南浮原島
南浮原島(みなみうきばるじま[1]、みなみうきばるしま[2])は、沖縄諸島の一部をなす与勝諸島の無人島で、沖縄県うるま市に属する。
南浮原島 | |
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浮原島(右上)と南浮原島(左下)。2005年1月24日撮影。 出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)』 | |
所在地 | 日本・沖縄県うるま市 |
所在海域 | 太平洋 |
所属諸島 | 与勝諸島 |
座標 | 北緯26度17分22秒 東経127度58分49秒 / 北緯26.28944度 東経127.98028度 |
面積 | 0.07 km² |
海岸線長 | 1.31 km |
最高標高 | 4 m |
プロジェクト 地形 |
地理
編集浮原島の南西約1.2キロメートルに位置し[3]、面積0.07平方キロメートル[4]、周囲1.31キロメートル、標高4メートルの無人島である[5]。太平洋上にあり、沖縄諸島の一部をなす与勝諸島の島である[1]。沖縄県うるま市に属し[4]、大字は浜比嘉島東部で構成される「比嘉」に含まれる[6]。2005年(平成17年)4月1日のうるま市成立以前は[7]、勝連町に属していた[8]。
浮原島と共に琉球石灰岩からなる低平な島で[5]、全体にアダンが生育している[9]。津堅島の北東約2キロメートルに、ギノギ岩と呼ばれる岩礁があり、ギノギ岩と南浮原島間の海域は「津堅口」といわれる[10]。
歴史
編集かつて人々は、この島に薪を取るために訪れていたという[9]。1982年(昭和57年)10月25日、沖縄振興特別措置法に基づく「指定離島」から解除された[11]。浮原島・南浮原島の両島は小型船が航行する際の目印となっている[12]。
出典
編集- ^ a b 「南浮原島」、日外アソシエーツ株式会社編(1995年)、p.490
- ^ 「南浮原島」、建設省国土地理院地図管理部(1981年)、p.190
- ^ 「浮原島」、平凡社地方資料センター編(2002年)、p.407上段
- ^ a b 「2.島しょ」、沖縄県企画部地域・離島課編(2021年)、p.7
- ^ a b 「浮原島」、角川日本地名大辞典編纂委員会編(1991年)、p.185
- ^ 「比嘉(勝連町〔現行行政地名〕)」、角川日本地名大辞典編纂委員会編(1991年)、p.977
- ^ 「合併、市・町制施行、名称変更一覧(昭和40年3月29日 - 平成27年10月1日)」、市町村要覧編集委員会編(2015年)、p.455
- ^ 「浮原島」、財団法人日本離島センター編(2004年)、p.1197
- ^ a b 「51. 浮原島遺跡」、沖縄県・勝連町教育委員会編(1993年)、p.88
- ^ 「ギノギ岩」、角川日本地名大辞典編纂委員会編(1991年)、p.294
- ^ 「1.指定離島」、沖縄県企画部地域・離島課編(2021年)、p.2
- ^ 「浮原島・南浮原島」、公益財団法人日本離島センター編(2019年)、p.1540
参考文献
編集- 沖縄県・勝連町教育委員会編 『勝連町の遺跡』 勝連町教育委員会〈勝連町の文化財 第17集〉、1993年。
- 沖縄県企画部地域・離島課編 『令和3年3月 離島関係資料』 沖縄県企画部地域・離島課、2021年。
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編 『角川日本地名大辞典 47.沖縄県』 角川書店、1991年。ISBN 4-04-001470-7
- 建設省国土地理院地図管理部 『標準地名集(自然地名) 増補改訂版』 建設省国土地理院地図管理部、1981年。
- 公益財団法人日本離島センター編 『新版 日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)』 公益財団法人日本離島センター、2019年。ISBN 978-4-931230-38-5
- 財団法人日本離島センター編 『日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス) 第2版』 財団法人日本離島センター、2004年。ISBN 4-931230-22-9
- 市町村要覧編集委員会編 『全国市町村要覧 平成27年版』 第一法規株式会社、2015年。ISBN 978-4-474-05229-1
- 日外アソシエーツ株式会社編 『島嶼大事典』 日外アソシエーツ株式会社、1991年。ISBN 4-8169-1113-8
- 平凡社地方資料センター編 『日本歴史地名大系第四八巻 沖縄県の地名』 平凡社、2002年。ISBN 4-582-49048-4