吉祥院 (川口市)
埼玉県川口市にある真言宗智山派の寺院
吉祥院(きちじょういん)は、埼玉県川口市にある真言宗智山派の寺院。
吉祥院 | |
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所在地 | 埼玉県川口市南町2-6-8 |
位置 | 北緯35度48分17.1秒 東経139度42分15.3秒 / 北緯35.804750度 東経139.704250度座標: 北緯35度48分17.1秒 東経139度42分15.3秒 / 北緯35.804750度 東経139.704250度 |
山号 | 珍珠山 |
院号 | 吉祥院 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 毘沙門天 |
創建年 | 不詳 |
中興年 | 室町時代 |
中興 | 宥鎮和尚 |
札所等 | 北足立八十八ヵ所霊場第68番札所、武蔵国八十八ヶ所霊場第68番札所、武州足立百不動尊霊場第38番札所、武州川口七福神の毘沙門天 |
公式サイト | 珍珠山・多聞寺・吉祥院‐埼玉県川口市真言宗のお寺 |
法人番号 | 5030005012231 |
歴史
編集創建年代は不明であるが、室町時代に宥鎮和尚が中興していることから、その頃までには既に存在していたものと推測される[1]。
当初は荒川の堤防にあり、洪水の度に地元住民によって再建され続けてきた。境内には八幡神社が置かれ、その別当寺になっていた[1][2][3]。
宥鎮和尚は同市の錫杖寺を中興した僧侶である。そういう経緯により、当寺は錫杖寺の末寺となっている。一説では現在地に移転したのは宥鎮の代だといわれている[1][2][3]。
当寺の本尊は毘沙門天である。これは行基自ら彫ったものといわれており、太田道灌が江戸城を築城する際に北の守り本尊として安置されていたが、当寺の中興時に道灌が寄進したものといわれている[1][3]。
なお、かつて境内にあった八幡神社は移転時に分離し、1974年(昭和49年)に氷川神社と合併し横曽根神社となっている[3]。
交通アクセス
編集- 川口駅より徒歩17分。
脚注
編集参考文献
編集- 川口市郷土史会 監修『我がまち川口・再発見 元気の良い日は川口散歩』川口市、2008年