全国FM連合
2020年現在全国FM連合が活動しているかどうか確認できません。公式サイトの参加局一覧も最後の活動(2012年)から更新されておらず、最新の状況を把握するのは極めて困難と思います。従って本文上で最新情報を掲載するのは避けて欲しいと思います。疑問がある場合はノート:全国FM連合に書き込んでいただきたいと思います。お手数をおかけしますが、検証可能性厳守のためよろしくお願いします。また自動退会など検証可能性に反する記述は避けて欲しいと思います。 |
全国FM連合(ぜんこくエフエムれんごう)は、日本民間放送連盟に加盟するFMラジオ局全52社が加盟するラジオネットワークであり、親睦団体でもある。
歴史
編集日本の民放FM局は、エフエム東京が中心となった「全国FM放送協議会」(略称:JFN)、J-WAVEが中心となった「JAPAN FM LEAGUE」(略称:JFL)、外国語FM局のネットワーク「MegaNet」、それに独立系のFM局が、それぞれ独自の活動を行ってきた。
しかし、2000年代におけるメディア業界を巡る激変の影響により、各社の経営は悪化。経営体力のない社が破綻に追い込まれる事態も起きた[1]。
2003年9月24日、当時53社あった民放FMのすべての局の社長がTOKYO FMホールに集い、「全国FM連合」を結成、FMケータイの発売開始を前に「Now on Air」(今放送している楽曲の、曲名やアーティスト名)を全53局が同じシステムを使って配信し、FM放送と通信を融合したサービスを展開することによる媒体力の強化を宣言した。これがスタートであり、日本民間放送連盟や加盟ラジオ局101社(当時、主にAM放送局)が集う「民放連ラジオ委員会」からは独立した、民放FM局独自の運動体であった。
その後2007年3月末まで、全局を挙げた告知キャンペーンや、屋外ビジョン展開、全国のタワーレコード店舗とのコラボレーションなどを精力的に行い、FMチューナーを搭載した携帯電話は投入する携帯通信会社も3社に増え、機種も続々増えていった。それと並行して求心力が衰え、運動は失速した。2007年9月頃になると、「全国FM連合」の活動は、「Meet the Music LIVE!」構想が浮上する2007年12月まで、休眠状態となった。
ラジオのネットワークとしてはそれぞれの系列があるため、正確には「ネットワークの連合体」かオリンピック中継における「ジャパンコンソーシアム」の様な形態でもある。しかし、2008年に再び活動が活性化し、サザンオールスターズ(サザン)のリーダー・桑田佳祐や、2008年から12年まで活動を休止していたサザンのコンサートを中継するなど、実績を上げつつある。また、大手通信会社KDDIと協力関係を結び、相互技術協力やコンテンツのマルチメディア展開を行っている。
- 結成意図
- 活動実績
- 幹事局は全てエフエム東京。ナビゲーターは小林克也。
- 2008年3月23日 19:00-20:00(生放送)、5月5日25:00-27:00(録音完全版) - 桑田佳祐 アコースティックライブ in 石垣島
- 2008年8月30日 25:00-27:00(8月24日収録、横浜市・横浜国際総合競技場) - サザンオールスターズ『真夏の大感謝祭』30周年記念LIVE
- 2009年3月22日 19:00-20:00(和歌山ビッグホエール、生放送) - コブクロ・ファンフェスタ 2009
- 2009年9月19日 25:00-27:00 - 忌野清志郎Rock'n roll Radio show
- 2010年3月21日 19:00-20:00(ビルボードライブ東京、生放送) - レミオロメン
- 2011年3月20日 19:00-20:00(沖縄ナムラホール、生放送) - Superfly(9日前の11日に東日本大震災が起き開催出来る状況ではなくなったため中止)
- 2012年3月18日19:00-20:00(宮城県、生放送) - 福山雅治(当時、放送時間にJ-WAVEを配信しているコミュニティ放送局も同時ネット)
- 東日本大震災復興支援 長渕剛 RUN FOR TOMORROW 〜明日に向かって〜(コミュニティ放送を含む被災地域のみネット対象)
2012年で終了(以後開催されていない)。
加盟局
編集エリア | 通称 (愛称または略称) |
社名 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
北海道 | AIR-G' | エフエム北海道 | ● | |
NORTH WAVE | FM NORTH WAVE | ▲ | ||
青森県 | AFB | エフエム青森 | ● | |
岩手県 | FM岩手 | エフエム岩手 | ||
宮城県 | Date fm | エフエム仙台 | ||
