大戸村
大戸村(おおとむら)は、福島県にかつて存在した村。北会津郡に属していた。現在は会津若松市の一部であり、当項目では現在の会津若松市大戸町についても述べる。
おおとむら 大戸村 | |
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廃止日 | 1955年(昭和30年)1月1日 |
廃止理由 |
編入合併 大戸村、高野村、神指村、一箕村、門田村、東山村、湊村 → 若松市 |
現在の自治体 | 会津若松市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 東北地方 |
都道府県 | 福島県 |
郡 | 北会津郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 |
77.95 km2 (境界未定部分あり) |
総人口 |
3,899人 (1954年(昭和29年)10月1日) |
隣接自治体 | 北会津郡門田村、東山村、南会津郡楢原町、江川村、大沼郡本郷町、岩瀬郡湯本村 |
大戸村役場 | |
所在地 | 福島県北会津郡大戸村大字上三寄字香塩乙1,693番地 |
座標 | 北緯37度23分53秒 東経139度55分57秒 / 北緯37.39803度 東経139.93244度座標: 北緯37度23分53秒 東経139度55分57秒 / 北緯37.39803度 東経139.93244度 |
ウィキプロジェクト |
沿革
編集- 1875年(明治8年)8月12日 - 香塩村、南原村および大豆田村が合併し上三寄村となったほか、上雨屋村、下雨屋村、宮内村および石村が合併して雨屋村、闇川村と黒森村が合併して高川村、桑原村と船子村が合併して大川村となった。
- 1877年(明治10年)2月20日 - 小塩村が上小塩村となった。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行され、雨屋村、上三寄村、上小塩村、芦牧村、大川村および高川村が合併して北会津郡大戸村が成立した。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 高野村,神指村,一箕村,門田村,東山村,湊村とともに当時の若松市へ編入され、消滅した。若松市は即日改称して会津若松市となる。
現在
編集現在の会津若松市南部にあたる。芦ノ牧温泉があるほか、農村集落、水田、山林などが広がり、阿賀川が流れている。同地区を国道118号、福島県道23号会津高田上三寄線が経由している。また、会津鉄道会津線が経由しており、同線のあまや駅、芦ノ牧温泉駅、大川ダム公園駅、芦ノ牧温泉南駅がある。
自然
編集史跡・神社・寺院・観光地など
編集- 芦ノ牧温泉
- 熊野神社
- 伏見稲荷神社
- 大宮神社
- 駒形神社
- 住吉神社
- 熊野八幡神社
- 御霊神社
- 菅原神社
- 薬師堂
- 正念寺
- 保福寺
- 洞雲寺
- 大慈寺
- 正覚寺
- 大戸古窯跡群跡地
学校
編集主要地区
編集主要地区の現況を述べる。
上三寄
編集大戸町中部の地区。国道118号が地区を縦貫しているほか、会津鉄道会津線も地区を縦貫するように通過しており、地区内に芦ノ牧温泉駅がある。また、地区の西側を阿賀川が流れているほか、地区内に市立大戸小学校、市立大戸中学校がある。地区内には水田、山林などが広がるほか、香塩、南原、大豆田の集落がある。
雨屋
編集大戸町北部の地区。周辺に石村、宮内、下雨屋、上雨屋の地区がある。周辺を国道118号が縦貫しているほか、会津鉄道会津線も縦貫するように通り、あまや駅がある。地区の西側を阿賀川が流れるほか、地区の東側は山地になっている。また、上雨屋、下雨屋、宮内、石村などの集落がある。
上小塩
編集大戸町中部の地区。会津鉄道会津線が地区を縦貫するように通る。地区の西側を阿賀川が流れるほか一部で水田などの農地、集落があり、地区の東側は山地になっている。上小塩、下小塩、引下などの集落がある。
小谷
編集大戸町西部の地区。1955年(昭和30年)4月1日に大沼郡本郷町の一部を編入合併した地域である[1]。国道118号が地区を縦断するように通るほか、地区の東側には阿賀川が流れる。また、川端、平沢などの集落がある。 新国道で芦牧地区と繋がっているため、小谷温泉は芦ノ牧温泉として一緒に紹介されているが、新国道が出来る以前は大沼郡本郷町であり、芦牧地区の対岸にある別個の温泉であった。
芦牧
編集大戸町南部の地区。国道118号が地区を縦断するように通過するほか、会津鉄道会津線も経由する。地区を阿賀川が流れており、加えて地区北側一部の地域には、芦ノ牧温泉の旅館群が立ち並ぶ。
大川
編集大戸町南部の地区。会津鉄道会津線が地区西部を縦貫するように通っており、大川ダム公園駅、芦ノ牧温泉南駅がある。地区の西端の阿賀川に大川ダムがあるほか、大川ダムのダム湖、若郷湖の西側約半分も当地区に属している。若郷湖には福島県道214号芦ノ牧温泉南停車場線の大川湖面橋が架かるほか、地区の東部は山地になっている。また、舟子、桑原の集落がある。
高川
編集大戸町東部の地区。山地が広がり、大戸岳がある。闇川、黒森などの集落がある。
脚注
編集参考文献
編集- 『会津若松史』「第7巻 大正・昭和の会津」1967年、会津若松市
- 『会津若松史』「第12巻 史料便覧編」1967年、会津若松市