前川 健一(まえかわ けんいち、1952年 - )は、日本の紀行作家

東京都生まれ。高校卒業後の1973年から、建設作業員、清掃作業員、料理人をやりながら、世界を巡る。1976年から2年間中国料理店で料理を修業。1988年、東南アジアの食文化を究めた『東南アジアの日常茶飯』が話題になる。1990年代に入ってバンコク定点観察者として『バンコクの好奇心』などを著わす。2000年『アフリカの満月』でJTB紀行文学大賞・奨励賞を受賞。2004年には「東南アジアにおける民衆の生活文化の理解に果たした業績」により大同生命地域研究特別賞を受賞[1]

著書

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  • 東南アジアの日常茶飯 弘文堂 1988.3
  • 路上のアジアにセンチメンタルな食欲 筑摩書房 1988.12
  • バンコクの匂い めこん 1991.8
  • バンコクの好奇心 めこん 1991.12
  • まとわりつくタイの音楽 めこん 1994.3
  • アジアの路上で溜息ひとつ 1994.12 (講談社文庫)
  • タイの日常茶飯 弘文堂 1995.8
  • タイ・ベトナム枝葉末節旅行 めこん 1996.7
  • いくたびか、アジアの街を通りすぎ 1997.8 (講談社文庫)
  • バンコクの容姿 講談社 1998.3
  • 東南アジアの三輪車 旅行人 1999.9
  • アジア・旅の五十音 1999.9 (講談社文庫)
  • アフリカの満月 旅行人 2000.4
  • タイ様式 2001.3 (講談社文庫)
  • 旅行記でめぐる世界 2003.2 (文春新書)
  • 異国憧憬 戦後海外旅行外史 JTB 2003.12

脚注

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  1. ^ [1]