坂井市 (2013年4月25日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ “福井県坂井市に中学校併設の新図書館が開館” (PDF). カレント・アウェアネス・ポータル. 国立国会図書館 (2013年5月2日). 2020年12月6日閲覧。
参考文献
編集- 加藤良夫(武生市立図書館) 著「福井県」、日本図書館協会 編『近代日本図書館の歩み 地方篇』日本図書館協会、1992年3月、319-333頁。ISBN 4-8204-9123-7。