古郷幹彦
古郷 幹彦(こごう みきひこ、1955年10月 - )は、日本の歯学者。大阪大学大学院歯学研究科教授。口腔顔面神経機能学会理事[1]。専門は口腔外科学神経生理学。
来歴
編集大阪府出身。1974年に大阪府立高津高等学校卒業後、大阪大学歯学部を経て1984年に大阪大学大学院歯学研究科口腔外科学第一専攻博士修了。
大阪大学歯学部第一口腔外科研究室にて、鼻咽腔閉鎖機能の電気生理学的解析、培養脳幹による舌・咀嚼運動制御解析、口唇口蓋裂患者の顎発育、扁平上皮癌転移メカニズムの解析、唾液腺発生及び唾液腺細胞の癌化、軟骨・骨分化メカニズムの解析などの研究課題に取り組む傍ら、大阪大学歯学部附属病院にて臨床外来患者に対し、長期的・専門的な治療を担当する。
2007年7月、NHK総合テレビ『解体新ショー』に、「のどちんこ博士」として出演し、口蓋垂の働きを解説した。
略年譜
編集- 1984年 - 大阪大学歯学部付属病院医員(第一口腔外科)
- 1986年 - 大阪府立母子保健総合医療センターに勤務
- 1996年 - 大阪大学歯学部 助教授
- 2002年 - 大阪大学歯学部 教授(統合機能口腔科学専攻顎口腔疾患制御学分野)
- 2002年 - 大阪大学歯学部付属病院 副病院長
- 2016年 - 日本口腔外科学会理事長
共著
編集- のどちんこの話―摂食嚥下・呼吸・発声との微妙な関係(単行本・松矢篤三共著)ISBN 978-4263455937
- ハイネマン歯科英和辞典(医歯薬出版・監訳雫石聡、吉田篤共著)ISBN 978-4263455784
- 口腔口蓋裂の手術(大阪大学歯学雑誌)
- 白砂兼光、古郷幹彦 編『口腔外科学』(第3版)医歯薬出版、東京都文京区、2010年3月10日。ISBN 978-4-263-45635-4。 NCID BB01513588。
所属学会
編集脚注
編集- ^ “理事名簿(令和4年10月現在)”. 口腔顔面神経機能学会. 2022年10月28日閲覧。