吉もと誠
吉もと 誠(よしもと まこと、1977年4月6日[1] - )は、日本の漫画家。千葉県出身[1]。日本デザイナー学院デザイン研究科マンガコース出身[2]。
よしもと まこと 吉もと 誠 | |
---|---|
生誕 |
1977年4月6日(47歳) 日本・千葉県 |
職業 | 漫画家 |
ジャンル | 児童漫画 |
受賞 |
コロコロ漫画大学校2005年冬期金メダル(『二年空手組キンジくん』) 小学館新人コミック大賞第58回児童部門佳作(『ユメチャ!』) 第61回小学館漫画賞児童向け部門(『ウソツキ!ゴクオーくん』) |
来歴
編集28歳の時に『二年空手組キンジくん』がコロコロ漫画大学校で2005年冬期金メダルを受賞[3]。受賞時の名義は本𠮷誠[3]。
30歳の時に『ユメチャ!』が小学館新人コミック大賞第58回児童部門で佳作を受賞[1]。同期受賞者に井上桃太、萬屋不死身之介がいる[1]。
2016年、『ウソツキ!ゴクオーくん』が第61回小学館漫画賞児童向け部門を受賞[4]。
人物
編集ファミコンのソフトを80個くらい持っていることが自慢で[5]、今まで一番ハマったゲームは「ロックマン」[6]。好きなお笑い芸人にトム・ブラウンを挙げている[7]。
漫画家について
編集『週刊少年ジャンプ』に4回くらい持ち込んだことがあるが、編集者に漫画作品の主人公の年齢や読者層が低いと言われ、子供向け雑誌を勧められた[3]。その後、甥が持っていた『コロコロコミック』を読み、面白さに衝撃を受け、漫画を投稿した[3]。元々は『ジャンプ』で描くつもりだったため、『コロコロ』で描くことに後ろめたさがあり、子供向け漫画の描き方に悩んで追い詰められていたところから、『ゴクオーくん』のダークな主人公が生まれた[3]。『コロコロ』の編集者に樫本学ヴの漫画を読み勉強するように言われ、参考にしている[3]。キャラクターの頭身が高くなってしまう時はのび太を想像し、軌道修正している[8]。
作画はアナログ作業である[8]。ネームに詰まった時は頭を小学生に戻し、面白いか、意味がわかるかと自問自答しながら考えている[9]。目標は『ウソツキ!ゴクオーくん』の連載1話目でしか取れたことがないアンケート1位を再び取ること[9]。平成で一番嬉しかったことは『コロコロ』で漫画家になれたことだといい[10]、児童漫画家であることを誇りに思っており、大人になった読者が「ゴクオーくんは面白かった」と言ってくれることを期待している[3]。
好きな漫画家など
編集すごいと思う漫画家に村瀬範行を挙げている[3]。漫画を描くきっかけとなった漫画は『ドラえもん』[11]。富樫義博が好きで、自身の絵に影響する時がある[8]。特に『幽☆遊☆白書』に影響を受け、刺激を受けたと語っている[12]。『キン肉マン』が好きで「プロレスマン」というオマージュ漫画を描いたことがある[8]。
作品リスト
編集連載
編集- ウソツキ!ゴクオーくん(『別冊コロコロコミック』2011年10月号 - 2012年8月号→『月刊コロコロコミック』2012年9月号 - 2021年9月号[13]、2021年10月号別冊付録[14]、全25巻)
- カシバトル(『別冊コロコロコミック』2021年6月号[15]、『月刊コロコロコミック』2021年11月号、2022年2月号(予告漫画[16])、2022年3月号 - 2022年11月号(第1章[17])→『週刊コロコロコミック』2023年1月5日[17] - 、既刊1巻) - 読み切りから連載化[16]
読み切り
編集- びっくり計算王子 マハラジャくん(『月刊コロコロコミック』2007年7月号) - 単行本未収録。
- 魂!ドラグレイド(『別冊コロコロコミック』2008年6月号 - 10月号) - 単行本未収録。
- フルスイング!!イチロー(『別冊コロコロコミック』2009年12月号) - 単行本未収録。
- ブチカマシ!(『別冊コロコロコミック』2010年4月号 - 10月号) - 単行本未収録。
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d “まんが家を目指す人は必ず読むべし! 『ウソツキ!ゴクオーくん』吉もと誠×『コロッケ!』樫本学ヴSP対談〜1〜”. コロコロオンライン (2019年2月6日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “マンガ科卒業生情報 吉もと誠先生”. 日本デザイナー学院 (2019年2月6日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “「僕は児童まんが家であることを誇りに思っています」 『ウソツキ!ゴクオーくん』吉もと誠×『コロッケ!』樫本学ヴSP対談〜2〜”. コロコロオンライン (2019年2月7日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “第61回小学館漫画賞に「海街diary」「Sunny」「ハイキュー!!」など”. コミックナタリー (2016年1月22日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2018年12月号目次コメントより。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2020年9月号目次コメントより。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2021年2月号目次コメントより。
- ^ a b c d “かつて描いたオマージュ作品『プロレスマン』『ケツ肛門』!? 『ウソツキ!ゴクオーくん』吉もと誠×『コロッケ!』樫本学ヴSP対談〜3〜”. コロコロオンライン (2019年2月8日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b “「うんこを出すなら、その必然性がないとダメです」 『ウソツキ!ゴクオーくん』吉もと誠×『コロッケ!』樫本学ヴSP対談〜4〜”. コロコロオンライン (2019年2月9日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2019年5月号目次コメントより。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2020年3月号目次コメントより。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2020年8月号目次コメントより。
- ^ “「ウソツキ!ゴクオーくん」10年の連載に幕、武井宏之×今田ユウキの新連載も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月12日) 2021年8月12日閲覧。
- ^ “「ウソツキ!ゴクオーくん」“本当の最終回”は次号、72時間限定で全話無料公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月12日) 2021年9月15日閲覧。
- ^ “【ミラコロGP参戦作品】『カシバトル』(吉もと誠)”. コロコロオンライン. 小学館 (2021年4月29日). 2021年10月15日閲覧。
- ^ a b ウソツキ!ゴクオーくん公式アカウント 2022年1月14日のツイート、2022年1月15日閲覧。
- ^ a b “まいぜんシスターズが冒険に挑む“かわギャグ”マンガ、コロコロで連載化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年10月15日) 2023年1月5日閲覧。