品川グループ
品川グループ(しながわグループ)は、富山県のトヨタ自動車系列のディーラーなどで構成されている日本の企業グループである。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒930-0018 富山県富山市千歳町2丁目5番26号 北緯36度41分50.5秒 東経137度13分14.7秒 / 北緯36.697361度 東経137.220750度座標: 北緯36度41分50.5秒 東経137度13分14.7秒 / 北緯36.697361度 東経137.220750度 |
設立 | 1990年3月29日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 7230001001868 |
事業内容 | グループ会社の統括・事業運営など |
代表者 | 代表取締役社長 品川祐一郎 |
資本金 | 3,000万円(2019年現在) |
従業員数 | 91人(2019年現在) |
主要子会社 | |
外部リンク |
www |
概要
編集品川グループは、1917年(大正6年)10月1日に創業者の品川忠蔵がタクシー事業として品川自動車商会を設立したのが起源となっている[1][2]。タクシーのほかに1920年には乗合バス事業にも参入[1]。なお、バス事業は1932年6月22日に富山電鉄自動車(現在の富山地方鉄道)へ譲渡している[3][4][5]。自動車輸送が原点となり、品川はその後自動車販売や自動車関連事業を展開していくことになる。現在のトヨタ自動車の販売網のルーツは、1946年9月2日の富山トヨタ自動車販売(現在のトヨタモビリティ富山)の設立が起源となっている[6]。
現在はトヨタ自動車およびダイハツ工業のディーラー、ダイハツ工業のディーラー、トヨタレンタリースなどの自動車関連の企業のほかに、タクシー事業者などで構成される企業グループとなっている。
沿革
編集現在のグループ企業
編集各企業の詳細ならびに店舗の詳細は、各社の公式サイトを参照。諸表は2024年時点、現在の「持株会社」のグループ構成企業は★印で記載している。
自動車販売・整備・レンタル・リース
編集- トヨタモビリティ富山株式会社★
- 創業:1917年10月1日(品川自動車商会)[2]。
- 設立:2021年1月1日(富山トヨタ自動車株式会社、富山トヨペット株式会社、ネッツトヨタノヴェルとやま株式会社を統合合併)[9]
- 資本金:8000万円
- 従業員数:557人
- 本社:富山県富山市千歳町2丁目5番26号
- 展開店舗:トヨタモビリティ、レクサス、トヨタレンタリース
- 富山ダイハツ販売株式会社★
- 設立:1932年7月15日(品川自動車株式会社) - 品川グループ創業時の品川自動車商会が起源となっている[10]。
- 資本金:2000万円
- 従業員数:182人
- 本社:富山県富山市千歳町2丁目5番26号
- 展開店舗:ダイハツ
産業機械
編集- トヨタL&F富山株式会社(トヨタL&F)★
- 山室重機株式会社★
タクシー事業
編集- 富山交通株式会社
- 創業:1939年4月12日[15][16]
- 設立:1950年8月1日[17]
- 資本金:4600万円
- 従業員数:259人
- 本社・配車センター・整備工場:富山県富山市双代町2番1号
- 関連会社:富タク大沢野交通株式会社、電気交通株式会社、八尾交通株式会社
その他
編集- 株式会社品川グループ本社★
- 事業概要:グループ各社の統括、不動産管理・賃貸
- 設立:1990年3月29日(株式会社トコシー)[11]
- 資本金:3000万円
- 従業員数:91人
- 本社:富山県富山市千歳町2丁目5番26号
- 社内カンパニー:品川商事カンパニー(ENEOSブランドのガソリンスタンド、ダンロップの店舗運営)、トコシーカンパニー(不動産管理・賃貸など)
- 品川グループ厚生年金基金(厚生年金基金)
過去のグループ企業
編集- 富山トヨタ自動車株式会社
- 富山トヨペット株式会社
- ネッツトヨタノヴェルとやま株式会社
- 第一トヨペット株式会社
- 1955年2月11日に品川自動車販売株式会社として設立(本社は東京都台東区豊住町29番地)[21]、1970年4月1日に品川自動車販売株式会社から改称[22]。
- 1973年に品川グループの傘下から離れ、東京トヨペットのサブディーラーとなる[22]。1977年12月27日には第一トヨペット株式会社の株を全額東京トヨペットに売却[23]。
- 株式会社トヨタレンタリース富山(トヨタレンタリース)★
- 品川商事株式会社
- 品川石油株式会社
- タイヤセレクト富山株式会社
- 株式会社トコシー(不動産管理)
販売会社・店舗網の統合
編集2019年(平成31年)に、品川グループ本社はグループの販売会社3社(富山トヨタ自動車・富山トヨペット・ネッツトヨタノヴェルとやま)を1社に統合する方針を決定した[28][29]。これは、トヨタ自動車が2022年から2025年までにすべての店舗において全車種を取り扱う方針に基づいての措置である[29][30]。
2021年1月に3社を統合して「トヨタモビリティ富山」が設立された[31]。
提供番組
編集すべて一社提供、特記無き限りトヨタモビリティ富山名義での提供。
- 現在(2023年9月時点)
- FMとやま
- トヨタモビリティ富山 モーニング・ポップス
- トヨタモビリティ富山 山中千尋 いつだってT-TIME
- トヨタモビリティ富山 presents 高原兄のサンクス・スマイル・ミュージック
- 富山ダイハツ「林輝幸のオッケイQ」(富山ダイハツ販売)
