八代万智子
1939-女優。
八代 万智子(やしろ まちこ、1939年8月10日 -)は、北海道礼文郡礼文町[1]出身の女優。本名は伊東和子[2](旧姓は竹田)。東映の現代物映画やテレビドラマ『プレイガール』等で活躍した。1960年代半ばに、一時期八代真矢子を名乗っていた事がある。夫は『プレイガール』で進行助手を務めていた伊東暉雄[2]。
やしろ まちこ 八代 万智子 | |
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本名 | 伊東 和子(旧姓:竹田) |
別名義 | 八代 真矢子 |
生年月日 | 1939年8月10日(85歳) |
出生地 | 日本・北海道 |
ジャンル | 俳優 |
活動内容 | 映画、演劇、テレビドラマなど |
主な作品 | |
プレイガール |
来歴
編集1958年に東映ニューフェイスの第5期に合格[3]。同期には梅宮辰夫・応蘭芳・高島新太郎・小嶋一郎・滝川潤がいる。東映へ入社し、映画『海のGメン 暁の急襲隊』の端役でデビュー。その後多くの映画に出演したが、当時の東映は男性アクション作品が主であり、その脇役としての出番がほとんどだったため、1963年に東映を退社し[3]活躍の場をテレビ中心に移す。1966年には特撮ドラマ『マグマ大使』で主人公マモル少年の母親役を演じた。八代は当時26歳で、マモル役の江木俊夫は13歳である。
1969年より、代表作となるテレビドラマ『プレイガール』に五代万智子役で出演した。初回からのレギュラーではなかったが、第4話に女探偵として登場、そのままプレイガールメンバーとなった。同作は昭和40年代を代表する人気アクションドラマのひとつとなり、八代も沢たまきに次ぐサブリーダー格として1974年の最終第287話まで出演した。男勝りの沢に対し、優しく面倒見の良い姉さん格として若いメンバーを支える役柄であったが、大胆なセクシーアクションも披露した。また同作放映中の1970年には映画『現代女胴師』で初の本格主演を務めている。
主な出演作品
編集映画
編集- 海のGメン 暁の急襲隊 (1959年6月)
- 父と娘 (1959年7月)
- 警視庁物語 遺留品なし (1959年9月)
- 鹿島灘の女 (1959年10月) - みゆき
- 拳銃を磨く男 (1959年11月)
- べらんめえ芸者 (1959年12月)
- おれたちの真昼 (1960年5月)
- 大いなる旅路 (1960年3月)
- 第三の疑惑 (1960年5月)
- 悪魔の札束 (1960年7月)
- 警視庁物語 深夜の130列車 (1960年1月)
- 天下の快男児 万年太郎 (1960年1月)
- 俺から行くぞ (1960年4月)
- 警視庁物語 血液型の秘密 (1960年6月)
- 警視庁物語 聞き込み (1960年6月)
- 決斗の谷 (1960年6月)
- 天下の快男児 突進太郎 (1960年7月)
- 吠えろ岸壁 (1960年7月)
- 遥かなる母の顔 (1960年10月)
- 特ダネ三十時間 笑う誘拐魔 (1960年11月)
- 特ダネ三十時間 曲り角の女 (1960年11月)
- べらんめえ芸者罷り通る (1961年1月)
- 警視庁物語 不在証明 (1961年1月)
- 警視庁物語 十五才の女 (1961年2月)
- 赤い影の男 高速三号線を張れ (1961年2月)
- 不敵なる脱出 (1961年2月)
- 拳銃野郎に御用心 (1961年2月)
- 大学武勇伝 (1961年3月)
- 東京新撰組 (1961年3月)
- 腕まくり七色娘 (1961年5月)
- 地獄に真紅な花が咲く (1961年5月)
- 花と嵐とギャング (1961年6月) - お若
- 霧と影 (1961年8月) - 民子
- ファンキーハットの快男児 (1961年8月) - 桜井とも子
- 黄色い風土 (1961年9月) - 谷川由美
- 万年太郎と姐御社員 (1961年10月) - ミス釧路
- 悪魔の手毬唄 (1961年11月) - 和泉須磨子
- 白昼の無頼漢 (1961年11月)
- はだかっ子 (1961年11月)
- 進藤の社長シリーズ 石松社員は男でござる (1961年11月)
- 乾杯! ごきげん野郎 (1961年12月)
- 八人目の敵 (1961年12月)
- 恋愛学校 ラブ・スクール (1962年2月) - 野田圭子
- 新婚シリーズ 月給日は嫌い (1962年1月)
- 新婚シリーズ 最初が肝心 (1962年2月)
- 若者たちの夜と昼 (1962年4月)
