国際連合安全保障理事会決議2016
国際連合安全保障理事会決議2016(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ2016、英: United Nations Security Council Resolution 2016: UNSCR2016)は は、2011年10月27日に国際連合の安全保障理事会において採択された、リビア情勢についての決議[1]。
国際連合安全保障理事会
決議2016 | |
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日付: | 2011年10月27日 |
形式: | 安全保障理事会決議 |
会合: | 6,640回 |
コード: | S/RES/2016 |
文書: | 英語 |
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投票: | 賛成: 15 反対: 0 棄権: 0 |
主な内容: | リビア内戦 |
投票結果: | 採択 |
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安全保障理事会(2011年時点) | |
常任理事国 | |
中国 フランス ロシア イギリス アメリカ合衆国 | |
非常任理事国 | |
ボスニア・ヘルツェゴビナ ブラジル コロンビア ドイツ ガボン | |
インド レバノン ナイジェリア ポルトガル 南アフリカ共和国 | |
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リビアの地図 |
概要
編集国連安保理決議2016は、2011年リビア内戦の終結とムアンマル・アル=カッザーフィー (カダフィ) の死後に伴い、リビアにおける「前向きな進展」("positive developments") を認識し、全会一致で採択された決議。民間人を保護するための「あらゆる必要な措置」("all necessary measures") をとることを加盟国に認め、多くの外国軍による軍事介入の法的根拠となった安保理決議1973の終了日を2011年10月31日のリビア現地時間23時59分と規定。決議1973で設定された飛行禁止区域も同日解除した[2]。
内容
編集以下を決議した。
投票結果
編集賛成 (15) | 棄権 (0) | 反対 (0) |
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* 常任理事国は太字で表記。
主な議論
編集採択後のコメントで各理事国は次のように述べた。
- 英国代表ウィリアム・ヘイグ外相 -「リビアの平和で民主的な未来に向けた一里塚」("milestone towards a peaceful, democratic future for Libya"[3])
- 米国代表スーザン・ライス大使 - 「安全保障理事会の経験における誇らしい一章」("a proud chapter in the Security Council's experience"[3])
- ロシア代表ヴィタリー・チュルキン大使 - 「NATO理事会がこの決定に従って行動することを期待する」("expect the NATO council to act in accordance with this decision"[4])
関連項目
編集参考文献
編集- ^ “SECURITY COUNCIL VOTES UNANIMOUSLY TO END NATO CIVILIAN PROTECTION MANDATE IN LIBYA, FOLLOWING AUTHORITIES’ FORMAL DECLARATION OF LIBERATION”. United Nations. 2011年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月19日閲覧。
- ^ “SECURITY COUNCIL VOTES UNANIMOUSLY TO END NATO CIVILIAN PROTECTION MANDATE IN LIBYA, FOLLOWING AUTHORITIES’ FORMAL DECLARATION OF LIBERATION”. United Nations. 2011年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月19日閲覧。
- ^ a b BBC News - UN Security Council votes to end Libya operations, 27 October 2011
- ^ “Xinhua - UN Security Council adopts resolution to end Libyan mandates, 28 October 2011”. 31 October 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。27 October 2011閲覧。
外部リンク
編集- 決議全文
- Security Council Resolution - 安全保障理事会決議集