国民総力朝鮮連盟(こくみんそうりょくちょうせんれんめい、旧字体國民總力朝鮮聯盟朝鮮語: 국민총력조선연맹國民總力朝鮮聯盟)は、日本統治時代の朝鮮における新体制運動を担う組織として、朝鮮総督府機関紙である毎日新報の社長である崔麟理事として、1940年(昭和15年)に結成された団体。

皇紀2600年を寿ぐ朝鮮日報(昭和15年1月1日)
右に「天皇陛下의御威德(天皇陛下の御威徳)」と昭和天皇・香淳皇后の肖像、左に「興亞維新達成에奮躍・使命을盡竭!(興亜維新達成に奮躍・使命を尽くせ!)」という南次郎総督の談話が掲載されている。

1938年(昭和13年)に結成された「国民精神総動員朝鮮連盟」の後身で、内地大政翼賛会に相当する団体である。

概要

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朝鮮に在住する全住民が対象である。属地的組織であるため、内地人も大政翼賛会ではなく、国民総力朝鮮連盟に入ることになっていた。

「道義朝鮮の確立」の理念の下、緊迫する国際情勢に対応できる指導体制の確立を目指した。

中央本部は朝鮮総督府に置かれ、総裁は朝鮮総督、副総裁は政務総監、顧問は朝鮮軍司令官、京城帝国大学総長などが就いた。

地方組織として国民総力道連盟、国民総力市郡連盟、愛国班(内地における隣組)などが設置された。

また職域団体として、「仕奉隊」などがあった。

関連項目

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