佐賀のたい焼き
佐賀のたい焼き(さかのたいやき[1])は長崎県対馬市峰町佐賀にある永留[2]菓子店で製造・販売されていたたい焼き。対馬の名物として長く知られていた。永留菓子店は2020年(令和2年)6月30日に閉店した。
佐賀(さか)は対馬市の地名で、佐賀県とは無関係である。
概要
編集1970年代に考案され、製造・販売が開始された。一般的なたい焼きとは異なり、丸い形をしているのが特徴。鯛が口先に尾をつけて(背をまるめて)跳ねる姿をしている。あんは黒あんと白あんの2種類。定休日は月曜日と金曜日。毎年7月から8月まで休業していた。島外への地方発送も行っていた。対馬市民のみならず、一時期は観光で訪れた日本人や韓国人で賑わいを見せた。峰町佐賀は地理的に南北に延びる対馬の中央付近にあたり、対馬の市民からは「(対馬)まん中のたい焼き」とも呼ばれていた。
歴史
編集脚注
編集- ^ “「丸いたい焼き」対馬で愛され66年 永留菓子店、6月30日閉店 - 長崎新聞 2020/06/05 [13:19 公開]”. 長崎新聞社. 2020年7月24日閲覧。
- ^ 読みは「ながどめ」。対馬に多い姓である。
参考文献
編集- 『「丸いたい焼き」対馬で愛され66年 永留菓子店、6月30日閉店』(長崎新聞 2020年(令和2年) 6月5日号)