南相馬市立小高中学校
南相馬市立小高中学校(みなみそうましりつ おだかちゅうがっこう、英: Minami-soma municipal - Odaka Junior High School)は、福島県南相馬市小高区にある公立中学校。通称は「小高中」(おだかちゅう)。
南相馬市立小高中学校 | |
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校舎外観(2010年9月) | |
北緯37度33分33.1秒 東経140度59分03.9秒 / 北緯37.559194度 東経140.984417度座標: 北緯37度33分33.1秒 東経140度59分03.9秒 / 北緯37.559194度 東経140.984417度 | |
過去の名称 | 小高町立小高中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
小高町(1972年 - 2005年) 南相馬市(2006年 - ) |
併合学校 |
小高町立小高中学校(旧) 小高町立金房中学校 小高町立福浦中学校 |
設立年月日 | 1972年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | C107221240062 |
所在地 | 〒979-2157 |
福島県南相馬市小高区吉名字中坪1 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
特徴
編集部活動が盛ん。吹奏楽部や女子バレーボール部は過去に何度も全国大会に出場している。
東日本大震災前、約400人の生徒が在籍し、各学年4クラス程度の学級数であった。2011年時点での卒業生は約8000人。
- 原発事故で、多数の生徒が校区外に避難してしまった。小高中学校自体が鹿島小学校に避難し、仮設校舎で学校運営していた当時、避難先から帰ってきた生徒たちや新入生を合わせても、生徒数は震災前の3分の1程度にとどまっている。
毎年10月下旬頃に行われる群青祭は生徒会を中心に開催される文化祭である。
「群青」は、2012年度の卒業生が、1年生の3学期に遭遇した東日本大震災と原発事故を通して、生徒たちの思いを綴ったものであり、2012年度の卒業生自身と音楽教諭の小田美樹によって制作された。この曲は、様々なメディアで取り上げられ、全国や世界に波及している。
東日本大震災と原発事故によって罹災した、小高中学校本校舎は、校舎の修復・耐震工事、エアコン工事、エレベーター(乗用)工事が完了し、小高のシンボルとして、生徒たちの帰還に向けて徐々に準備が進められた。2016年内に小高校区の避難指示解除に伴い、2017年4月の新学期より、元の小高中学校本校舎での学校運営に復帰した。
沿革
編集旧小高中学校時代
編集新・小高中学校発足後
編集- 1972年(昭和47年) - 旧・小高中学校、福浦中学校、金房中学校を統合し、新制の小高中学校として開校。新校舎移転まで、それぞれの校舎を小高・福浦・金房分室と称した。
- 1975年(昭和50年) - 小高・福浦・金房分室を実質統合し、新校舎に移転。
- 1983年(昭和58年) - 町村合併30年記念事業として、敷地内にタイムカプセルを埋設。
- 2006年(平成18年) - 市町合併に伴い、「南相馬市立小高中学校」に改称。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震により被災。
- 3月 - 原発事故により学区全体が警戒区域に指定。
- 4月22日 - 南相馬市立鹿島中学校内(南相馬市鹿島区鹿島字広町13)で授業を再開。
- 11月21日 - 南相馬市立鹿島小学校内に仮設校舎を設置し、移転。2016年度末まで学校運営を本仮設校舎にて継続する。
- 2013年(平成25年)3月 - 「群青」を、復興支援コンサートの「Harmony for JAPAN 2013」で発表。これが反響を呼び、後に信長貴富の編曲で2013年8月にパナムジカから楽譜が発行される。また、2014年9月1日、「群青」1期目の生徒らを始めとする、小高中特設合唱団のオリジナル・ヴァージョンを始めとする、「群青」CDが同じくパナムジカより発行される。
- 2014年(平成26年)8月31日 - 第37回『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』で、「群青」完成までの道のりや、現在の小高中学校の生徒の活動の様子などがVTR放映された。また、「群青」1期目の平成24年度卒業生と、平成26年度の小高中学校の生徒ら、関ジャニ∞の合同による合唱が、日本武道館で生演奏された。
- 2015年(平成27年)4月 - 平成23年度から運用されてきた旧ホームページに代わり、新たに新ホームページを開設。
- 2016年(平成28年)7月12日 - 小高区の大部分の避難指示が解除となる。
- 2017年(平成29年)4月 - 前年7月の避難指示解除に伴い、本年度より小高中学校本校舎での学校運営復帰。
- 2024年(令和6年)4月1日 - 3学期制から2学期制に移行[1]。
施設
編集校舎は鉄筋コンクリート3階建ての北校舎と南校舎があり、2007年から2008年にかけて校舎の耐震工事が行われた。北校舎と南校舎を繋ぐ連絡通路がある。
校歌
編集- 作詞:和田浦
- 作曲:天野秀延
全3番。統合前の3中学校の各学区(小高(1番)・福浦(2番)・金房(3番))にちなんだ歌詞となっている。
生徒会
編集生徒会本部役員には、会長(1名)、副会長(男女各1名)、書記(2名)、がある。役員は前期と後期の2期制で、9月と2月に総選挙が行われる。立候補者が1人の場合は無投票当選となる。
部活動
編集運動部
編集文化部
編集- 文化総合部
- 特設合唱部
廃部した部活動
編集運動部
文化部
主な学校行事
編集試験
編集- 定期テスト
- 前期中間テスト
- 前期期末テスト
- 後期中間テスト
- 学年末テスト
- 実力テスト
- 1学年 年3回
- 2学年 年3回
- 3学年 年8回
学区内の小学校
編集- 南相馬市立小高小学校
※2021年以前は以下の4校が所在していた。
- 南相馬市立小高小学校
- 南相馬市立福浦小学校
- 南相馬市立金房小学校
- 南相馬市立鳩原小学校
アクセス
編集周辺
編集- 南相馬市立小高小学校
- 福島県立小高商業高等学校
- 福島県立小高工業高等学校
- 小高体育センター
著名な出身者
編集脚注
編集出典
編集- ^ 「市内全ての小中学校が二学期制に 南相馬市、新年度から導入」『福島民友新聞』2024年3月29日。オリジナルの2024年4月6日時点におけるアーカイブ。2024年4月6日閲覧。
- ^ “北野英樹メモリアルコンサート プログラム”. 一般社団法人全日本吹奏楽連盟. 2011年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。