吉田 遠志(よしだ とおし、1911年7月25日 - 1995年7月1日)は、日本版画家[1]

吉田遠志による木版画「雨傘」

人物

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東京市(現在の文京区)出身。父親は吉田博。弟は吉田穂高。父親に油彩画を学び[2]、さらに自ら木版画の技法を習得。1951年には日本版画協会の会員になり、海外にも渡るなどして世界各地で版画家としての活躍を見せた。1970年代にはアフリカへ渡り、野生動物などを題材とした作品を多数作った。「動物絵本シリーズ」で絵本にっぽん賞などを受賞しているが、その他にも、産経新聞「美術賞」やフランス「翻訳出版賞」、東京児童書「国際オーナリスト賞」、 フランス「異文化理解貢献賞」、エルバ賞などを受賞している[3]。1972年、遠志は中落合から世田谷区若林に引っ越しており、そこでインターナショナル吉田版画アカデミーを開設し、多くの後進を育て ている。彼の作品は、ニューヨーク近代美術館ボストン美術館など世界の美術館に所蔵されている。 なお、息子の吉田司も版画家になっている。

作品

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  • 「文鳥」 木版画 1927年 東京国立近代美術館所蔵
  • 「雷鳥」 木版画 1930年 東京国立近代美術館所蔵
  • 「飛ぶ」 木版画(自刻) 1975年
  • 「走る」 木版画(自刻) 1975年
  • 「ある日の東アフリカ」(自刻) 木版画 1981年

脚注

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外部リンク

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