古豊郡(コプンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国慈江道の南西部に位置する郡。

古豊郡
位置
各種表記
チョソングル: 고풍군
漢字: 古豊郡
片仮名転写: コプン=グン
統計(2008年
面積: 674.565 km2
総人口: 31,572[1]
行政
国: 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
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地理

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北に楚山郡、東に渭原郡前川郡、南に松源郡、西に雩時郡と接する。

大部分が山地だが西の方は相対的に低い。江南山脈狄踰嶺山脈が郡を通過する。主要河川では忠満江、古面川、月明川、豊面川がある。最高峰は古岩山。

全体面積の 89.4% が山林でカルスト地形を持つ。松源貯水池がある。

歴史

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日本統治下には平安北道楚山郡に属した。慈江道が設置されると、そちらに移管し、1952年12月に古豊郡が新設された。

年表

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この節の出典[2]

  • 1952年12月 - 郡面里統廃合により、慈江道楚山郡古面・豊面・江面をもって、古豊郡を設置。古豊郡に以下の邑・里が成立。(1邑11里)
    • 古豊邑・坊城里・三坪里・月明里・文徳里・龍大里・龍谷里・龍塘里・龍豊里・東島里・石桑里・龍星里
  • 1954年 - 龍星里の一部が分立し、龍海里が発足。(1邑12里)
  • 1961年 (1邑12里)
  • 1987年 - 松源郡板坪里の一部が石桑里に編入。(1邑12里)

経済

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地域の主要産業は農業で畑作が中心である。とうもろこし、豆、小麦、麦、大根、キャベツ、唐辛子、きゅうりが栽培される。果樹、養蚕、家畜飼育も行われる。また少しの米が忠満江などの谷に沿って栽培される。 古豊には鉄、金、銅、鉛、亜鉛、タングステン、黒鉛、石炭、石灰石などが生産される。製造業は相対的に発展が微弱である。

行政区域

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1邑 12里で構成される。

  • 고풍읍 (古豊邑、コプンウプ)
  • 방성리 (坊城里、パンソンニ)
  • 삼평리 (三坪里、サンピョンニ)
  • 월명리 (月明里、ウォルミョンニ)
  • 문덕리 (文徳里、ムンドンニ)
  • 룡당리 (龍塘里、リョンダンニ)
  • 룡대리 (龍大里、リョンデリ)
  • 룡풍리 (龍豊里、リョンプンニ)
  • 신창리 (新倉里、シンチャンニ)
  • 룡성리 (龍星里、リョンソンニ)
  • 동도리 (東島里、トンドリ)
  • 석상리 (石桑里、ソクサンニ)
  • 룡곡리 (龍谷里、リョンゴンニ)

脚注

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  1. ^ 조선중앙통계국,2008년 인구 조사,2009년.
  2. ^ 자강도 고풍군 역사

外部リンク

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