川口技研プレゼンツ 司馬遼太郎短篇傑作選(かわぐちぎけんプレゼンツ しばりょうたろうたんぺんけっさくせん)は、ラジオ大阪で制作・放送されている、大阪ゆかりの作家・司馬遼太郎作品の朗読番組である。ナビゲーターは竹下景子。 2012年10月6日放送開始で毎週土曜日に放送されている。

川口技研プレゼンツ
司馬遼太郎短篇傑作選
ジャンル 朗読番組
放送方式 収録
放送期間 2012年10月6日 -
放送時間 土曜 18:00 - 18:30(30分)
放送回数 600回(2024年3月30日地点)
放送局 ラジオ大阪
パーソナリティ 竹下景子
出演 作品替わり
提供 川口技研
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概要

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「ラジオ大阪開局55周年記念」作品[1]である[注 1]。歴史小説や紀行随筆など、数多くの文学作品を発表してきた司馬がデビュー直後のごく初期の短編小説や随筆を取りあげ、竹下によるナビゲーションパートと、声優によるナレーションパートを交えて送る[1]。協力と原作は文藝春秋刊「司馬遼太郎短篇全集」。

一作品を数回に分け、ナビゲーターは作品の解説や前回までのあらすじ、次回予告などを伝えるガイド役を務め、ナレーションは一人の声優が全編を読み切るスタイルとなっている。放送期間は10月第1週から翌年9月最終週までを1シーズンとしており[注 2]、1シーズンにつき基本的には8作朗読[注 3]。そして各シーズンの最終作品は竹下がナレーションも務めている[注 4]。作品によって収録時間がまちまちであり、放送枠に収めるためにナレーションは各回の前後を重複させて時間調整している。

出演する声優は、第7期までは青二プロダクション所属者のみ(中井和哉は第5期以降、唯一全期皆勤中)で、中でも女性は第3期の渡辺美佐のみであった[注 5][注 6] 。当時は毎年10月のシーズン開始時に年間の朗読作品・担当声優を番組公式サイトで公表していた。第8期以降は個人事務所所属者やフリーランス、他事務所所属者も出演している。

関東地方では、ラジオ大阪と別ネットワークのTBSラジオJRNキー局) でネットされている[注 7]。 開始当初には他の地方局でもネットされていた[注 8]

2024年3月30日の放送で放送600回を迎えた。また同年7月から8月にかけて第11期までの作品を対象にアンケート(人気投票)を実施し、同年10月からの第13期は「もう一度聴きたい、司馬遼太郎短篇傑作選」と題してアンケートの上位作品で構成する予定[注 9]

放送作品

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第1期(2012年10月 - 2013年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2012年10月 軍師二人 1963年6月 銀河万丈
2012年11月 - 12月 大坂侍 1959年5月 阪脩
2012年12月 - 2013年2月 おお、大砲 1961年10月 田中秀幸
2013年2月 - 3月 天明の絵師 1964年10月 永井一郎
2013年4月 - 5月 人斬り以蔵 1964年3月 中井和哉
2013年6月 - 7月 沖田総司の恋[注 10] 1963年8月 緑川光
2013年7月 - 9月 王城の護衛者 1968年5月 石塚運昇

第2期(2013年10月 - 2014年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2013年10月 - 11月 慶応長崎事件 1963年12月 置鮎龍太郎
2013年11月 - 12月 けろりの道頓 1960年6月 阪脩
2014年1月 - 2月 伊達の黒船 1964年11月 田中秀幸
2014年2月 - 3月 桜田門外の変[注 11] 1963年12月 竹本英史
2014年4月 - 5月 金吾中納言[注 12] 1962年4月 中井和哉
2014年5月 - 7月 真説宮本武蔵 1966年10月 銀河万丈
2014年7月 - 9月 城の怪 1969年4月 野島健児
2014年9月 侍はこわい 1961年6月 竹下景子

第3期(2014年10月 - 2015年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2014年10月 - 11月 逃げの小五郎[注 11] 1963年7月 田中秀幸
2014年11月 - 2015年1月 胡桃に酒 1968年10月 石塚運昇
2015年1月 ただいま十六歳-近藤勇 1964年11月 渡辺美佐
2015年2月 - 3月 アームストロング砲 1965年9月 磯部弘
2015年3月 - 4月 女は遊べ物語[注 13] 1961年10月 草尾毅
2015年4月 - 5月 喧嘩草雲 1964年7月 神奈延年
2015年5月 - 7月 きつね馬 1965年2月 中井和哉
2015年7月 - 9月 言い触らし団右衛門 1961年7月 銀河万丈

