仲本 千津(なかもと ちづ、1984年 - )は、日本出身・ウガンダ在住の社会起業家。RICCI EVERYDAY共同創業者兼代表取締役COO、レベッカアケロ社マネージングディレクター。日本政策投資銀行女性起業事業奨励賞、日本イノベーター大賞特別賞等受賞。修士(法学)

人物・経歴

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静岡県静岡市葵区出身[1][2]静岡雙葉中学校・高等学校を経て[3][4]早稲田大学法学部卒業後、2009年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了、修士(法学)[5][6]大学院では平和構築や[7]アフリカの紛争問題を研究し、TABLE FOR TWO International研修生[8]、沖縄平和協力センターインターンも務めた[9]

大学院修了後三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)に入行し、丸の内支社法人営業部で中小企業などを担当した[5][8][10]。2011年退社し、笹川アフリカ協会(現ササカワ・アフリカ財団)に入り、2014年からウガンダ事務所駐在として農業支援にあたった[8][10]

2015年ウガンダの首都カンパラシングルマザーなどの女性が働けるバッグ工房を立ち上げ、母仲本律枝と静岡市葵区にRICCI EVERYDAYを設立。アフリカ布を使ったトラベルバッグブランドを日本で展開し成功させた。2016年ウガンダでレベッカアケロリミテッドを設立し、同社マネージングディレクター就任[1][8][10][11][12][13][14]

2016年第1回日本AFRICA起業支援イニシアチブ最優秀賞受賞[15][16]。2017年日本イノベーター大賞2017特別賞及び第6回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション女性起業事業奨励賞[17]、第5回グローバル大賞国際アントレプレナー賞最優秀賞受賞[18]。2018年度CHIVAS VENTURE日本代表[13]。2022年パブリックリソース財団「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」受賞[19]

著書

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関連書

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出典

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  1. ^ a b 「起業家コンペ世界大会 仲本さん(静岡市出身)日本代表」静岡新聞2018/1/19
  2. ^ 「ウガンダ発ブランド静岡・仲本さん母娘設立 バッグ人気 色鮮やかアフリカ布使用、注文殺到 /静岡」毎日新聞2017年6月29日
  3. ^ 「「世界にはばたく女性」講演会(第6回)」ふじのくに文化情報センター
  4. ^ 卒業生によるワークショップ静岡雙葉高等学校・中学校2010.10.30
  5. ^ a b 「キーパーソンインタビューカラフル布バッグで自立を ウガンダで工房を経営する仲本千津さん」毎日新聞2018年2月27日
  6. ^ 「ワークショップで学ぶ紛争解決と平和構築」紀伊国屋書店
  7. ^ 「JICA Scholarship Seminar(2007) 体験記」沖縄平和協力センター
  8. ^ a b c d 「女性起業家、バッグでウガンダ支援 (アントレプレナー)仲本千津 代表取締役・最高執行責任者」日本経済新聞2018/5/9 6:30
  9. ^ 「組織・運営」沖縄平和協力センター
  10. ^ a b c 「アフリカで働けますか 女性起業家が積極的な理由 」日本経済新聞2018/1/2
  11. ^ 「ウガンダ発のトラベルバックブランド「RICCI EVERYDAY」仲本千津が第五回グローバル大賞(経済産業大臣賞)国際アントレプレナー賞 最優秀賞を受賞」
  12. ^ 「ウガンダ女性に働く場所を!母娘がウガンダと静岡でビジネス」日経スペシャル 未来世紀ジパング〜沸騰現場の経済学〜2017年3月27日
  13. ^ a b 「“自分”を活かして幸せに生きる」読売新聞2018.3.12
  14. ^ 「母と起業!1万キロをつないだ奇跡のリレー」働く女子大学
  15. ^ 「ウガンダ発のトラベルバックブランド「RICCI EVERYDAY」仲本千津が「日本イノベーター大賞特別賞」「DBJ事業奨励賞」をダブル受賞」業界チャンネル2017年11月20日 
  16. ^ 「株式会社RICCI EVERYDAY共同創業者の仲本千津が、日本Africa起業支援イニシアチブにて最優秀賞を受賞」産経ニュース2016.11.4 17:11
  17. ^ 「銀行員から一転 ウガンダで起業し、バッグを販売」日経デュアル2018/02/22
  18. ^ 「ウガンダ発のトラベルバックブランド「RICCI EVERYDAY」仲本千津が第五回グローバル大賞(経済産業大臣賞)国際アントレプレナー賞 最優秀賞を受賞」オリコンニュース2017-09-21
  19. ^ 代表仲本が「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」の受賞者に選ばれました

外部リンク

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