別働隊(べつどうたい、英語: Captain Carey, U.S.A.)または別動隊は、ミッチェル・ライゼン監督、アラン・ラッド、ワンダ・ヘンドリックス主演の1950年製作のアメリカ犯罪スリラーフィルム・ノワール。裏切り者を裁くため、アメリカ人が第二次世界大戦後のイタリアに戻る。パラマウント・ピクチャーズが製作・配給。マーサ・アルブランドの1948年の小説『After Midnight』が原作。『O.S.S.』というタイトルで、その後『アフター・ミッドナイト』というタイトルで撮影された[2]

別働隊
Captain Carey, U.S.A.
監督 ミッチェル・ライゼン
原作 マーサ・アルブランド
アフター・ミッドナイト
出演者 アラン・ラッド
ワンダ・ヘンドリックス
音楽 ヒューゴー・フリードホーファー
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1950年2月21日
上映時間 83分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,777,000
興行収入 1,625,000米ドル[1]
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主題歌「[モナ・リザ Mona Lisa」はセルジオ・デ・カルロ英語版がこの映画で初めて歌い、全編を通して繰り返されるモチーフとなっている。作曲者ジェイ・リビングストンと作詞者レイ・エヴァンスアカデミー歌曲賞を受賞。その後、この曲は1950年にナット・キング・コールが歌って、全米No.1ヒットソングとなった。

プロット

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第二次世界大戦中、ドイツ占領下のイタリアにアメリカ戦略情報局中央情報局 CIA の前身)の諜報員グループが派遣された。この任務を遂行する中で、内部の裏切りにより彼らのほとんどが殺された。

終戦後、生存者のひとりであるウェブスター・ケイリー大尉(アラン・ラッド)は、裏切り者を見つける決意をする。[3][4]ケイリー大尉はミラノ近郊のオルタに戻り、第二次世界大戦中のO.S.S.チームを裏切り、何人もの村人を死に至らしめた張本人を突き止める。驚いたことに、ナチスの手によって死んだと思っていた昔の恋人ジュリア(ワンダ・ヘンドリックス)が生きており、イタリアの有力貴族バローネ・ロッコ・デ・グレフィ(フランツ・レデラー)と結婚していた。村人たちは愛想がないが、ケイリーは裏切り者をあぶり出そうと密かな努力を続けるが、その裏切り者がデ・グレフィであることが判明する。

キャスト

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など

製作

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当初は連続ドラマ『Dishonored』に基づいた。ジョナサン・ラティマーが脚本家として発表され、主演はレイ・ミランドアリダ・ヴァリ、タイトルは『アフター・ミッドナイト』となる予定だった[5]

その後、アラン・ラッドが主役に抜擢され、ルイス・アレンが監督を務める予定だったが、最終的にミッチェル・ライゼンが監督を務めることになった[6]

撮影は1949年1月3日に開始された。

脚注

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  1. ^ “Top Grosses of 1950”. Variety: 58. (January 3, 1951). https://archive.org/stream/variety181-1951-01#page/n57/mode/1up. 
  2. ^ Peter J. Levinson (2005), September in the Rain, Taylor Trade Publications, ISBN 9781589791633, https://books.google.com/books?id=zG-UYr7vBb4C&pg=PA79 
  3. ^ 『別働隊』(1950年・パラマウント・ミッチェル・ライゼン by 佐藤利明 2022年
  4. ^ 別動隊:映画作品情報・あらすじ・評価(Movie Walker Press)
  5. ^ PARAMOUNT SEEKS VALLI FOR PICTURE; Studio Would Team Actress With Ray Milland in 'After Midnight,' Albrand Novel (The New York Times、1948年)
  6. ^ "Cowan to Map Marxes' Life Story While Abroad; Hatcher, Wyatt Deals Set". Los Angeles Times. p. 7.(1948年11月27日)