前史雄

1940-, 漆芸家。人間国宝

前 史雄(まえ ふみお、1940年昭和15年)8月15日 - )は、漆芸家石川県輪島市出身。沈金重要無形文化財保持者(人間国宝[1]

独自に沈金刀を研究し、多様な彫刻技法で知られる。石川県立輪島漆芸技術研修所所長。

略歴

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  • 金沢美術工芸大学で、日本画を専攻。
  • 1964年(昭和39年)以降、養父である前大峰に師事し沈金技術を習得。
  • 1973年(昭和48年)、第20回日本伝統工芸展で「沈金稲穂に雀色紙箱」が文部大臣賞。
  • 1977年(昭和52年)、養父、大峰が死去。
  • 1992年(平成4年)、第39回日本伝統工芸展で「沈金漆箱「篁」」が日本工芸会総裁賞。
  • 1997年(平成9年)、第44回日本伝統工芸展で「沈金漆箱「十六夜」」が日本工芸会保持者賞。
  • 1999年(平成11年)6月21日、重要無形文化財「沈金」保持者認定[1]
  • 石川県立輪島漆芸技術研修所で後進を指導。
  • 2001年(平成13年)、紫綬褒章[2]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 美術界年史(彙報)人間国宝認定 1999年05月”. 東京文化財研究所 (2014年4月14日). 2024年5月27日閲覧。
  2. ^ 美術界年史 2001年(11月 紫綬褒章受章者)”. 東京文化財研究所. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月27日閲覧。