六曜社(ろくようしゃ)は、京都市中京区大黒町の、河原町三条交差点の近くにある喫茶店。老舗喫茶店として知られる[1][2][3]

株式会社六曜社
店舗前(2024年9月)
店舗前(2024年9月
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
604-8031
京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町40番地
設立 1966年
業種 小売業
法人番号 5130001061949 ウィキデータを編集
事業内容 喫茶店運営
外部リンク https://rokuyosha-coffee.com/
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概要

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1950年[3]地下で開店し、後に喫茶店は1階へ移転して地下はバーになったが、1985年ころから、昼間の地下店も、自家焙煎コーヒーの店として営業を始めた[2]。1階の店には「六曜社珈琲店」、地下の店には「六曜社地下店」という看板が掲げられている[3]

高田渡は、京都に居住していた時期に、毎日のようにこの店に通ったといわれる[4]豊田勇造の楽曲「コーヒーブルーズ」は、六曜社で高田と待ち合わせた経験を歌ったものである[5]

長く地下店のマスターを務めているのは、シンガーソングライターでもあるオクノ修(奥野修)である[1][6]

2010年6月17日、近傍で火災が発生し、消火のための放水によって店舗が水浸しとなり、しばらく休業を余儀なくされた[1]

2020年9月、「京都・六曜社三代記 喫茶の一族」が京阪神エルマガジン社より刊行された。

脚注

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  1. ^ a b c “たばこ店焼け、放水で「六曜社」水浸しに”. 朝日新聞・朝刊・京都市内: p. 31. (2010年6月18日). "この火事で、近くのビルの地上1階と地下1階に入る老舗(しにせ)喫茶店「六曜社」が放水で水浸しになり、臨時休業した。店長の奥野修さん(57)は ..."  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  2. ^ a b (さ) (2000年9月4日). “[おいしいで~]コーヒー店 六曜社地下店 透明感をイメージ”. 毎日新聞・大阪夕刊: p. 3. "六曜社は京都の老舗(しにせ)コーヒー店の一つで、戦後まもなくの開店。もともと地下にあった店が地上に移って地下はバーに。15年前、地上店の当主の三男の奥野さんが、昼間の地下で自家焙煎のコーヒー店を開いた。"  - 毎索にて閲覧
  3. ^ a b c 河原町三条 京都の老舗喫茶店「六曜社」でコーヒーとドーナツ☆【グルメ】”. Kyotopi (2016年2月3日). 2016年10月24日閲覧。
  4. ^ “中央線の詩 沿線風景 吉祥寺・終章:4) 出会い 1曲聴いて「泊まれ」”. 朝日新聞・朝刊・むさしの: p. 31. (2006年4月22日). "「高田渡が京都にいるらしいから会いに来たんだ」「あ、渡ちゃんね」「六曜社」という喫茶店に毎日来ていると女の子は言った。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧:三橋乙揶(シバ)へのインタビューにもとづく記事
  5. ^ 佐々木泰造 (2006年4月22日). “[洛書き帳]コーヒー”. 毎日新聞・朝刊・京都: p. 27. "その高田さんが登場するのが、京都生まれの豊田勇造さんが歌う「コーヒーブルーズ」だ。... この歌は、河原町三条の喫茶店「六曜社」で高田さんと待ち合わせたときの話。"  - 毎索にて閲覧
  6. ^ “[フォーク]自主制作アルバム「オクノ修」をCD化 70年代フォークの隠れた名盤”. 毎日新聞・大阪夕刊: p. 10. (2000年6月10日). "オクノは現在、京都・河原町三条にある喫茶店、六曜社地下店のマスター。"  - 毎索にて閲覧

外部リンク

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座標: 北緯35度0分30.7秒 東経135度46分9.4秒 / 北緯35.008528度 東経135.769278度 / 35.008528; 135.769278