南三陸町役場・病院前駅
南三陸町役場・病院前駅(みなみさんりくちょうやくば・びょういんまええき)は、宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。
南三陸町役場・病院前駅 | |
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のりば(2018年12月) 後方の建物は南三陸病院 | |
みなみさんりくちょうやくば・びょういんまえ Minami-Sanriku Town Office・Hospital | |
◄志津川 (0.8 km) (1.1 km) 志津川中央団地► | |
宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田14-3 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■気仙沼線BRT |
キロ程 | 34.5 km(前谷地起点) |
駅構造 | 地上駅 |
乗車人員 -統計年度- |
17人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2012年(平成24年)12月22日[注 1] |
備考 | 無人駅 |
BRT区間上に新設された駅であり、開設当初は『JR時刻表』および『JTB時刻表』の本文ページで臨時駅との記載があったが、「(臨)」の表記はなかった。
解説
編集2011年の東日本大震災で被災した気仙沼線がBRTで仮復旧する際に、「ベイサイドアリーナ駅」の名称で、南三陸町総合体育館「ベイサイドアリーナ」付近に新設された[報道 1]。当初は営業キロが設定されておらず、隣駅である志津川駅の営業キロが適用されていた[報道 2][注 2]が、2012年12月22日のBRT本格運行開始時に営業キロが設定された[報道 3]。2017年3月3日からは一部通過していた早朝・夜間の時間帯も全便が停車するようになった[報道 4]。
なお、BRTが運行を始めるまで気仙沼線の振替輸送の対象となっていたミヤコーバスの臨時バスもベイサイドアリーナを経由するルートを通っていた。
2017年9月4日、南三陸病院前に移設された。同時期に新築移転した南三陸町役場の新庁舎[新聞 1]にも隣接するが、ベイサイドアリーナからはやや離れる位置となった[報道 5]。2018年7月1日に現駅名に改称された。
歴史
編集- 2012年(平成24年)
- 2017年(平成29年)9月4日:南三陸病院前に移設[報道 5]。
- 2018年(平成30年)7月1日:駅名を南三陸町役場・病院前駅に改称[報道 7]。同時に志津川駅との駅間営業キロが2.4 kmから0.8 kmに、清水浜駅との駅間営業キロが2.1 kmから3.7 kmに変更された[1]。
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移設前の駅全景(2013年12月)
後方の建物はベイサイドアリーナ -
現在地に移転後、駅名改称前ののりば(2017年11月)
駅構造
編集前述のように南三陸病院の構内ロータリーに乗降場が設けられており、両方向とも同一の乗降場から乗り降りする。バスポールのみで待合室は設置されていない。
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は17人である[利用客数 1]。
開業後の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2013年(平成25年)[備考 1] | 12 | [利用客数 2] |
2014年(平成26年)[備考 1] | 14 | [利用客数 3] |
2015年(平成27年)[備考 1] | 17 | [利用客数 4] |
2016年(平成28年)[備考 1] | 16 | [利用客数 5] |
2017年(平成29年)[備考 1] | 20 | [利用客数 6] |
2018年(平成30年) | 22 | [利用客数 7] |
2019年(令和元年) | 21 | [利用客数 8] |
2020年(令和 | 2年)20 | [利用客数 9] |
2021年(令和 | 3年)15 | [利用客数 10] |
2022年(令和 | 4年)14 | [利用客数 11] |
2023年(令和 | 5年)17 | [利用客数 1] |
- 備考
駅周辺
編集当駅の周辺は東日本大震災後に仮設住宅が設けられたほか、町役場や南三陸病院、そして志津川東住宅(災害公営住宅)[2]および志津川地区東団地(防災集団移転促進事業)[3]が整備された。
- 南三陸病院
- 南三陸町役場
- 南三陸町スポーツ交流村
- 南三陸町総合体育館「ベイサイドアリーナ」
- 南三陸町図書館
隣の停留所
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ コンパス時刻表 2018年7月号(交通新聞社) p.739
- ^ “災害公営志津川東住宅”. 南三陸町 (2017年10月5日). 2022年2月3日閲覧。
- ^ “志津川地区 東団地”. 南三陸町 (2017年10月5日). 2022年2月3日閲覧。
報道発表資料
編集- ^ 『JR気仙沼線暫定運行(代行バス)・駅(停留所)のご案内』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2012年8月20日。オリジナルの2014年1月12日時点におけるアーカイブ 。
- ^ a b 『気仙沼線における暫定的なサービス提供開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2012年7月18日。オリジナルの2015年7月12日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『気仙沼線におけるBRTの運行開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2012年11月19日。オリジナルの2015年7月25日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『気仙沼線BRT ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2017年1月31日。オリジナルの2017年3月7日時点におけるアーカイブ 。
- ^ a b 『気仙沼線BRT「ベイサイドアリーナ駅」移転のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2017年7月31日。オリジナルの2017年9月3日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『気仙沼線におけるBRT運行開始に合わせた整備内容及び運行開始記念イベントの開催等について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2012年11月26日。オリジナルの2015年6月28日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『気仙沼線BRT新駅設置・駅名変更及び専用道化工事の状況について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2018年2月22日。オリジナルの2018年2月12日時点におけるアーカイブ 。
新聞記事
編集- ^ 「宮城・南三陸町:役場庁舎が高台に移転・新築、開庁式」『毎日新聞』毎日新聞社、2017年9月3日。2023年10月22日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月10日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月10日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月7日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(南三陸町役場・病院前駅):JR東日本