伊藤文規
日本の検察官
経歴
編集愛知県出身で[1]、1994年に旧司法試験第2次試験合格[2]。名古屋大学法学部卒業後[3]、1997年司法修習修了[4]、検察官任官、高松地方検察庁検事[5]。
1998年4月、那覇地方検察庁検事[6]。2000年4月、東京地方検察庁検事[7]。2006年4月、法務省法務総合研究所国際協力部教官(法務教官)、大阪地方検察庁検事[8][9]、ベトナム民法改正共同研究会委員、ベトナム民事訴訟法改正共同研究会委員、法曹養成共同研究会委員、判決書・判例整備共同研究会委員[10]。
2010年4月1日、ベトナム司法省、ベトナム最高人民検察院、ベトナム最高人民裁判所派遣(ハノイ)、東京地方検察庁検事[11]。
2013年4月1日、松江地方検察庁次席検事、法務省法務総合研究所国際協力部・JICA法整備支援プロジェクトのベトナム関連チーフアドバイザー兼任[12]。
2015年4月、東京地方検察庁検事[13]。東京地方検察庁特別捜査部で、のちに副部長を務め[14]、東京高等検察庁検事兼東京地方検察庁検事や[15]、東京高等検察庁検事を経て、2022年6月から東京高等検察庁検事兼東京地方検察庁特別公判部長[16][14][17]。
人物
編集2023年4月に東京地検特捜部長に就いた伊藤は就任時、報道陣の取材に「正直者が馬鹿を見る社会をなくしたいという気持ちから検事になった。社会に潜む不公平、不公正な犯罪を摘発したい」と語った[18]。
関連事件
編集著述
編集- 論文
- 「外国法令紹介 ベトナム国家賠償法の概要及び特徴」『ICD news 法務省法務総合研究所国際協力部報』第42巻、法務省法務総合研究所国際協力部、2010年、148-157頁。
- 「ベトナムにおける司法改革の変遷と人民検察院の地位、組織、役割等」『ICD news 法務省法務総合研究所国際協力部報「特集 ベトナムの司法改革と人民検察院」』第29巻、法務省法務総合研究所国際協力部、2006年、1-21頁。
- 「ベトナムの統治機構、司法制度の概観」『ICD news 法務省法務総合研究所国際協力部報』第28巻、法務省法務総合研究所国際協力部、2006年、4-21頁。
関連項目
編集脚注
編集- 出典
- ^ 東京地検特捜部長に伊藤文規氏が就任 「真実を虚心坦懐に見る」毎日新聞 2023/4/10 20:06
- ^ 官報平成6年本紙第1521号 10頁
- ^ 「公正公平な社会を」東京地検の伊藤文規・新特捜部長が抱負産経新聞2023/4/10 19:33
- ^ 官報平成9年本紙第2115号 11頁
- ^ 官報平成9年本紙第2160号 9頁
- ^ 官報平成10年号外第78号 15頁
- ^ 官報平成12年号外第85号 58頁
- ^ 官報平成18年号外第111号 10頁
- ^ ~ プロジェクト紹介 ~ ―ベトナム法・司法制度改革支援プロジェクト― ベトナム法・司法制度改革支援プロジェクトについて法務省
- ^ ベトナム社会主義共和国法整備支援プロジェクト(フェーズ3)終了時評価調査報告書国際協力機構
- ^ 2010.4.1付法務省人事、Westlaw。
- ^ 「翻訳者・文責者一覧」。法務省。
- ^ 官報平成27年号外第105号 4頁
- ^ a b c 東京地検特捜部長に伊藤文規氏が就任「真実を虚心坦懐に見る」。毎日新聞、2023年4月10日。
- ^ 官報令和4年本紙第658号 9頁
- ^ 人事、法務省日本経済新聞2022年6月29日 0:52
- ^ 官報令和4年本紙第658号 9頁
- ^ a b c d “「正直者が馬鹿を見ない社会を」 東京地検の新特捜部長に伊藤文規氏”. 朝日新聞. (2023年4月10日) 2023年5月18日閲覧。
参考文献
編集- 法務省「 国際協力部による法制度支援活動」
- JICA「JICA法整備支援に関するポータルサイト・ベトナム」
- 法務省国際協力部教官亀卦川健一「ICD NEWS 中のベトナム関係掲載記事」、『ベトナム法・司法制度改革支援プロジェクトについて』。ICD NEWS 第34号(2008.3)p.p 112-118。