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北新田川

北新田川（きたしんでんがわ）は、愛知県日進市・長久手市を流れる天白川水系の普通河川[1][2][3]。岩崎川の支川である。河川コードは2300520000[注釈 1][4]。

北新田川
水系 二級水系 天白川
種別 普通河川
流域面積 4.32 km2
河口・合流先 岩崎川
流路 日本の旗 愛知県日進市
流域 日本の旗 愛知県日進市
地図
地図
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地理

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愛知県長久手市・日進市境の、愛知県農業総合試験場付近の谷間、日進市東部丘陵に源を発し[5][6]、アヤメ池を経て西流、福井川を合わせて南へ流れ、岩崎川に合流する[7][8]。流域面積は約4.32平方キロメートル[9]。

流域には現在でも田園風景が残っている[10]。

名称の由来

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北新田という地名は、岩崎村の北にある新田ということから名付けられた[11]。中流の一部区間のみ『新田川』とする地図も存在する[12]。

北新田川に対して、岩藤川（岩崎川上流部）は岩藤新田川とも呼ばれる[1]。

流域の周辺施設

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自然

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北新田川の流れる日進市北新区は、日進市の中でも比較的自然豊かな地区とされる[10]。

生物

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北新田川にはコイが生息しており、観光コースの名所のひとつとなっている[13][注釈 2]。

主なため池

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流域の主なため池を記載する。

名称 よみ 画像 所在地 所有者 諸元 流出水 備考
面積
(m2)		 貯水量
(千m3)		 堤高
(m)		 流域面積
(ha)
桜ケ池 さくらがいけ   長久手市岩作三ケ峯           北新田川  
アヤメ池 あやめいけ   長久手市岩作三ケ峯・日進市岩藤町一ノ廻間           北新田川 あやめ池
林池 はやしいけ   日進市北新町林 （一社）北新[14]   50[14] 7.3[14]   北新田川  
新池 しんいけ   日進市岩崎町阿良池           北新田川  
生出し池 はえだしいけ   日進市北新町生出し （一社）北新[14]   16.9[14] 4[14]   北新田川 般若池
阿良池 あらいけ   日進市岩崎町四ツ池 （一社）岩崎[14]   11[14] 6.8[14]   北新田川  

橋梁

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下流から順に記載する[7]。

  • その他、名称不明の橋も存在する。

主な支川

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福井川

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福井川
水系 二級水系 天白川
種別 普通河川
河口・合流先 北新田川
流路   愛知県日進市
流域   愛知県日進市
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北新田川の支川[1][7]。普通河川である[9]。

愛知県長久手市横道に源を発し、愛知用水から取水後、愛知県農業総合試験場からの流路を合わせ南下し、日進市北新町駒ヶ池で北新田川に合流する。2000年（平成12年）には砂防河川改修工事が行われた[15]。

付近にはリニモが通っており、その立地を生かして、流域では日進東口論義土地区画整理事業が行われている[16][17]。

また、流域にはかつて金萩遺跡と呼ばれる遺跡が存在し[18]、ナイフ形石器などが発掘されている[18]。

橋梁

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下流から順に記載する[7]。

  • 鶯橋（愛知県道233号岩作諸輪線新道）
  • 北新田橋（愛知県道233号岩作諸輪線新道）
  • 金萩橋
  • 鶯橋
  • 福井橋（愛知県道233号岩作諸輪線）

その他

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北新田川には、福井川以外にも名称不明の支川が存在する。

橋梁

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唯一名前のある橋梁が架かる河川のものを下流から順に記載する[7]。

  • 薬師小橋
  • 境橋
  • 二段場橋

脚注

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注釈

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  1. ^ 郷東川、小川などとともに『その他』として登録されている。
  2. ^ ただし、コイは外来種であることなどから同じ天白川水系の折戸川では駆除の対象となっている。

出典

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  1. ^ a b c “天白川で遊ぼうマップ”. 日進市浅田区. 2024年1月21日閲覧。
  2. ^ “北新田川（日進市/河川・湖沼・海・池・ダム）の地図”. Mapion. 2024年2月10日閲覧。
  3. ^ “リニモ沿線マップ”. 愛知県. 2024年2月10日閲覧。
  4. ^ “その他 [2300520000] 天白川水系 地図”. 国土数値情報河川データセット. 2024年2月10日閲覧。
  5. ^ “左から北新田川”. バーチャルにっしん. 2023年2月10日閲覧。
  6. ^ “東部丘陵クリーン作戦”. 日進市にぎわい交流館. 2024年2月10日閲覧。
  7. ^ a b c d e “にっしんまっぷ”. 日進市. 2024年1月22日閲覧。
  8. ^ 『アトラスRDX』ヤフー株式会社、2011年10月。 
  9. ^ a b “第２章 基礎調査”. 日進市. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月23日閲覧。
  10. ^ a b “北新区”. 日進市. 2024年2月10日閲覧。
  11. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 477.
  12. ^ “にっしんまっぷ（道路台帳図）”. 日進市. 2024年2月10日閲覧。
  13. ^ “北小学校区 中面”. 日進市. 2024年2月10日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i 『市内河川・ため池・名古屋港の水質の変遷』名古屋市環境局地域環境対策部地域環境対策課・名古屋市環境局地域環境対策部環境科学調査センター・名古屋市緑政土木局下線部河川計画課、2021年3月。 
  15. ^ “施工実績一覧”. 鈴木工務店. 2024年2月11日閲覧。
  16. ^ “日進北部土地区画整理事業”. 日進市. 2024年2月11日閲覧。
  17. ^ “北のエントランス（仮称）日進東口論義土地区画整理事業”. 日進市. 2024年2月11日閲覧。
  18. ^ a b “金萩遺跡”. 全国遺跡報告総覧. 奈良文化財研究所. 2024年2月11日閲覧。

参考文献

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関連項目

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