四国急行バス
四国急行バス株式会社(しこくきゅうこうバス)は、かつて愛媛県松山市と香川県高松市を結ぶバス路線を有した企業。
種類 | 株式会社 |
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略称 | 四急(よんきゅう) |
本社所在地 |
日本 〒790 愛媛県松山市湊町五丁目1番地1 |
設立 | 1964年(昭和39年)3月12日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送業 |
代表者 | 代表清算人 宮脇 先 |
資本金 | 3,000万円 |
発行済株式総数 | 6万株 |
従業員数 | 68名 |
主要株主 | 伊予鉄道 、瀬戸内運輸、琴平参宮電鉄 |
特記事項:国鉄バス北四国急行線と並行 |
沿革
編集- 1964年(昭和39年)3月12日: 伊予鉄道、瀬戸内運輸、琴平参宮電鉄と共同出資(後に高松琴平電鉄も出資)で愛媛県松山市湊町五丁目13番地に設立。
- 1965年(昭和40年)3月18日: 高松 - 松山間(国鉄バス北四国急行線)と並行し開業。
- 1977年(昭和52年)
- 1月:利用低迷のため廃止。
- 2月1日:解散。
- 8月29日:清算結了。
- 1979年(昭和54年)7月22日: 並行する国鉄バス北四国急行線も廃止された。
路線
編集- 1965年3月18日 開業
運行区間
- ※四国急行バスの松山は松山市駅
- ※ 四国急行バス11往復、国鉄バス6往復。(うち1往復は特急便)
- ※ 所要時間:特急3時間55分、急行4時間10分 途中休憩は川之江で5分間
1966年7月15日
- 松山側の発着駅を統一
- 大街道一丁目-松山 廃止
- 大街道一丁目-松山市駅-松山 開業
- 金蔵寺町、国道観音寺、土居町 開駅
1970年8月27日
- 国道高瀬、久米 開駅
1974年8月30日
- 西条常心から国道西条に改称。
1975年9月
- 四国急行バス10往復を5往復に減回
1975年12月5日
- 郷東橋、国道端岡、大頭、横河原、新立 開駅
- 国鉄バス1往復減回
停留所増設後(1975年12月当時)
- 高松駅 - 五番町 - 郷東橋 - 国道端岡 - 坂出駅前 - 丸亀駅前 - 金蔵寺町 - 国道高瀬 - 国道観音寺 - 豊浜駅前 - 川之江駅前 - 伊予三島駅前 - 土居町 - 新居浜東城 - 国道西条 - 伊予小松 - 大頭 - 川内 - 横河原 - 久米 - 新立 - 大街道 - 松山駅 -松山市駅
- ※ 四国急行バス5往復、国鉄バス4往復
- ※ 所要時間:4時間00分
- ※ 高松駅は近鉄琴参会館前 松山市駅は伊予鉄バスターミナル。
本社・営業所
編集本社は伊予鉄道本社内にあり、営業所は高松、川之江にあった。運転士、車掌は設立後に採用したが、事務職の多くは伊予鉄道からの出向である。
車両
編集出資会社等の関係もあり、日野自動車製、車体は金産自動車工業であった。後にトイレ付の車両が導入された。会社解散後はそれぞれの出資会社に引き取られた。
参考文献
編集- バスジャパンハンドブックシリーズ10『瀬戸内運輸』(1996年)、BJエディターズ
- 伊予鉄道100年史(1987年)、伊予鉄道株式会社
- 松山地方法務局備付四国急行バス株式会社閉鎖登記簿(1977年8月30日閉鎖)