北野タレント名鑑』(きたのタレントめいかん)は、2004年4月16日15日深夜)[1]から2006年3月24日23日深夜)[2]までフジテレビ系列で深夜に放送されていたクイズバラエティ番組である。放送時間は、毎週金曜 1:05 - 1:35放送(木曜深夜、関東地区、日本時間[3]

北野タレント名鑑
ジャンル クイズバラエティ番組
企画 ダンカン
ニンポップ (倉本美津留)
構成 安達元一、竹内きよのり
斉藤タカシ
演出 藤保修一 (イースト)
司会者 ビートたけし
ガタルカナル・タカ
戸部洋子 (フジテレビアナウンサー)
出演者 ダンカン
グレート義太夫
〆さばアタル・ヒカル
無法松お宮の松
ガンビーノ小林
アル北郷
マキタスポーツ
ほか ゲスト多数
ナレーター 小松由佳
エンディング THE STRiPES
製作
プロデューサー 吉田宏 (イースト)
梅本覇留 (イースト)
大辻健一郎 (CX編成P)
編集 関口晴央 (TMP)
木村有宏 (TMP) ほか
制作 フジテレビ、COMPASS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2004年4月16日[1] - 2006年3月24日[2]
放送時間金曜 1:05 - 1:35(木曜深夜)
放送分30分
回数84

特記事項:
協力:オフィス北野
テンプレートを表示

番組概要

編集

毎週、頭文字一文字から連想されるタレント5名を、司会のビートたけしガダルカナル・タカが無作為に選び、スタジオに呼びクイズを行うという番組である。誰でも知っているタレントも出演する事もあるが、一部の人間しか知らないタレントも出演する事も、この番組の魅力である。また番組の出演条件も特徴的で、ノーギャラ(無報酬)であることが条件であり、これが番組冒頭の出演交渉のシーンに色々と味を出している。よくタカが人選に戸惑うと江戸家猫八(四代目)に電話をしヒバリの声などをやってもらった。

最初はゴンドラが最上部にあり、正解と共にゴンドラが下がっていく(当初は昔のアップダウンクイズの要領だったが、途中から逆になった)また2問正解時までヴェールがあり、顔が見えないようになっている。(ヴェールからはみ出て顔が映りそうになる場合は、番組マスコットのマークで顔を覆い映像では3問正解するまでは徹底的に顔を映さない様になっている。)3問正解で顔出し、4問正解でそのタレントのPRが出来る。

解答者(ゲスト)は5名なので解答席(ゴンドラ)が5枠あり、(番組では1番 - 5番といった枠番は設けていないが、説明の便宜上、向かって左の解答席から1枠、以後順に右側が5枠とする)たいていは1枠には顔を隠されていても顔のイメージが沸く、充分世間でも顔が知れ渡った御大クラスのタレントが座る。以降2、3枠は殆ど認知度が無い芸人や、割りと懐かしいというかご無沙汰なタレントが多い。4枠はお笑いタレントで、2人組の場合であろうとあくまでも解答者は1人なので、相方は別席にいる。(そこはヴェールが無い為お面を被り、解答者の相方が3問正解するまではお面は外せない。)5枠はグラビアアイドルがお決まり。殆ど発展途上の売り出し中のピチピチギャルである。意外に司会進行のガタルカナル・タカが特別その5枠のギャルに裁定を甘くするといった様な事はさほど無いものの、時たま「絵が可愛いから」とかいう理由で、(途中で必ず「作曲」したり、もしくは「絵で表現」してください」という問題が出題される)それまで2問正解だったのを2ポイント与え一挙に4問正解のPRタイム獲得にさせてしまう。といった事もあった。

番組中に問題は6問程出題される。解答方法は全てプラカードに解答を記入し、それを立てかける方法である。本当に正解が判らずに当てずっぽうに記入するものや、不正解で顔出し出来ないのを覚悟で、それでも受け狙いでギャグを交えた解答をする者など様々であった。特に4枠のお笑いタレントに多いが、久々のテレビ出演だからPRをしたいとしゃかりきになって正解を出そうとする者も少なくなかった。

番組の最後に、番組スタッフのエンドロールが流れるバックで、3問正解出来ずに顔が一切映らなかった解答者は、終了後の抱負を一言述べるシーンが一人に対して3秒程映るが、そのカットは画面の左上部に小さく映るだけで、視聴者が見える域ではない。

