古出来

名古屋市東区・千種区の地名

古出来(こでき)は、愛知県名古屋市東区千種区にある町名。現行行政地名は古出来一丁目から古出来三丁目。住居表示実施済み[5][6]

古出来
古出来の位置(愛知県内)
古出来
古出来
古出来の位置
古出来の位置(名古屋市内)
古出来
古出来
古出来 (名古屋市)
北緯35度10分51.26秒 東経136度56分23.13秒 / 北緯35.1809056度 東経136.9397583度 / 35.1809056; 136.9397583
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
東区
千種区
人口
2019年(平成31年)1月1日現在)[1]
 • 合計 1,559人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
461-0049(東区)[2]
464-0085(千種区)[3]
市外局番 052 (名古屋MA)[4]
ナンバープレート 名古屋

地理

編集

名古屋市東区の北東部、千種区の北西部に位置し、東に千種区萱場北千種、西に東区出来町、南に千種区松軒、北に東区矢田南と接する。東区側は一丁目から三丁目、千種区側は一丁目と三丁目(一丁目は鉄道敷地部分のみ)が存在する。

歴史

編集

江戸期は名古屋城下続きの1町で、名古屋新田に所属していた[7]

町名の由来

編集

はじめ古町屋と呼ばれ、寛文年間に出来町と改称された。元禄15年(1702年)に西隣に新出来町が成立したため、「古」を冠したものである[8]

沿革

編集

古出来町

編集
  • 1878年(明治11年)12月28日 - 古出来町・古出来南裏町・古出来北小路・古出来北裏町・古出来稲荷小路が合併し、名古屋区古出来町となる[8]
  • 1880年(明治13年)11月6日 - 西春日井郡古出来町を合併[8]
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 市制施行に伴い、名古屋市古出来町となる[8]
  • 1908年(明治41年)4月1日 - 行政区設置に伴い、東区所属となる[8]
  • 1938年(昭和13年)1月25日 - 新出来町の一部を編入[8]
  • 1946年(昭和21年)4月15日 - 一部が千種区へ編入され、同区古出来町が成立[8][9]
  • 1979年(昭和54年)5月5日
    • 東区古出来町の一部が同区古出来二〜三丁目・出来町三丁目・矢田南一〜二丁目となる[8]
    • 千種区古出来町の一部が同区古出来三丁目・萱場一丁目となる[9]
  • 1980年(昭和55年)11月23日
    • 東区古出来町の一部が同区松軒一丁目・古出来一丁目となり、一部を古出来三丁目・出来町三丁目へ編入[8]
    • 千種区古出来町の残部が同区松軒二丁目・古出来三丁目となり廃止[10][9]
  • 1981年(昭和56年)9月13日 - 東区古出来町の残部が同区大松町・出来町二丁目となり廃止[11][8]

古出来

編集
  • 1979年(昭和54年)5月5日 - 東区古出来町・矢田町の各一部より同区古出来二〜三丁目が[8]、千種区萱場町・古出来町の各一部より同区古出来三丁目が成立[9]
  • 1980年(昭和55年)11月23日
    • 東区弦月町・古出来町・新出来町の各一部より、同区古出来一丁目が成立。東区古出来町の一部を同区古出来三丁目へ編入[8]
    • 千種区松軒町の一部(鉄道敷地部分のみ)より、同区古出来一丁目が成立。千種区萱場町・北千種町・弦月町・古出来町の各一部を同区古出来三丁目へ編入[9]

世帯数と人口

編集

2019年(平成31年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
千種区 古出来三丁目 356世帯 638人
東区 古出来一丁目 267世帯 553人
古出来二丁目 154世帯 342人
古出来三丁目 17世帯 26人
東区 計 438世帯 921人
794世帯 1,559人

学区

編集

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[12]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[13]。なお、小学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

丁目 小学校 中学校 高等学校
東区 古出来一丁目 名古屋市立明倫小学校 名古屋市立桜丘中学校 尾張学区
古出来二丁目
古出来三丁目 名古屋市立矢田小学校 名古屋市立矢田中学校
千種区 古出来三丁目 名古屋市立大和小学校
名古屋市立上野小学校
名古屋市立振甫中学校

交通

編集

施設

編集
  • 碧海信用金庫 ナゴヤドーム前支店
  • 須佐之男神社
  • 正覚寺
  • 古出来公園
1986年(昭和61年)11月1日供用開始[14]
  • 古出来南どんぐりひろば[15]

その他

編集

日本郵便

編集
  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[16]
町丁 郵便番号 郵便局
東区 古出来 461-0049[2] 名古屋東郵便局
千種区 古出来 464-0085[3] 千種郵便局

脚注

編集
  1. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 東区の町名一覧”. 名古屋市 (2017年3月15日). 2019年1月12日閲覧。
  6. ^ 千種区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年1月12日閲覧。
  7. ^ 角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 561.
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 名古屋市計画局 1992, p. 742.
  9. ^ a b c d e 名古屋市計画局 1992, p. 728.
  10. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 727.
  11. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 741.
  12. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  13. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ 都市公園の名称、位置及び区域並びに供用開始の期日” (2019年5月1日). 2019年11月3日閲覧。
  15. ^ 名古屋市役所 子ども青少年局子育て支援部子育て支援課子育て支援係 (2017年11月15日). “東区のどんぐりひろば一覧”. 名古屋市. 2019年12月27日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)

参考文献

編集
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879 

関連項目

編集

外部リンク

編集
  •   ウィキメディア・コモンズには、古出来に関するカテゴリがあります。