佐藤 安弘 (さとう やすひろ、1936年2月7日 - 2020年1月24日)は、日本の実業家。東京都出身。キリンビール(麒麟麦酒)株式会社元社長[1]

来歴

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1958年、早稲田大学商学部卒業[2]麒麟麦酒に入社[2]。不動産事業開発部長、経営企画室長、常務、専務を経て、1990年取締役[2]。1996年3月から2001年3月まで社長を務め[2]、2004年から会長に就任した[2]。営業畑の出身ではなく、ビール業界トップとしては異色の経歴をもつ。発泡酒の投入などで同社の市場シェアの低迷を食い止めた。人事面では、知識や技能よりも人柄や人格を重視した[1]

2012年白川忍賞を受賞[3]。2020年1月24日、虚血性心疾患のため東京都内の病院で死去[4]。83歳没。

註釈

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  1. ^ a b キリンビールホームページ、リーダーたちの名言集、企業家人物辞典、早稲田大学校友会
  2. ^ a b c d e 週刊東洋経済編集部. “キリンホールディングス名誉相談役・佐藤安弘氏”. 東洋経済オンライン. 2023年5月30日閲覧。
  3. ^ 東京広告協会「白川忍賞」に、全広連の前理事長・佐藤安弘氏”. 文化通信デジタル (2012年12月11日). 2023年5月30日閲覧。
  4. ^ 佐藤安弘氏が死去 元キリンビール(現キリンホールディングス)社長”. 日本経済新聞 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
先代
真鍋圭作
キリンビール社長
1996年 - 2001年
次代
荒蒔康一郎