2年間の期間で全84回放送された。一度だけ60分の拡大スペシャルを放送した事がある。

元々この番組は、フジテレビ721で放送されていた『チャンネル北野』の「ウモラサヌ(知名度の低い芸能人を埋もらさぬという意味から)」という企画から派生された(2回制作し放送)。「ウモラサヌ」には司会を務めていたマキタスポーツと放送作家の倉本美津留の二人がタレント名鑑を見ながら電話で出演交渉をしていた。

出演者

編集

司会者

編集
ゲストへのインタビュー、アシスタント、たけしが休んだ時タカと共に次回収録ゲストの電話キャスティングを行った。

出題者

編集
「なぞなぞマン」のなぞなぞ、「シークレットクイズ」の芸能人クイズ、石ケン(鉄拳のものまね)など。またダンカンは、たけしがスケジュールの都合上(海外の映画祭へ出席など)番組を休まなければならない時の司会代理を務めた。
「フォーク博士」「カールおじさん」として音楽に関するクイズを出題。ギターの演奏の際、マキタスポーツが登場するパターンもある。
ゾマホン・ルフィンのものまね。
「お笑い医師」としてケーシー高峰風のネタを披露。
「お宮のマッチョ」として筋肉を誇示したキャラクターで出演。
仲本工事滝口順平などのものまね。「保安官のニック」として西部劇風のキャラクターでも出演。大喜利を出題。
「お笑い博士」として芸能人に関するクイズを出題。
矢沢永吉笑福亭鶴瓶ダース・ヴェイダー、タコ様(たこ八郎ペ・ヨンジュンの合わせ技)など幅広いものまねを披露。「どっかの泥棒」として音楽に関するクイズも出題。
クイズを出す際、様々なものまねやコスプレで登場。「モリゾーキッコロ」、「ワケルンジャー」、「お絵描きバラバラクイズ」などたけし軍団のメンバー数人で出題されるクイズもあり。
番組最終回ではかつて、ガンビーノ小林とアル北郷がコンビを組んでいた「スピーク☆イージー」も一夜限りの再結成を果たした。

主なゲスト

編集

スタッフ

編集
  • ナレーター:小松由佳
  • 企画:ダンカン、ニンポップ(倉本美津留
  • 編成:大辻健一郎(フジテレビ)
  • 構成:安達元一、竹内きよのり(イラストも担当 本名の竹内清訓 表記も有り)、斉藤タカシ
  • TP:中村彰
  • TD:松嶋賢一
  • カメラ:川崎昭
  • 照明:木幡和弘
  • 音声:竹山裕隆
  • VE:富田祐介、北本崇、吉田崇(週替わり)
  • VTR:今村信男
  • 音響効果:有馬克己
  • EED:関口晴央(毎週)、木村有宏、粟野耕太 ほか(関口以外は週替わり交代)
  • MA:植木俊彦
  • TK:江藤香織
  • 美術プロデューサー:丸山覚
  • 美術デザイン:高松浩則
  • 美術制作:矢部香苗
  • 美術進行:東山浩美
  • 装置:鈴木匡人
  • 特殊道具:白鳥保夫
  • 衣裳:高野知子
  • メイク:玉田秋恵
  • 収録スタジオ:渋谷ビデオスタジオ
  • 技術協力:ビデオスタッフ東新テレテックメディアパークスカイウォーカー
  • 美術協力:アックス
  • 協力:オフィス北野
  • CG:ヴィジブレックス
  • エンドタイトル:THE STRiPES
  • プロデューサー:吉田宏(イースト)、梅本覇留(イースト)
  • 演出:藤保修一(イースト)
  • 制作協力:イースト
  • 制作:フジテレビ、COMPASS

ネット局

編集

関連番組

編集

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ a b 読売新聞』(縮刷・関東版) 2004年(平成16年)4月15日付朝刊、テレビ欄。
  2. ^ a b 『読売新聞』(縮刷・関東版) 2006年(平成18年)3月23日付朝刊、テレビ欄。
  3. ^ 『読売新聞』(縮刷・関東版) 2004年(平成16年)4月15日 - 2006年(平成18年)3月23日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク

編集
フジテレビ 北野武担当深夜番組
前番組 番組名 次番組
北野タレント名鑑
フジテレビ 金曜 1:05 - 1:35(木曜深夜)
前番組 番組名 次番組
たけしの斎藤寝具店
(2003年4月11日 - 2004年3月19日)
北野タレント名鑑
(2004年4月16日 - 2006年3月24日)
獣王星
(2006年4月14日 - 6月23日)
※0:45 - 1:15
【これより『ノイタミナ』枠】
たけしのコマネチ大学数学科

たけしのコマ大数学科
(2006年4月14日 - 2010年4月9日)
※1:15 - 1:45