第4期(2015年10月 - 2016年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2015年10月 - 11月 肥前の妖怪 1964年6月 草尾毅
2015年11月 - 12月 愛染明王 1964年10月 神奈延年
2016年1月 加茂の水 1965年3月 田中秀幸
2016年2月 - 3月 伊賀者 1963年1月 中井和哉
2016年4月 - 5月 岩見重太郎の系図 1961年11月 銀河万丈
2016年5月 - 7月 鬼謀の人 1964年2月 石塚運昇
2016年7月 - 8月 死んでも死なぬ[注 11] 1963年8月 野島健児
2016年8月 - 9月 壬生狂言の夜 1960年11月 竹下景子

第5期…5周年スペシャル 司馬遼太郎「新選組血風録」を読む(2016年10月 - 2017年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2016年10月 - 11月 油小路の決闘 1962年5月 神奈延年
2016年11月 - 12月 芹沢鴨の暗殺 1962年7月 中井和哉
2016年12月 - 2017年1月 長州の間者 1962年9月 置鮎龍太郎
2017年1月 - 2月 池田屋異聞 1962年11月 竹本英史
2017年3月 - 4月 虎徹 1963年3月 磯部弘
2017年4月 - 5月 前髪の惣三郎 1963年4月 野島健児
2017年5月 - 6月 胡沙笛を吹く武士 1963年5月 草尾毅
2017年6月 - 7月 三条磧さんじょうがわら乱刃 1963年6月 石川英郎
2017年7月 - 8月 沖田総司の恋 ※第1期6作目の再放送
2017年9月 菊一文字 1963年12月 竹下景子

第6期(2017年10月 - 2018年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2017年10月 - 11月 ペルシャの幻術師 1956年5月 中井和哉
2017年11月 - 12月 飛び加藤 1961年1月 石川英郎
2017年12月 - 2018年1月 果心居士の幻術 1961年3月 竹本英史
2018年1月 - 2月 花屋町の襲撃[注 11] 1963年2月 置鮎龍太郎
2018年3月 重庵の転々 1970年5月 神奈延年
2018年4月 - 5月 英雄児 1963年12月 銀河万丈
2018年5月 - 8月 淀君・その子[注 12] 1967年5月 田中秀幸
2018年9月 丹波屋のとうさん 1960年2月 竹下景子

第7期(2018年10月 - 2019年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2018年10月 - 11月 北ノ政所[注 12] 1966年12月 銀河万丈
2018年11月 - 12月 大和大納言[注 12] 1967年1月 神奈延年
2018年12月 - 2019年2月 侍大将の胸毛[注 13] 1961年12月 中井和哉
2019年2月 - 4月 斬殺 1968年8月 竹本英史
2019年4月 - 5月 宇喜多秀家[注 12] 1966年11月 田中秀幸
2019年6月 八条宮[注 12] 1967年4月 置鮎龍太郎
2019年7月 - 8月 雑賀の舟鉄砲 1961年3月 磯部弘
2019年8月 - 9月 弥兵衛奮迅[注 10] 1963年10月 竹下景子

第8期(2019年10月 - 2020年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2019年10月 - 11月 海仙寺党異聞[注 10] 1963年7月 福山潤
2019年11月 - 12月 盗賊と間者 1959年10月 小野大輔[注 14]
2019年12月 - 2020年2月 美濃浪人 1966年10月 野島健児
2020年2月 - 3月 下請忍者 1959年12月 緑川光
2020年4月 - 5月 千葉周作 1963年6月 中井和哉
2020年6月 - 7月 駿河御前[注 12] 1967年2月 鈴村健一[注 15]
2020年7月 - 8月 てんの皮 1969年6月 置鮎龍太郎
2020年8月 - 9月 大夫殿坂 1962年4月 竹下景子

第9期(2020年10月 - 2021年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2020年10月 売ろう物語 1961年7月 小野大輔[3] 
2020年11月 - 12月 奇妙なり八郎[注 11] 1963年1月 福山潤
2020年12月 - 2021年1月 泥棒名人 1959年8月 浪川大輔[注 16]
2021年1月 - 3月 有隣は悪形にて 1972年5月 石川英郎
2021年4月 - 5月 理心流異聞 1962年8月 鈴村健一
2021年5月 - 7月 結城秀康[注 12] 1967年3月 中井和哉[4] 
2021年7月 - 8月 きん山砲[注 10][注 17] 1963年11月 関智一
2021年8月 - 9月 上総の剣客 1963年1月 竹下景子

