危険な関係 (1959年の映画)
『危険な関係』(きけんなかんけい、Les Liaisons Dangereuses)は、1959年製作のフランス映画。ラクロの『危険な関係』の映画化作品。舞台は原作の18世紀フランスの貴族社会から、現代の上流社会となっている。
危険な関係 | |
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Les Liaisons Dangereuses | |
監督 | ロジェ・ヴァディム |
脚本 | ロジェ・ヴァディム |
出演者 |
ジャンヌ・モロー ジェラール・フィリップ ジャン=ルイ・トランティニャン |
音楽 |
セロニアス・モンク ジャック・マーレイ[1] モーリス・ルルー(音楽監修) |
撮影 | マルセル・グリニョン |
配給 | 新外映配給 |
公開 |
1959年9月9日 1961年5月1日 1995年12月(リバイバル) |
上映時間 | 105分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
1995年のリバイバル公開では『危険な関係1960』となっている。
あらすじ
編集パリの上流社会でもっとも洗練された2人ともてはやされる外交官のヴァルモン夫妻。2人は互いのことをだれよりも愛していたが、妻のジュリエットは複数の男と関係を持ち、夫ヴァルモンもまた多くの女性と付き合いながら、それぞれ互いの情事について報告しあっていた。ジュリエットは恋人のひとりであるジェリーが若い娘セシルと婚約したことを知り、その復讐にと、ヴァルモンにセシルの純潔を奪わせた後、ジェリーのものにさせることを企む。
スタッフ
編集キャスト
編集- ジュリエット・ヴァルモン:ジャンヌ・モロー
- ヴァルモン:ジェラール・フィリップ(吹替:野沢那智)
- マリアンヌ・トゥルーベル:アネット・ヴァディム
- ダンスニー:ジャン=ルイ・トランティニャン
- セシル・ヴォランジュ:ジャンヌ・ヴァレリー
- ヴォランジュ夫人:シモーヌ・ルナン
- ジェリ・コート:ニコラス・ボーゲル
- ローズモンド夫人:マリアンヌ・ランバート
脚注
編集- ^ 本編のクレジットタイトルに基づく。ただし、1962年にリリースされたデューク・ジョーダンのリーダーアルバム、Les Liaisons Dangereusesのライナーノーツではジャック・マーレイ作曲とされるスコアは実際にはデューク・ジョーダンの作曲であることが明かされている。
文献
編集- ロジェ・ヴァティム脚色 『危険な関係 現代版』品田一良訳、新潮社 1961年
関連作品
編集- 華麗な関係 - ヴァティム監督によるリメイク作品、1976年
- 危険な関係 (1988年の映画)
- クルーエル・インテンションズ
- スキャンダル (2003年の映画)
- アート・ブレイキー - サウンドトラックを担当