保山市
中国雲南省の地級市
保山市(ほざん-し)は中華人民共和国雲南省に位置する地級市。
中華人民共和国 雲南省 保山市 | |
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騰衝熱海 | |
別称:蘭城 | |
旧称:永昌 | |
雲南省中の保山市の位置 | |
中心座標 北緯25度07分 東経99度10分 / 北緯25.117度 東経99.167度 | |
簡体字 | 保山 |
繁体字 | 保山 |
拼音 | Bǎoshān |
カタカナ転写 | バオシャン |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 雲南 |
行政級別 | 地級市 |
建市 | 2000年 |
面積 | |
総面積 | 19,637 km² |
人口 | |
総人口() | 237 万人 |
経済 | |
電話番号 | 875 |
郵便番号 | 678000 |
ナンバープレート | 雲M |
行政区画代碼 | 530500 |
公式ウェブサイト: http://www.baoshan.cn/ |
「蘭城」とも呼ばれ、中国蘭の主産地である。
地理
編集保山市は、雲南省西部に位置し、同省の怒江リス族自治州、大理ペー族自治州、臨滄市、徳宏タイ族チンポー族自治州、およびミャンマーと接する。省都の昆明市からは、約570kmに位置する。年平均気温14~17℃、年間降雨量1700~2100mmと温暖で、降水量も多いため、森林が多く、市の面積の53%を占める。
歴史
編集保山の古称は永昌であり、戦国時代には哀牢国の中心となっていた。中原支配を受けるようになったのは漢初であり、前109年の県の設置であり、69年には哀牢王柳貌は漢朝へ帰属し、永昌郡が設置された。その後歴代王朝により支配を受けたこの地は、唐代には南詔国の版図に組み込まれ西方への勢力拡大の拠点となった。
明代には再び中原王朝の直接支配を受けるようになり、当初は金歯軍民指揮使司、永昌軍民府が設置され、1524年(嘉靖3年)には保山県に府治が設置され保山の名称が使用されるようになった。
行政区画
編集→「中華人民共和国の行政区分」を参照
1市轄区、1県級市、3県を管轄する。
保山市の地図 |
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年表
編集保山専区(1949年-1956年)
編集- 1949年10月1日 - 中華人民共和国雲南省保山専区が成立。保山県・竜陵県・騰衝県・昌寧県・鎮康県・双江県・潞西設治局・梁河設治区・盈江設治区・蓮山設治区・瑞麗設治局・隴川設治区・瀘水設治区・耿馬設治区が発足。(6県2設治局6設治区)
- 1952年11月21日 (13県1自治区)
- 1952年11月25日 - 鎮康県・双江県・耿馬県が緬寧専区に編入。(10県1自治区)
- 1952年12月6日 - 潞西県の一部が分立し、畹町鎮が発足。(10県1自治区1鎮)
- 1953年 - 騰衝県の一部が梁河県タイ族チンポー族自治区に編入。(10県1自治区1鎮)
- 1954年4月6日 - 瀘水県が怒江リス族自治区に編入。(9県1自治区1鎮)
- 1954年6月12日 - 梁河県タイ族チンポー族自治区が県制施行し、梁河県となる。(10県1鎮)
- 1954年9月11日 - 潞西県・盈江県・蓮山県・隴川県・瑞麗県・梁河県が徳宏タイ族チンポー族自治区に編入。(4県1鎮)
- 1956年4月29日 - 保山県・騰衝県・昌寧県・竜陵県・畹町鎮が徳宏タイ族チンポー族自治州に編入。
保山地区(1963年-2000年)
編集- 1963年12月18日 - 徳宏タイ族チンポー族自治州保山県・施甸県・竜陵県・騰衝県・昌寧県を編入。保山専区が成立。(5県)
- 1970年 - 保山専区が保山地区に改称。(5県)
- 1983年9月9日 - 保山県が市制施行し、保山市となる。(1市4県)
保山市
編集教育
編集交通
編集航空
編集鉄道
編集道路
編集- 省道
産業
編集農業
編集サトウキビ、タバコ、亜麻、クルミ、コーヒー、ワサビ、各種生薬、ランなど
金属
編集木工
編集ドア、家具など
観光
編集- 文廟
- 諸葛営
- 高黎貢山自然保護区
- 騰衝火山
- 怒江大峡谷
- 北海湿地
- 松山遺址
- 南方絲綢古道
健康・医療・衛生
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