第10期(2021年10月 - 2022年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2021年10月 - 11月 若江堤の霧 1962年10月 鈴村健一
2021年11月 - 2022年1月 絢爛たる犬 1965年5月 中井和哉
2022年1月 - 2月 京の剣客[注 13] 1962年1月 福山潤
2022年2月 - 3月 彰義隊胸算用[注 11] 1963年9月 置鮎龍太郎
2022年4月 - 5月 猿ヶ辻の決闘[注 11] 1963年3月 小野大輔
2022年5月 - 6月 嬖女めかけ 1965年10月 関智一
2022年7月 - 8月 最後の攘夷志士[注 11] 1963年7月 安元洋貴
2022年8月 - 9月 法駕籠のご寮人りょんさん 1959年12月 竹下景子

第11期(2022年10月 - 2023年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2022年10月 - 11月 冷泉斬り[注 11] 1962年6月 鈴村健一
2022年11月 - 12月 法仏ぼうとけ 1960年3月 小野大輔
2023年1月 - 2月 槍は宝蔵院流[注 10] 1963年9月 関智一
2023年2月 - 3月 最後の伊賀者 1960年7月 森川智之
2023年4月 - 5月 土佐の夜雨[注 11] 1963年4月 立木文彦[5]
2023年5月 - 6月 黒格子の嫁 1960年4月 中井和哉
2023年7月 - 8月 鴨川銭取橋[注 10] 1963年1月 福山潤
2023年8月 - 9月 一夜官女[注 13] 1962年2月 竹下景子

第12期(2023年10月 - 2024年9月)

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放送期間 作品名 初出 朗読
2023年10月 - 11月 浪華城焼打[注 11] 1963年10月 中井和哉
2023年11月 - 12月 信九郎物語 1962年5月 小野大輔
2023年12月[注 18] - 2024年2月 馬上少年過ぐ 1968年12月 鈴村健一
2024年2月 - 3月 みょうが斎の武術 1960年4月 福山潤
2024年4月 - 5月 狐斬り 1962年2月 置鮎龍太郎
2024年5月 - 6月 斬ってはみたが 1964年1月 立木文彦
2024年6月 - 7月 花房すけの兵衛びょうえ 1962年9月 関智一
2024年7月 - 8月 祇園囃子[注 11] 1963年5月 森川智之
2024年8月 - 9月 難波村の仇討 1959年5月 竹下景子

第13期…もう一度聴きたい、司馬遼太郎短篇傑作選(2024年10月 - 2025年9月)

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放送期間 作品名 本放送
2024年10月 - 11月 軍師二人 第1期1作目
2024年11月 - 12月 芹沢鴨の暗殺 第5期2作目[注 19]

朗読担当者出演一覧

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朗読担当者 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
銀河万丈 - - - - - -
阪脩 - - - - - - - - - -
田中秀幸 - - - - - -
永井一郎 - 死去
中井和哉
緑川光 - - - - - - - - -
石塚運昇 - - - 死去
置鮎龍太郎 - - - - -
竹本英史 - - - - - - - -
野島健児 - - - - - - - -
竹下景子 - -
渡辺美佐 - - - - - - - - - - -
磯部弘 - - - - - - - - -
草尾毅 - - - - - - - - -
神奈延年 - - - - - - -
石川英郎 - - - - - - - - -
福山潤 対象外
小野大輔 対象外
鈴村健一 対象外
浪川大輔 対象外 - - - -
関智一 対象外 -
安元洋貴 対象外 - - - -
森川智之 対象外 - - -
立木文彦 対象外 - - -

再…再放送

放送日時・ネット局

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現在

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  • ラジオ大阪(制作局、土曜 18:00 - 18:30)[注 20]
  • TBSラジオ(同時ネット、土曜 18:00 - 18:30)[注 21]

過去

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放送対象地域 放送局 放送期間 備考
宮城県 東北放送(TBC) 2012年10月6日 - 2013年3月30日
福島県 ラジオ福島(rfc) 2013年4月6日 - 2014年3月29日
栃木県 栃木放送(CRT)
長野県 信越放送(SBC)
広島県 中国放送(RCC) 2013年4月6日 - 2015年3月29日 2013年4月6日 - 9月28日はラジオ大阪と同時
長崎県
佐賀県
長崎放送(NBC)
NBCラジオ佐賀
2014年4月7日 - 9月22日

番組イベント

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2018年11月24日・25日に全電通労働会館 多目的ホール(東京都千代田区)にて、ラジオ大阪とTBSラジオの主催による『朗読劇「司馬遼太郎短篇傑作選」~reading live theatre~』が上演された。

