八床町
愛知県瀬戸市の地名。
八床町(やとこちょう)は、愛知県瀬戸市下品野連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
八床町 | |
---|---|
北緯35度14分58.2秒 東経137度6分45.7秒 / 北緯35.249500度 東経137.112694度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 瀬戸市 |
地区[1] | 下品野連区 |
町名制定[2] | 1965年(昭和40年)5月1日 |
面積 | |
• 合計 | 0.532708101 km2 |
標高 | 149.1 m |
人口 | |
• 合計 | 90人 |
• 密度 | 170人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
480-1206[6] |
市外局番 | 0561(瀬戸MA)[7] |
ナンバープレート | 尾張小牧 |
地理
編集- 瀬戸市の中央部に位置する[8]。西を穴田町、北を北丘町、東を落合町、東から南を品野町と隣接している[8]。
- 一帯は粘土採掘鉱山地帯で、かつては多くの鉱山や製土工場が集中していたが[8]、年々その数は減ってきている。
- 南東部に市営八床住宅がある。建設は1951年(昭和26年)に行われた[9]。建物の老朽化に伴い2005年(平成17年)より募集は停止されており[10]、退去済みの住宅から順に取り壊しが行われている。2020年(令和2年)4月1日時点の戸数は4、そのうち2戸が利用されている[11]。
- 品野町にかけて、中世の古窯跡が残されており、八床古窯跡群[8][注釈 1]・品川北古窯跡群[注釈 2]と呼ばれている[12]。
河川
編集- 水野川[8] : 町の北端、北丘町との町境を西流している。
- 八床川(水野川支流) : 町の中央部を西流している。
- 南八床川(八床川支流) : 町の西端、穴田町との町境を北流している。
- 北八床川(八床川支流) : 町の北部を西流している。
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる[14]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 瀬戸市立下品野小学校 | 瀬戸市立品野中学校 | 尾張学区 |
歴史
編集町名の由来
編集江戸時代には品野村八床と呼ばれており、かつてはこの地に質のよい陶土層が重なっていたところから名付けられたといわれる[15]。
沿革
編集世帯数と人口
編集2024年(令和6年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
八床町 | 29世帯 | 90人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 7人 | [16] | |
2000年(平成12年) | 33人 | [17] | |
2005年(平成17年) | 56人 | [18] | |
2010年(平成22年) | 58人 | [19] | |
2015年(平成27年) | 89人 | [20] | |
2020年(令和2年) | 81人 | [21] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 2世帯 | [16] | |
2000年(平成12年) | 10世帯 | [17] | |
2005年(平成17年) | 17世帯 | [18] | |
2010年(平成22年) | 19世帯 | [19] | |
2015年(平成27年) | 27世帯 | [20] | |
2020年(令和2年) | 26世帯 | [21] |
交通
編集鉄道
編集町内に鉄道は走っていない。最寄り駅は名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅になる。
バス
編集- 新瀬戸駅 - イオン瀬戸みずの店 - 中水野駅 - 曽野 - しなのバスセンター 系統 : 北グラウンドバス停
道路
編集- 愛知県道210号中水野品野線 : 町の南端、品野町との町境付近を東西に通っている。
施設
編集- 瀬戸市北スポーツ施設 : 町の北部にある。野球場とテニスコートからなり、野球場は、軟式野球・ソフトボールと小学生の硬式野球で利用可[22]。テニスコートは、ハードコート4面で硬式向き[23]。
- 旧・品川カントリークラブ[8] : 品川ゼネラルサービス株式会社[注釈 3]が運営するショートコースのゴルフ場[24]。1964年(昭和39年)に9ホールで開業し、1990年(平成2年)に18ホールに拡張されるが、2017年(平成29年)に閉鎖となった[24]。閉鎖後の土地は瀬戸市が所有し、引受先を公募した結果、日東工業がその権利を取得[25]。2024年3月の稼働を目指して、現在工事を進めている[25]。
- F瀬戸Ⅱ太陽光発電所 : 株式会社NTTファシリティーズによる太陽光発電事業用サイト[26]。発電開始日は2019年(令和元年)1月23日で、想定年間発電量は約2,460MWh[26]。
その他
編集日本郵便
編集脚注
編集出典
編集- ^ “町丁名一覧【連区別】” (PDF). 瀬戸市 (2023年11月2日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b 瀬戸市 1965.
- ^ “愛知県瀬戸市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “瀬戸市の標高&海抜”. 標高海抜ナビ (2018年). 2022年11月23日閲覧。
- ^ a b “人口と世帯 令和6年2月1日現在” (PDF). 瀬戸市 (2024年2月5日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e f 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1707.
- ^ “市営住宅の概要”. 瀬戸市 (2013年8月27日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “市営住宅の入居申込”. 瀬戸市 (2011年3月28日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “瀬戸市公共施設白書” (PDF). 瀬戸市. p. 20 (2020年3月). 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b c d “八床古窯跡群 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ “町名別通学学校名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2023年9月16日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 2020, p. 178.
- ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “北グラウンド”. 瀬戸市スポーツ施設. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “北テニスコート”. 瀬戸市スポーツ施設. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b “沿革”. 品川ゼネラル株式会社. 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b “日東工業、瀬戸市に新工場建設へ 25万平方メートルを取得”. 日本経済新聞 (2020年1月9日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ a b “「F瀬戸Ⅱ太陽光発電所」の竣工について”. 株式会社NTTファシリティーズ (2019年1月30日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. p. 17. 2022年12月27日閲覧。
注釈
編集参考文献
編集- 瀬戸市 編『昭和40年5月1日施行 町名設定調書(品野地区)』瀬戸市、1965年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。