凍土
氷を含む土壌や岩石
凍土(とうど、英語: frozen ground, frozen soil)とは、氷を含む土壌や岩石のことである[1][2]。凍土は土粒・氷・空気・不凍水から構成される[3]。
凍土は、気温が0 ℃を下回るときに土中の水分が凍結することで形成される[4]。冬季に凍結するものの夏季に融解する場合は季節凍土(seasonally frozen ground)とよぶ(季節凍土か否かは土壌水の相により決定される)[2]。一方、2年間以上にわたり継続して温度0 ℃以下をとる場合、永久凍土(permafrost)とよぶ(永久凍土か否かは温度により決定される)[2]。
脚注
編集- ^ 石川・斉藤 2006, p. 639.
- ^ a b c 石川・斉藤 2006, p. 640.
- ^ 木下 1982, p. 11.
- ^ 亀田・高橋 2017, p. 189.
参考文献
編集- 木下誠一『凍土の物理学』森北出版、1982年。ISBN 4-627-46170-4。
- 石川守・斉藤和之「気候・水循環に関わる凍土研究」『雪氷』第68巻第6号、2006年、639-656頁。
- 亀田貴雄・高橋修平『雪氷学』古今書院、2017年。ISBN 978-4-7722-4194-6。