地蔵寺 (諏訪市)
長野県諏訪市にある寺院
地蔵寺(じぞうじ)は、長野県諏訪市にある曹洞宗の寺院。山号は愛宕山。本尊は延命地蔵大菩薩、脇本尊に千手観世音菩薩を祀る。
地蔵寺 | |
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所在地 | 長野県諏訪市岡村2-12-16 |
位置 | 北緯36度02分37.1秒 東経138度07分37.2秒 / 北緯36.043639度 東経138.127000度座標: 北緯36度02分37.1秒 東経138度07分37.2秒 / 北緯36.043639度 東経138.127000度 |
山号 | 愛宕山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 延命地蔵大菩薩 |
札所等 | 伊那諏訪八十八霊場20番 |
法人番号 | 3100005007952 |
由緒
編集金子城の鬼門除けの寺として1584年(天正12年)建立。開基は金子城主・諏訪頼忠。
高島城への移転を機に高島城の鬼門除けの寺、諏訪藩の祈願所として1689年(元禄2年)現在地に移転。開基は高島城主・諏訪忠晴。 開山は群亀応逸。中興開山は露山恵白。
霊場札所
編集- 伊那諏訪八十八霊場(28番)延命地蔵大菩薩「梓弓ひくもはなつも六つのみち こまにまかせて行きめぐるらん」
- 諏訪郡百番霊場(西29番) 千手観世音菩薩「来て見ればちかひ尊き地蔵でら 心も澄める法のきよ水」
- 諏訪三十三観音霊場(23番)
庭園
編集庭園は日本百名庭園のひとつで、「池泉鑑賞兼回遊式庭」(江戸初期の様式の代表作)で指定文化財名勝。 天然記念物「清水之飛泉」(滝)がある。 庭園の放生池には祈願成就や供養のための鯉が放たれ、「鯉(恋)の寺」の愛称で親しまれている。
加持湧出御霊水
編集中興開山の露山恵白が49日間断食坐禅をし、満願の日立ち上がろうとしてよろめき金剛杖に縋った。杖の下から清水が湧き出たといわれる。
観音百八態
編集本堂の改築に際し、石田豪澄作の天井画「観音百八態」が奉納された。
境内
編集- 本堂
- 開山堂
- 山門
- 元禄門
- 鐘楼堂
- 奥之院(愛宕神社=愛宕大権現勝軍地蔵尊〜城下平安火防守護善神)
ゆかりの人物
編集アクセス
編集参考文献
編集- 『信州の文化シリーズ 寺と神社』1981年 信濃毎日新聞社
- 『探訪 信州の古寺 禅宗』1996年 郷土出版社
- 新田次郎著小説『からかご大名』短編集(地蔵寺と住職も登場する「諏訪二の丸騒動」収録)新潮文庫 1985年ISBN 978-4101122267