  • 11月24日「沖田総司の恋」…出演:緑川光、置鮎龍太郎、石川英郎、庄司宇芽香宮崎寛務
  • 11月25日「虎徹」…出演:草尾毅、神奈延年、竹本英史、阿座上洋平

第11期放送期間中の2023年8月7日に司馬が生誕100年を迎えたが、それを記念した特別番組やイベントは特に組まれなかった。

脚注

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注釈

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  1. ^ 第1期放送期間中の2013年5月17日が55周年の開局記念日。また司馬遼太郎生誕90年(同年8月7日)という意味合いもあった[要出典]。そして竹下は同期間中に還暦(同年9月15日)を迎えた。
  2. ^ 3月最終週でも極力区切っている[要出典]
  3. ^ 第1期(7作)、第5期(再放送1作を含む10作)、第12期(9作)を除く。
  4. ^ 第2期と第4期以降。
  5. ^ 開始当初には「企画制作:ラジオ大阪、青二エンターテインメント」となっており[1]、制作にも青二プロ関連会社が関わっていた。同社は第7期放送期間末の2019年8月に解散している。
  6. ^ 2012年10月27日放送分のスタッフは、脚本・演出:梅田ノリカツ、演出・音楽:白石恵一[2]
  7. ^ radiko番組表におけるTBSラジオのサムネイル画像(放送開始当時の竹下景子の宣材写真を使用)では、番組名を2018年8月まで「短編」と表記。
  8. ^ 川口技研の提供有無は不明。ちなみにCM差し替えの名残なのか、最初のCM明け(竹下の挨拶)直前と朗読終了後のCM枠(CMを短編なら2本、長編なら1本流して司馬遼太郎記念館の案内に入る前)にはCMフィラー(ギター演奏)が数秒流れる。
  9. ^ 竹下のナビゲーションパートは新規に収録。なお第12期最終回での次回予告は、恒例の台詞を除き割愛された(本放送初回故に存在しない『軍師二人』第1回予告の原稿を新規作成しなかったため)。
  10. ^ a b c d e f 新選組血風録」所蔵全作品(第5期放送分以外)。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l 幕末」所蔵全作品。
  12. ^ a b c d e f g h 豊臣家の人々」所蔵作品。
  13. ^ a b c d 「一夜官女」所蔵作品。
  14. ^ 11月16日放送分は、関東広域圏においては裏番組文化放送)出演のためいわゆる「裏被り」となった(当該番組はラジオ大阪でも後日放送)。
  15. ^ 2003年4月より、ラジオ大阪制作『岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション』に出演中。
  16. ^ 2013年より、ラジオ大阪制作『森久保祥太郎・浪川大輔 つまみは塩だけ』に出演中。
  17. ^ 作品名の由来となった四斤山砲の読みは、熊本市立熊本博物館公式ウェブサイト展示解説に拠れば「よんきんさんぽう」であり、産経新聞によるラジオ大阪番組紹介記事TBSラジオ配信による本作朗読の告知でも同様に紹介されていたが、当番組では竹下・関とも「しきんさんぽう」と読んでいた(『司馬遼太郎短篇全集』第八巻 ISBN 4166415301 P596 に「しきん」、『新選組血風録』角川文庫、新装版2003年、ISBN 4041290074 P5 に「しきんさんぽう」とルビがある)。
  18. ^ 第1回は、ラジオ大阪では12月30日の定時開始だが、TBSラジオでは同時間帯より『第65回輝く!日本レコード大賞』を放送するため(同日が土曜日になるのは2017年以来だが、同年の『レコ大』は18:30開始)、2024年1月1日(月曜日・元日)の14:30開始。ちなみにTBSラジオでの前週エンディングでは、竹下の挨拶終了後に和田麻実子(ラジオ大阪アナウンサーで、当番組の提供アナウンスを担当)による放送日時変更告知が流れた。
  19. ^ 置鮎龍太郎による再収録(中井和哉朗読作品が複数選出された関係と思われる)。
  20. ^ 2014年7月5日 - 2018年3月31日は『里見まさとのおおきに!サタデー』に内包。
  21. ^ 2017年まではプロ野球日本シリーズ開催時、2023年は『輝く!日本レコード大賞』開催時に放送日時を変更。

出典

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関連項目

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外部リンク

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ラジオ大阪 毎週土曜 18:00 - 18:30枠
前番組 番組名 次番組
  • 30分短縮して継続
司馬遼太郎短篇傑作選
里見まさとのおおきに!サタデー
※17:30 - 20:00
  • 60分短縮して継続
司馬遼太郎短篇傑作選
-
TBSラジオ 毎週土曜 18:00 - 18:30枠
  • 30分短縮して継続
司馬遼太郎短篇傑作選
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