北京現代
北京現代(ペキンヒョンデ、中: 北京现代)は、中国北京に本社を持つ自動車会社で、2002年に北京汽車工業控股と現代自動車の合弁によって設立された企業である[2]。
本社 | |
現地語社名 | 北京现代汽车有限公司 |
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種類 | 非公開合弁会社 |
業種 | 自動車 |
設立 | 18 October 2002 |
本社 |
、 中国 |
事業地域 | 中華人民共和国 |
製品 | 自動車 |
所有者 |
北京汽車工業控股 (50%) 現代自動車 (50%) |
従業員数 | 15,000[1] |
ウェブサイト | 公式ウェブサイト |
概要
編集2010年の売り上げ台数は70万台で国内シェア4位、2012年にはシェア10.5%に達したが、2010年代後半には中国と韓国間の情勢悪化(後述)に伴いシェアを減らし2021年の販売台数は53万台(起亜ブランド含む)シェア2.7%にまで落ち込んだ。
2014年、順調に販売台数を伸ばしてきた北京現代は、北京の第1から第3工場に加え、河北省滄州市に第4工場、重慶市に第5工場を建設することを決定。2018年には中国国内だけで年間181万台の生産基盤を確保できる見通しとなった[3]。 しかしながら重慶工場が稼働した2017年、韓国内のTHAADミサイル配備による中韓関係の悪化に伴い販売量が減少。2017年の年間販売台数は約82万台にとどまり、各工場の稼働率も低迷した[4]。
2018年も販売不振は続き、販売台数は約79万台と前年を割り込んだ。2019年1月、北京現代汽車はリストラを図るべく第1-第3工場(北京市)の従業員に対して、退職もしくは第4工場(河北省)、第5工場(重慶市)へ異動する希望者を募り始めた[5]。
2021年、第1工場を理想汽車に売却したほか、重慶工場の生産を停止。過剰設備の整理を進めるものの、工場の稼働率は20-30%と伝えられた[6][7]。 2023年、年産30万台の能力を持つ重慶の第5工場も売却が開始された[8]。
脚注
編集- ^ “公立簡介”. 北京現代. オリジナルの2009年5月22日時点におけるアーカイブ。 2015年3月21日閲覧。
- ^ For ownership and company information, see BEIJING HYUNDAI OPENS NEW PLANT, ADDS NEW MODEL[リンク切れ] Hyundai Official Site, 2008-04-11
- For year established and production base location, see “Industrial tourism to Beijing Hyundai Auto Co. Ltd”. Information Center of Shunyi District Government (2011年9月15日). 2012年5月26日閲覧。
- ^ “現代自動車、中国に第4・第5工場を建設へ”. 中央日報 (2014年12月31日). 2018年3月30日閲覧。
- ^ “北京現代、17年の新車販売は82万台”. NNA (2018年1月5日). 2018年3月30日閲覧。
- ^ “中国で不振の現代自、現地生産人員を削減へ”. NNA (2019年1月28日). 2019年2月14日閲覧。
- ^ “韓国経済界の思考「…たら・れば…はず」で泥沼 現代自グループ、中国でのシェアが2・7%に下落 「挽回の切り札」も悲惨な売上げ台数”. zakzak (2022年12月8日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “中国でのシェアが1%に下落した韓国現代自動車、重慶工場も稼働停止”. Record Korea (2022年2月23日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “北京現代、重慶工場を売却へ”. JETRO (2023年8月23日). 2023年9月1日閲覧。