秋田県 | AFM | エフエム秋田 | ||
山形県 | Rhythm Station | エフエム山形 | 2010年3月31日までの愛称はBoy-FM | |
福島県 | ふくしまFM | エフエム福島 | ||
栃木県 | RADIO BERRY | エフエム栃木 | ||
群馬県 | FMぐんま | エフエム群馬 | ||
埼玉県 | NACK5 | エフエムナックファイブ | ★ | 2001年6月までの社名はエフエム埼玉 |
千葉県 | bayfm | ベイエフエム | 2004年9月までの社名はエフエムサウンド千葉 | |
東京都 | TOKYO FM | エフエム東京 | ● | |
J-WAVE | ▲ | 2003年9月30日までの社名はエフエムジャパン | ||
InterFM | エフエムインターウェーブ | ■ | ||
神奈川県 | Fm yokohama | 横浜エフエム放送 | ★ | |
新潟県 | FM-NIIGATA | エフエムラジオ新潟 | ● | |
FM PORT | 新潟県民エフエム放送 | ▲→★ | ||
富山県 | FMとやま | 富山エフエム放送 | ● | |
石川県 | HELLO FIVE | エフエム石川 | ||
福井県 | FM福井 | 福井エフエム放送 | ||
山梨県 | FM FUJI | エフエム富士 | ●→★(1992年脱退) | |
長野県 | FM長野 | 長野エフエム放送 | ● | |
岐阜県 | Radio 80 | 岐阜エフエム放送 | ||
静岡県 | K-MIX | 静岡エフエム放送 | ||
愛知県 | FM AICHI | エフエム愛知 | ||
ZIP-FM | ▲ | 2004年9月30日までの社名はエフエム名古屋 | ||
RADIO-i | 愛知国際放送 | ■ | 2010年9月30日限りで閉局 | |
三重県 | レディオキューブ FM三重 | 三重エフエム放送 | ● | |
滋賀県 | e-radio | エフエム滋賀 | ||
京都府 | α-STATION | エフエム京都 | ★ | |
大阪府 | FM OSAKA | エフエム大阪 | ● | |
FM802 | ▲ | |||
FM COCOLO | FM802 | ■ | 2012年3月31日までは関西インターメディアが運営。事業譲渡のため法人としては別個 | |
兵庫県 | Kiss FM KOBE | 兵庫エフエム放送 | ★→●(2010年11月から) | 2010年11月4日に新法人として加盟 |
Kiss-FM KOBE | ★→●→★[2] | 2003年6月30日までの社名は兵庫エフエムラジオ放送。加盟/脱退の経緯については当該項目を参照のこと | ||
鳥取県・島根県 | V-air | エフエム山陰 | ● | 親局:松江市 |
岡山県 | FM岡山 | 岡山エフエム放送 | ||
広島県 | HFM | 広島エフエム放送 | ||
山口県 | FMY | エフエム山口 | ||
徳島県 | FMとくしま | エフエム徳島 | ||
香川県 | FM香川 | エフエム香川 | ||
愛媛県 | JOEU-FM | エフエム愛媛 | ||
高知県 | Hi-Six | エフエム高知 | ||
福岡県 | FM FUKUOKA | エフエム福岡 | ||
CROSS FM | ▲ | 2008年6月30日までは株式会社エフエム九州が運営。事業譲渡のため法人としては別個 | ||
LOVE FM | ラブエフエム国際放送 | ■ | 2010年12月31日までは株式会社九州国際エフエムが運営。事業譲渡のため法人としては別個 2011年6月30日までの社名は天神エフエム | |
佐賀県 | FMS | エフエム佐賀 | ● | |
長崎県 | fm nagasaki | エフエム長崎 | 2007年3月31日までの愛称はSmile-FM | |
熊本県 | FMK | エフエム熊本 | 2005年3月31日までの社名はエフエム中九州 | |
大分県 | Air-Radio FM88 | エフエム大分 | ★→●(1991年10月加盟) | |
宮崎県 | JOY FM | エフエム宮崎 | ● | |
鹿児島県 | μFM | エフエム鹿児島 | ||
沖縄県 | FM沖縄 | エフエム沖縄 |
脚注
編集- ^ エフエム九州・Kiss-FM KOBE・岐阜エフエム放送・FM COCOLO・九州国際エフエムは他社に放送局の運営を譲渡することで放送を継続しているが、愛知国際放送・新潟県民エフエム放送・Radio NEOのように他社へ譲渡を行わずに完全に閉局する放送局も生じている。
- ^ JFN加盟期間は2003年4月 - 2010年4月。