吉祥寺 (さいたま市)
埼玉県さいたま市緑区にある天台宗の寺院
吉祥寺(きちじょうじ)は、埼玉県さいたま市緑区にある天台宗の寺院。山号は宝珠山。院号は十輪院。本尊は阿弥陀如来。山門は市内最古の寺院建築のひとつである。
所在地 | 埼玉県さいたま市緑区大字中尾1410 |
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位置 | 北緯35度52分25.8秒 東経139度41分13.9秒 / 北緯35.873833度 東経139.687194度座標: 北緯35度52分25.8秒 東経139度41分13.9秒 / 北緯35.873833度 東経139.687194度 |
山号 | 宝珠山[1] |
院号 | 十輪院 |
宗旨 | 天台宗[1] |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 829年 |
開山 | 円仁[1] |
中興 | 法印頼定[1] |
文化財 | 山門 |
法人番号 | 7030005000036 |
歴史
編集この寺の創建年代については不詳であるが、寺伝によれば平安時代前期の天台宗の僧円仁(794年 - 864年)が829年に地蔵菩薩を安置して創建したとされ、その後中興されて阿弥陀如来を本尊とした。江戸時代には多くの末寺・門徒寺院を有し、江戸幕府から朱印状を与えられる天台宗の中心的寺院のひとつであった。 1774年に山門と楼鐘以外が焼失したが、1775年から1810年にかけて現在の堂宇が再建された。1868年(慶応4年)彰義隊に擁立されて上野戦争に巻き込まれた北白川宮能久親王が一時身を寄せている。
文化財
編集脚注
編集- ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 中尾村.
- ^ さいたま市 文化財紹介.
参考文献
編集外部リンク
編集- “文化財紹介 吉祥寺山門”. さいたま市 (2020年11月24日). 2021年3月14日閲覧。