倉林義正
日本の経済学者
倉林 義正(くらばやし よしまさ、1926年12月5日 - 2021年10月14日)は、日本の経済学者。一橋大学名誉教授。一橋大学経済研究所所長、国連本部統計局局長、国連統計委員会議長、文化経済学会初代会長等を歴任。
人物・経歴
編集埼玉県生まれ。1947年東京商科大学(現一橋大学)専門部卒業。1951年同本科卒業、前期特別研究生。1954年後期特別研究生[1][2]。中山伊知郎ゼミ出身[3]。1956年に高橋長太郎主任教授の下で一橋大学経済研究所国民所得・再生産研究部門助手となり[1]、国民経済計算研究を始める。その後大川一司所長の誘いで経済企画庁経済研究所の国民経済計算調査委員会専門委員となり、国民経済調査委員会報告作成に関わり、のちに国民経済計算調査会議議長代理等も務めた[4]。
1960年一橋大学経済研究所講師。1962年助教授。1972年教授[5]。1978年から佐藤定幸の後任として所長[6]。1983年国際連合本部統計局(UNSO)局長に就任。国連統計委員会議長なども務め、SNA改定などにあたった[4][7][8]。1990年定年退官、一橋大学名誉教授[5]、東洋英和女学院大学人文学部社会科学科教授[2]。1992年から1994年まで文化経済学会初代会長[9]。2005年瑞宝中綬章受章[10][11]。指導学生に釜江廣志(一橋大学名誉教授)[12]、小野浩(北海道大学名誉教授)など[13]。
脚注
編集- ^ a b 作間逸雄「倉林義正先生のこと」『文化経済学』第19巻第2号、文化経済学会、2022年、8-10頁、doi:10.11195/jace.19.2_8。
- ^ a b 「倉林 義正」日本評論社
- ^ 「追悼: わが師、関恒義のこと」
- ^ a b 倉林義正「1968SNA から1993SNA へ:ある回想」『産業連関』第16巻第3号、環太平洋産業連関分析学会、2008年、3-14頁、doi:10.11107/papaios.16.3_3、ISSN 1341-9803、NAID 130005096336。
- ^ a b 過去に研究所に在籍した研究者
- ^ 歴代所長 一橋大学経済研究所
- ^ 山下正毅「国連SNA〔国民会計〕の改訂について」『横浜経営研究』第13巻第1号、横浜国立大学経営学会、1992年6月、33-42頁、hdl:10131/648、ISSN 03891712、NAID 110000218762。
- ^ 倉林義正『SNAの成立と発展』岩波書店〈一橋大学経済研究叢書 ; 39〉、1989年。NDLJP:13060692 。
- ^ 文化経済学会<日本>について 【文化経済学会発足の経緯】 文化経済学会
- ^ 官報平成17年号外第248号 1頁
- ^ “受賞歴”. 一橋大学経済研究所. 2018年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月9日閲覧。
- ^ 「昭和49年度学位授与単位修得論文」『一橋研究』第29号、一橋大学大学院生自治会、1975年7月、231-236頁、doi:10.15057/6551、ISSN 0286-861X、NAID 110007621080。
- ^ 井上久志「献辞 (小野浩教授記念号)」『經濟學研究』第56巻第3号、北海道大学大学院経済学研究科、2007年1月、v-vi、ISSN 0451-6265、NAID 110005232251。
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