園池 実覧(そのいけ さねみ、1922年3月16日 - 2014年6月9日)は東京府出身の応用物理学者。工学博士中央大学名誉教授応用物理学会功労会員、中央大学名誉評議員、霞会館会員。

経歴

編集

子爵園池公致の長男として東京市四谷区信濃町に生まれ育つ。

1945年東京大学工学部機械工学科卒業。

1951年、東京大学大学院応用物理特別研究生後期修了。

1952年、東京大学工学部応用物理学科講師。

1953年中央大学工学部教養物理助教授。

1960年、中央大学工学部教授

1962年、中央大学理工学部物理学科教授。

1964年応用物理学会理事。

1968年、応用物理学会評議員。

1970年、中央大学評議員。

1992年、中央大学名誉教授。同年、応用物理学会功労会員。

2000年、中央大学名誉評議員。

論文

編集
  • 「臭化銀結晶の光電流」園池実覧・三田陽、応用物理、第28巻10号602-608ページ(1959年)
  • 「熔融塩化銀結晶の硫黄増感」園池実覧、日本写真学会誌50巻483-491ページ(1987年)
  • 「ハロゲン化銀結晶における潜像核の構造」園池実覧、日本写真学会誌53巻525-528ページ(1990年)
  • 「ハロゲン化銀結晶の感光核と感光生成物」園池実覧、日本写真学会誌56巻36-42ページ(1993年)
  • 「科学的終末論とその限界」園池実覧、中央評論127、第26巻1号(1974年)
  • 「研究余滴」園池実覧、中央評論129、第26巻3号(1974年)
  • 「反科学的随想」園池実覧、中央評論133、第27巻1号(1975年)
  • From Bulk to Surface Sensitization
  • The Origin of Space and Time
  • A Comment on The Ultimate Sensitivity

受賞(章)歴

編集

1968年、日本写真学会賞技術賞受賞。

1994年、日本写真学会賞功績賞受賞。

1998年勲三等瑞宝章受章。

参考文献

編集