佐世保エクラン東宝
佐世保エクラン東宝(させぼエクランとうほう)は、長崎県佐世保市にかつて存在した東宝系列の映画館。
佐世保エクラン東宝 Sasebo Eclan Toho | |
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情報 | |
通称 | エクラン東宝 |
正式名称 | 佐世保エクラン東宝 |
旧名称 | 弥生座、佐世保日活劇場 |
開館 | 1990年 |
閉館 | 2011年9月30日 |
最終公演 |
神様のカルテ(東宝1) モテキ(東宝2) |
収容人員 | (2館合計)206人 |
設備 | ドルビーデジタル5.1ch |
用途 | 映画上映 |
旧用途 | 芝居小屋 |
運営 | 株式会社エクラン |
所在地 |
〒857-0054 長崎県佐世保市栄町7丁目5番地 |
位置 | 北緯33度10分26.598秒 東経129度43分13.019秒 / 北緯33.17405500度 東経129.72028306度座標: 北緯33度10分26.598秒 東経129度43分13.019秒 / 北緯33.17405500度 東経129.72028306度 |
アクセス | 松浦鉄道西九州線中佐世保駅より徒歩5分 |
データ
編集歴史・概要
編集1897年(明治30年)に創設された芝居小屋「弥生座」が前身[3]。1922年(大正11年)火災により焼失したものの、翌年に再建。1939年(昭和14年)から映画館に転身した[3]。当時の佐世保市内の映画館は同館のほか、第一中央館、第二中央館、第三中央館、千日劇場、大宮劇場、ニュース映画専門館の佐世保ニュース劇場、中央小劇場などが存在していた[3]。
終戦から9年後の1954年(昭和29年)9月、現法人が設立され[2]、日活封切館「佐世保日活劇場」として再開。このころには、戦前から残った千日劇場、大宮劇場のほか、1955年(昭和30年)にスバル座(現在のシネマボックス太陽の前身)が開業。1957年(昭和32年)の時点でこれらを含めて25の映画館が佐世保市内に存在していた[4]。
1990年(平成2年)、地上5階建てのエクランビルに改築し、同ビルの2階に2スクリーンの映画館「佐世保エクラン東宝」として再オープン[1]。以後東宝の邦画・洋画を数多くロードショー上映してきたが、客足の低迷などで経営不振に陥ったこともあり2011年(平成23年)9月30日をもって閉館[1]。弥生座時代から114年の歴史に幕を下ろす結果となった。ちなみに閉館当時『モテキ』をロードショー上映していたが、同作の原作者だった佐世保市出身の漫画家・久保ミツロウは自らのツイッターで遺憾の意を表している[5]。2013年現在、同館の跡地はカフェ&バー「Blue Mile」(ブルーマイル)が入居している。
おもな上映作品
編集名前の通り基本的に東宝系の邦画・洋画を多く上映していたが、まれに東宝以外の配給会社の邦画も上映することがあった。以下、出典のみられる主な作品である。なお、特記なき限り東宝の配給。
- 金田一少年の事件簿(1996年12月14日封切、東映)[6]
- もののけ姫(1997年7月12日封切)[7]
- 天国までの百マイル(2001年1月20日上映開始、日活)[8]
- 黄金の法 エル・カンターレの世界観(2003年10月18日封切、東映)[9]
- 海猿(2004年6月12日封切)[10]
- LIMIT OF LOVE 海猿(2006年5月6日封切)[2]
- 沈まぬ太陽(2009年10月24日封切)[11]
- ゼロの焦点(2009年11月14日封切、松竹)[11]
- THE LAST MESSAGE 海猿(2010年9月18日封切)[12]
- 十三人の刺客(2010年9月25日封切)[12][13]
- 太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-(2011年2月11日封切)[2]
- 岳 -ガク-(2011年5月7日封切)[14]
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年6月4日封切)[15]
- 星守る犬(2011年6月11日封切)[14]
- 神様のカルテ(2011年8月27日封切)[2]
- モテキ(2011年9月23日封切)[5]
脚注・出典
編集- ^ a b c “佐世保エクラン東宝が閉館 客の減少響く”. 各地のニュース/長崎. 47NEWS (2011年10月1日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ a b c d e “佐世保エクラン東宝”. 港町キネマ通り (2011年9月). 2013年10月2日閲覧。
- ^ a b c “大衆娯楽の始まり”. 第十一章「戦争への道」. 佐世保の歴史. 2013年10月2日閲覧。
- ^ “昭和32年の長崎県の映画館”. 中原行夫の部屋(原資料「キネマ旬報」). 2013年10月2日閲覧。
- ^ a b kubo_3260 (2011年9月30日). “佐世保の「エクラン東宝」が9月30日で突然の閉館!”. 久保ミツロウ. Twitter. 2013年10月2日閲覧。
- ^ “上映劇場/九州地区”. 金田一少年の事件簿. 東映アニメーション. 2013年10月2日閲覧。
- ^ “みみだより 388号”. みみだより会 (2000年4月24日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “theater&Schedule”. 天国までの百マイル. 日活. 2013年10月2日閲覧。
- ^ “映画「黄金の法」上映館情報”. 幸福の科学出版 (2003年10月11日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “わいわいセブン5月号”. 海上保安友の会七管支部. 海上保安庁 (2004年5月31日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ a b “2009年10月31日放送【第130回】”. トコトン・サタデー. 長崎文化放送 (2009年10月31日). 2014年9月29日閲覧。
- ^ a b “シネマナビゲーションブログ”. 長崎文化放送 (2010年9月). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “映画「十三人の刺客」特集”. TSUTAYA on line. カルチュア・コンビニエンス・クラブ. 2013年10月2日閲覧。
- ^ a b “シネマナビゲーションブログ”. 長崎文化放送 (2011年5月). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “もしドラ×福岡美少女図鑑スペシャルコラボ企画リーフレット完成!!”. ローカルニュース. 福岡美少女図鑑 (2011年5月27日). 2013年10月2日閲覧。