兜台
兜台(かぶとだい)は、京都府木津川市の地名。現行行政町名としては兜台一丁目から兜台七丁目までが設置されている。
兜台 | |
---|---|
兜台三丁目 | |
北緯34度43分30.4秒 東経135度46分57.08秒 / 北緯34.725111度 東経135.7825222度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 京都府 |
市町村 | 木津川市 |
面積 | |
• 合計 | 0.803695969 km2 |
人口 | |
• 合計 | 7,019人 |
• 密度 | 8,700人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
619-0224[3] |
市外局番 | 0774(宇治MA)[4] |
ナンバープレート | 京都 |
※座標は木津兜台郵便局付近 |
地理
編集木津川市西南部に位置する。西から北にかけて相楽郡精華町桜が丘、東で相楽台、南で奈良市右京・神功と隣接する。相楽都市計画事業相楽土地区画整理事業で造成された[5]相楽ニュータウンが大半を占める。住宅地が多くを占め、木津川市建築協定条例及び施行細則によって規定される建築協定書が結ばれている地域を持つ(兜台2丁目高の原万葉台建築協定書)[6]。
歴史
編集相楽郡木津町大字相楽字兜谷などから成立した。奈良時代から平安時代にかけては和名類聚抄に見える相楽郡七郷のひとつ、相楽郷西部にあたる[7][8]。旧木津町中心部である木津郷の西側に位置するが、江戸期を通じて木津郷各村の畑方・田方・入会地にはあたらず、相楽郷の一部を維持していた[9]。また地内は1951年以前は精華町立精華中学校の前身にあたる組合立精華中学校の学区であり、木津町側だけでなく精華町側との結び付きも見られた[10]。
地名の由来
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沿革
編集- 1985年(昭和60年) - 地名が「兜台」に決まる。
- 1985年(昭和60年)11月15日 - 京都府立南陽高等学校が創立。
- 1986年(昭和61年) - 高の原駅西団地の入居開始
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 木津川市立木津第二中学校が木津川市立木津中学校から分離し開校。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 木津川市立高の原小学校が開校。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 京都府立南陽高等学校が開校
- 1987年(昭和62年)4月 - 石のカラト古墳の保存整備が完成
- 1996年(平成8年)7月 - 石のカラト古墳(カザハヒ古墳)が国の史跡に指定される
世帯数と人口
編集2020年(令和2年)1月末日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 | 世帯数 | 人口(男) | 人口(女) | 人口(計) |
---|---|---|---|---|
兜台一丁目 | 796世帯 | 825人 | 929人 | 1,754人 |
兜台二丁目 | 556世帯 | 592人 | 684人 | 1,276人 |
兜台三丁目 | 287世帯 | 320人 | 350人 | 670人 |
兜台四丁目 | 227世帯 | 283人 | 294人 | 577人 |
兜台五丁目 | 749世帯 | 931人 | 1,018人 | 1,949人 |
兜台六丁目 | 88世帯 | 103人 | 109人 | 212人 |
兜台七丁目 | 209世帯 | 254人 | 298人 | 552人 |
計 | 2,912世帯 | 3,308人 | 3,682人 | 6,990人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
2010年(平成22年) | 7,634人 | [11] | |
2015年(平成27年) | 7,222人 | [12] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
2010年(平成22年) | 2,816世帯 | [11] | |
2015年(平成27年) | 2,820世帯 | [12] |
交通
編集鉄道
編集地内に鉄道は引かれていない。南側の奈良市朱雀に設置された近鉄京都線高の原駅が利用できる。
バス
編集奈良交通ときのつバスが走っている。すべての路線が兜台一丁目、兜台一丁目西に停車する。
路線名 | 系統 | 停留所 | |
---|---|---|---|
神功四丁目 | 7 | 兜台一丁目、兜台一丁目西 | |
木津川台住宅 | 19 | 兜台四丁目、南陽高校、ハイタッチ・リサーチパーク | |
兜台五丁目 | 21 | 兜台二丁目、兜台三丁目、兜台五丁目 | |
学研奈良登美ヶ丘駅 | 77 | 兜台二丁目、兜台三丁目 | |
高山サイエンスタウン | 82 | 兜台二丁目、兜台三丁目 | |
梅谷 | 木-1 | 兜台四丁目、南陽高校、ハイタッチ・リサーチパーク | |
鹿背山 | 木-2 | 兜台四丁目、兜台七丁目 | |
木津川台住宅 | 木-3 | 兜台四丁目、南陽高校、ハイタッチ・リサーチパーク |
道路
編集施設
編集- 京都府立南陽高等学校・附属中学校(六丁目)
- 木津川市立木津第二中学校(六丁目)
- 木津川市立高の原小学校(四丁目)
- 木津川市立高の原幼稚園(四丁目)
- 兜台保育園(五丁目)
- 相楽中部消防署木津西出張所(六丁目)
- 木津兜台郵便局(三丁目)
- 積水ハウス総合住宅研究所(六丁目)
- 高の原駅西団地(一丁目)
- 高の原駅西第二団地(一丁目)
- 公社木津かぶと台団地(五丁目)
- コンフォールかぶと台(五丁目)
- ローレルコートエスタ高の原(二丁目)
- 高の原アーバンコンフォート(二丁目)
- ディアステージ高の原(一丁目)
- ドラッグストアコスモス兜台店(六丁目)
公園
編集- 兜台1号公園(ひだまり公園)(七丁目)
- 兜台2号公園(トンネル公園)(三丁目)
- 兜台3号公園(ふじだな公園)(四丁目)
- 兜谷公園(六丁目)
- 兜台2丁目府県界緑地(二丁目)
- 石のカラト古墳緑地(二丁目)
史跡
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ “京都府木津川市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年10月3日閲覧。
- ^ a b “木津川市の人口”. 木津川市 (2019年10月1日). 2019年10月3日閲覧。
- ^ a b “兜台の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 高等学校1-C 稲田純、植田洋、木下雅敬、工藤幸宏、竹島康志、西浦弘望、山田善一、横井昌彦、「平城ニュータウン」の調査から「地理授業での野外調査の試みから」『研究紀要』第16巻、奈良女子大学、31-50頁、1974年。hdl:10935/2331。ISSN 03891704。CRID 1571135651910451584 。
- ^ 平成22年第1回木津川市議会定例会会議録(第5号)-木津川市市議会会議録,2011-06-25閲覧。
- ^ 池邊彌『和妙類聚抄郷名考證』吉川弘文館、1966年1月、P136。
- ^ 池邊彌『和妙類聚抄郷名驛名考證』吉川弘文館、1976年2月、PP205-206。
- ^ 水元邦彦「郷村社会の秩序と変容 -山城国木津郷を素材に-」、東京大学出版会『近世の郷村自治と行政』所収、1993年11月、PP139-190。
- ^ 『角川日本地名大辞典 26京都府下巻』、角川書店、1991年9月、PP616-619。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ 国指定文化財等データベース:主情報詳細,2011-11-23閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。