- 富山ダイハツ オッケイウィークエンド(富山ダイハツ販売)
- レクサス富山 アメージング クラシック(トヨタモビリティ富山・レクサス富山)
- KNBラジオ
- イブニングbox(平日のみ)
- 過去
脚注
編集- ^ a b 品川グループ100年の歴史 創業
- ^ a b c 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)126頁。
- ^ 品川グループ100年の歴史 時代を見通す目—自動車販売への進出と業界の発展を支えて
- ^ 『富山地方鉄道五十年史』富山地方鉄道、1983年3月28日、239頁。
- ^ 南竹蔵・瓜生俊教『富山県自動車交通史』桂書房、1989年4月、80頁。
- ^ a b 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)129頁。
- ^ “100年の創業精神を受け継ぎグループ統括の新体制 富山トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 品川祐一郎氏” (PDF). 富山県経営者協会. 2019年5月21日閲覧。
- ^ a b c 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)140頁。
- ^ <終了>【オンラインイベント】富山×未来をみんなで語ろう! 2021年度の富山はどこへ向かう?(note、2024年4月27日閲覧)
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)127頁。
- ^ a b c 『品川グループ80年史』(1998年10月1日、品川グループ発行)310頁。
- ^ a b 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)139頁。
- ^ a b 『品川グループ80年史』(1998年10月1日、品川グループ発行)316頁。
- ^ a b 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)140頁。
- ^ 南竹蔵・瓜生俊教『富山県自動車交通史』桂書房、1989年4月、620頁。
- ^ 南竹蔵・瓜生俊教『富山県自動車交通史』桂書房、1989年4月、716頁。
- ^ a b 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)130頁。
- ^ 『品川グループ80年史』(1998年10月1日、品川グループ発行)321頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)131頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)135頁。
- ^ 『品川グループ80年史』(1998年10月1日、品川グループ発行)314頁。
- ^ a b 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)134頁。
- ^ 『品川グループ80年史』(1998年10月1日、品川グループ発行)318頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)133頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)128頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)142頁。
- ^ 『富山県にクルマの歴史を築いて100年 品川グループ100年の軌跡』(2017年12月20日、品川グループ本社発行)138頁。
- ^ 『品川グループ、県内トヨタ販売店3社の一社化検討を開始』(PDF)(プレスリリース)品川グループ本社・富山トヨタ自動車・富山トヨペット・ネッツトヨタノヴェルとやま、2019年1月10日 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b “富山のトヨタ系3販社 統合検討 品川グループ本社”. 日本経済新聞. (2019年1月10日) 2019年5月21日閲覧。
- ^ “【変わるトヨタ】(4)競争激化 事業再編を加速 販売店にメス、社員に葛藤も”. SankeiBiz. (2019年5月2日) 2019年5月21日閲覧。
- ^ “来年1月「トヨタモビリティ富山」設立 品川グループ統合会社の社名”. 北日本新聞ウェブ[webun ウェブン] (2020年4月8日). 2020年5月3日閲覧。
関連項目
編集- 富山県自動車学園 - 品川グループ創業者の品川忠蔵が設立。
- トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場(富山地方鉄道富山軌道線) - 旧名は富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場。2020年3月20日から同年12月31日までは京福電気鉄道(京福)北野線の等持院駅から改称された等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅に読み仮名数で日本一を明け渡していたが、2021年1月1日に富山トヨタ自動車・富山トヨペット・ネッツトヨタノヴェルとやまが経営統合したことに伴い10か月ぶりに日本一へ返り咲いた。