北田薄氷
日本の小説家
北田 薄氷(きただ うすらい、1876年(明治9年)3月14日[1] - 1900年(明治33年)11月5日[1])は、日本の小説家。北田正董の二女。本名、尊子。大阪出身。尾崎紅葉門下生。
1898年(明治31年)に日本画家の梶田半古と結婚するが、1900年(明治33年)に結核(腸結核)のため25歳で死去した[1]。墓所は豊島区駒込の染井霊園。
作品
編集- 処女作『三人やもめ』
- 代表作『乳母』
- その他の著作『葎の宿』、『濡衣』、『浅ましの姿』、『鬼千疋』、『産衣』、『秋の空』、『白髪染』、『晩桜』、『うしろ髪』、『二階の客』、『黒眼鏡』、『あしたの露』等
- 児童文学『おいてけぼり』、『食辛棒』等
逸話
編集脚注
編集参考文献
編集- 北田薄氷 「薄氷遺稿」 春陽堂、1901年12月
- 昭和女子大学近代文学研究室 編 「近代文学研究叢書 第4巻」 昭和女子大学光葉会、1956年
- 伊狩 章 「北田薄氷」 (東京堂 「明治大正文学研究」通号 20) 1956年10月
- 「現代日本文学全集 第84(明治小説集)」 筑摩書房、1957年
- 轟栄子 「北田薄氷研究」双文社出版、1984年3月
- 岩淵宏子, 長谷川啓 監修 ; 北田幸恵 責任編集 「「新編」日本女性文学全集 第2巻」 菁柿堂、2008年9月
- 伊藤かおり 「北田薄氷作品に関する一考察 : 我意を貫こうとする女性たちを中心に」(『帝塚山学院大学研究論集. リベラルアーツ学部』48集、2013年12月、所収)(帝塚山学院大学の図書館のウェブサイトにより閲覧可[1])