吉良経家
鎌倉時代の武将。奥州（武蔵）吉良氏（前期東条吉良氏）3代。上総介。陸奥国安達郡藤谷庄四本松城主。子に吉良氏家。
吉良 経家（きら つねいえ）は、鎌倉時代の武将。奥州（武蔵）吉良氏（前期東条吉良氏）3代当主。
| 時代 | 鎌倉時代 |
|---|---|
| 生誕 | 不明 |
| 死没 | 不明 |
| 別名 | 又太郎 |
| 官位 | 上総介 |
| 氏族 | 奥州（武蔵）吉良氏 |
| 父母 | 父：吉良経氏 |
| 子 | 貞家、貞経、氏家 |
『尊卑分脈』の経家の注に「号藤谷」とあり、陸奥国安達郡藤谷庄を領し、藤谷氏を称したという。また、同郡に四本松城（福島県二本松市）を築きこれに拠ったとしているが、現在、藤谷庄の位置もわかっておらず、確証を得られていない。経家の子・貞家の代になり、奥州管領として勢威を振るったことから、誤って伝承されたものと考えられる。
出典
編集- 「吉良町史 中世後期・近世」
- 荻野三七彦「関東武士研究叢書4 吉良氏の研究」（名著出版 1975年）