台湾フィルハーモニック
台湾フィルハーモニック(英: Taiwan Philharmonic)、またはフィルハーモニア台湾(英: Philharmonia Taiwan )[1][2]、繁体字では臺灣愛樂、台湾における正式名称は國家交響樂團(英: National Symphony Orchestra、略称:NSO)は、中華民国の国立オーケストラ。
台湾フィルハーモニック (フィルハーモニア台湾) | |
---|---|
原語名 |
臺灣愛樂 國家交響樂團 |
出身地 | 台湾 台北 |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1986年 - |
公式サイト | npac-nso.org/zh/ |
メンバー |
音楽監督 準・メルクル |
概要
編集1986年に設立された[1]。2005年に国家表演芸術センターの専属オーケストラとなり、2014年には国家両庁院のレジデント・オーケストラとなった。
国家舞台芸術センターに所属するオーケストラとして、台湾フィルハーモニックは約 80 のイベント(コンサート、室内リサイタル、オペラ、クロスオーバー プロダクション)の 40週間のシーズンを提供する。
台湾フィルハーモニックは台湾全土の聴衆のために演奏するだけでなく、定期的に海外ツアーも行っており、パリ、ウィーン、ベルリン、ミラノ、東京、北京、上海、シンガポール、ロサンゼルス、その他多くの都市で演奏を行ってきた(2006年から海外公演を行う際に「フィルハーモニア台湾」と名乗っている[1])。
国際的に名声を博している指揮者たち、ロリン・マゼール、ルドルフ・バルシャイ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ[1]、クシシュトフ・ペンデレツキ、レナード・スラットキン、クリストファー・ホグウッド、ミヒャエル・ザンデルリンク。ソリストでは、ヴァディム・レーピン、ヒラリー・ハーン、バイバ・スクリデ、ヴィヴィアン・ハーグナー、ヨーヨー・マ、ゴーティエ・カピュソン、アルバン・ゲルハルト、ミッシャ・マイスキー、ソル・ガベッタ、エヴェリン・グレニー、マルティン・グルビンガー、ルイ・ロルティ、白建宇、スティーヴン・ハフ、スティーヴン・コヴァセヴィチ、ラベック姉妹、ザビーネ・マイヤーらと共演している。
2019年春には音楽監督呂紹嘉が率いて東京文化会館、金沢「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」、大阪ザ・シンフォニーホールで公演[3]。
2022年10月には京都橘高校吹奏楽部と台北で共演した[4]。
2023年春には新型コロナウイルスの流行以降初めて音楽監督準・メルクルが率いる海外ツアーを行う[5]。 4月に米国、5月に日本兵庫県立芸術文化センター、福山市「ばらのまち福山国際音楽祭2023」、東京オペラシティで公演する[6]。
歴代音楽監督
編集- ジェラール・イブ・アコカ(1986年-1990年、芸術顧問)
- ウルス・シュナイダー(1991年-1992年、芸術顧問)
出典
編集- ^ a b c d 音楽之友社 2009, p. 196, 「フィルハーモニア台湾」.
- ^ 世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~ 2022, p. 81-86「3.フィルハーモニア台湾」.
- ^ Taiwan Today、検索日:2023年3月28日 https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=153275
- ^ 「台北市内で日台友情謳歌の音楽会 京都橘高校吹奏楽部と台湾トップの交響楽団が演奏」中央通訊社フォーカス台湾、検索日:2023年3月28日 https://japan.focustaiwan.tw/culture/202210080004
- ^ 「台湾の国家交響楽団、日米で公演へ 蔡総統『世界に台湾の文化力示す』」、中央通訊社フォーカス台湾、検索日:2023年3月28日 https://japan.focustaiwan.tw/culture/202302180002
- ^ ばらのまち福山国際音楽祭、検索日:2023年3月28日 https://fukuyama-music-fes.jp/news/2578/
- ^ “台北発 〓 準・メルクルが台湾の国家交響楽団の芸術顧問に”. 月刊音楽祭. 楽壇ニュース. 2024年9月7日閲覧。
参考文献
編集- 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3。
- 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。ISBN 978-4-87463-221-5。