- サラリーマン一心太助 (1962年6月)
- ギャング対ギャング (1962年7月) - 弓子
- 山麓 (1962年7月)
- 地獄の裁きは俺がする (1962年8月)
- こまどり姉妹 おけさ渡り鳥 (1962年9月)
- 狙い射ち無頼漢 (1962年10月)
- 地獄の影法師 (1962年11月) - お扇
- 若ざくら喧嘩纏 (1962年11月)
- 薩陀峠の対決 (1962年12月)
- こまどりのりんごっ子姉妹 (1963年1月)
- 旗本退屈男 謎の竜神岬 (1963年1月)
- ギャング対Gメン 集団金庫破り (1963年2月) - 秋子
- 警視庁物語 ウラ付け捜査 (1963年2月)
- 伝七捕物帖 女狐小判 (1963年3月)
- 東京アンタッチャブル 脱走 (1963年3月)
- 新・夫婦善哉 (1963年10月) - おふさ
- ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(1964年2月)
- 網走番外地 望郷篇 (1965年10月) - 藤子
- 星よ嘆くな 勝利の男(1967年2月)
- 密告(たれこみ) (1968年5月)
- 怪猫 呪いの沼 (1968年7月) - 日向の局
- 謝国権「愛」より (秘)性と生活(1969年2月)
- 戦後最大の賭場 (1969年4月) - 今村由起
- 緋牡丹博徒 二代目襲名 (1969年4月)
- 懲役三兄弟 (1969年5月)
- 夜の歌謡シリーズ 悪党ブルース (1969年8月)
- 現代女胴師 (1970年4月)
- やくざ刑事 (1970年5月) - 牧典子
- 喜劇 ギャンブル必勝法 (1970年10月)
- 経験 (1970年10月)
- 昭和残侠伝 死んで貰います (1970年9月) - 姉さん芸者 役
- 戦後秘話 宝石略奪 (1970年6月) - マダム井上
- 日本暴力団 組長くずれ (1970年6月)
- 不良番長 一獲千金 (1970年4月)
- (秘)セックス恐怖症 (1970年8月) - 伊沢良子
- 日本悪人伝 (1971年2月) - お豊
- 未亡人ごろしの帝王 (1971年2月) - 吉川銀子
- 極悪坊主 飲む・打つ・買う (1971年2月) - まぼろしお銀
- 喜劇 いじわる大障害 (1971年3月)
- すいばれ一家 男になりたい (1971年4月)
- 渡世人 命の捨て場 (1971年6月)
- 傷だらけの人生 (1971年7月) - おしま
- 悪親分対代貸 (1971年10月)
- 悪の親衛隊 (1971年11月)
テレビドラマ
編集- お夏清十郎(1954年)
- 七色仮面(1959年)
- ザ・ガードマン(1965年)- 第21話「黄金の牙」(八代真矢子名義)
- 素浪人 月影兵庫
- 第1シリーズ 第13話「女は聞いていた」(1966年)(八代真矢子名義) - お浜
- 第2シリーズ 第8話「女の影がゆれていた」(1967年)(八代真矢子名義)
- マグマ大使(1966年)村上知子役
- 特別機動捜査隊(1967年)- 第274話「ある煙突地帯」
- 七つの顔の男(1967年)- 第9話「東京で一番長い日」
- ローンウルフ 一匹狼 (1967年)第4話「四億円の手帖」
- キイハンター
- 第5話「必殺の瞬間」(1968年)
- 第18話「新ギャング同盟」(1968年)
- 第33話「殺人行進曲」(1968年)
- 第50話「空中サーカス強盗団」(1969年)
- マイティジャック(1968年)- 第13話ゲスト・吉行純子
- フジ三太郎(1969年)- 第19話ゲスト・ナオミ
- プロファイター(1969年)- 第2話「夜をデザインする女」
- プレイガール(1969年〜1974年)- 第4話以降レギュラー・五代万智子
- 恐怖劇場アンバランス(1973年)- 第13話ゲスト・加原蓮子
- 大忠臣蔵(1971年)- 第24話ゲスト・小太夫
- 荒野の素浪人(1972年) - 第14話「奇襲 女地獄牢」ゲスト
- ザ★ゴリラ7(1975年9月26日) - 第25話「誘拐されたシンデレラ」ゲスト
オリジナルビデオ
編集- 時空警察ヴェッカー(2001年)- 時空警察幹部(友情出演)
その他の活動
編集- プレイガールオフィス・トークショー「プレイガール伝説」(2000年)
脚注
編集関連項目
編集- 日本の女優一覧
- 北海道出身の人物一覧
- 片山由美子 - プレイガールで共演したライブコミュニケーションサービス「ポコチャ」のライバー。ライブ配信で交流。