加藤 文俊(かとう ふみとし、1962年5月5日 - )は、日本の社会学者慶應義塾大学環境情報学部教授 兼 同大学院政策・メディア研究科委員。専門は社会学。とくに昨今はカメラ付きケータイ(携帯電話)を用いた社会調査法の開発に力を入れている。京都府生まれ。

人物

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自身のゼミナールの学生による卒業論文(卒業制作)を個展形式で一般に公開したり、積極的なフィールドワークを実施するなど、同じ社会学者では佐藤郁哉一橋大学大学院商学研究科教授)などの研究スタンスと共通している部分が多い。「研究者はフィールドに出るべきだ」が持論で[要出典]それを体現していると言えよう[独自研究?]。また「社会学」という学問領域にとらわれることなく、様々なフィールドワークを実践。

日本育英会会長などを務めた社会学者加藤秀俊は父である。

学歴

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職歴

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  • 1989年(財)地域開発研究所 客員研究員
  • 1993年 慶應義塾大学 環境情報学部 助手
  • 1997年 龍谷大学 国際文化学部 講師
  • 2000年 龍谷大学 国際文化学部 助教授
  • 2001年 慶應義塾大学 環境情報学部 助教授(2002年より 同大学大学院 政策・メディア研究科委員を兼務)
  • 2007年 慶應義塾大学 環境情報学部 准教授
  • 2010年 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
  • 2019年 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 委員長(2023年9月まで)

プロジェクト

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  • 墨東大学(2010年)- 地域を大学というメタファーでとらえ、地域から学ぶプロジェクト[1]
  • シブヤ大学 パルコ定点観測学科(2010年)- シブヤ大学パルコのアクロス編集部がコラボレーションしたフィールドワーク[2]
  • 三宅島大学(2015年)- 東京アートポイント計画事業の一環として、2011年度から2013年度の3年をかけて三宅島で実施[3]
  • カレーキャラバン(2015年)- 全国各地のまちへ出かけ、その場所で調達した食材と、その場所に居合わせた人びととカレーをつくるプロジェクト[4]

著書

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単著
  • 『キャンプ論:あたらしいフィールドワーク』(慶應義塾大学出版会、2009年)
  • 『おべんとうと日本人』(草思社、2015年)
  • 『会議のマネジメント 周到な準備、即興的な判断』(中央公論新社、2016年)
  • 『ワークショップをとらえなおす』(ひつじ書房、2018年)
共著
  • 『ゲーミングシミュレーション』新井潔、出口裕、兼田敏之、中村美枝子との共著(日科技連出版社、1998年)
  • 『x-Design 未来をプロトタイピングするために』山中俊治、脇田玲、田中浩也、坂井直樹、岩竹徹、中西泰人、藤田修平、筧康明、水野大二郎との共著(慶應義塾大学出版会、2013年)
  • 『つながるカレー コミュニケーションを「味わう」場所をつくる』木村健世、木村亜維子との共著(フィルムアート社、2014年)
  • 『Digital Media Practices in Households: Kinship through Data』Larissa Hjorth, Kana Ohashi, Jolynna Sinanan, Heather Horst, Sarah Pink, Baohua Zhouとの共著(Amsterdam: Amsterdam University Press、2020年)

脚注

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  1. ^ 大学と地域のつながりを問い直す! 「地域メディア」としての大学”. SFC CLIP. 2019年10月16日閲覧。
  2. ^ シブヤ大学. “シブヤカルチャー大調査2010! ~渋谷の今を切り取ろう~”. シブヤ大学. 2019年10月16日閲覧。
  3. ^ 三宅島大学誌ー「三宅島大学」とは何だったのか│Tokyo Art Research Lab”. Tokyo Art Research Lab. 2019年10月16日閲覧。
  4. ^ コミュニケーションの場を生み出す活動 [カレーキャラバン]”. Good Design Award. 2019年10月16日閲覧。

外部リンク

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先代
村井純
慶應義塾大学政策・メディア研究科委員長
2019年 - 2023年9月
次代
高汐一紀