SAPIX YOZEMI GROUP模試

代ゼミ模試から転送)

SAPIX YOZEMI GROUP模試(サピックスヨゼミグループもし)は、代々木ゼミナールが主に大学受験対策のため実施している模擬試験の総称。2015年度実施分より、「代ゼミ模試」からSAPIX YOZEMI GROUP模試という名称となった。

代ゼミを運営する学校法人高宮学園の関連会社・日本入試センターが模試運営にあたっている。

2004年からはチケットぴあでの受験申し込みが可能となっている。

模試の種類

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2021年度実施分

  • 高1・2年生対象
    • 共通テスト模試(年2回実施)…マーク式
    • トップレベルチャレンジテスト…記述式
  • 高3・卒生対象
    • 大学入学共通テスト入試プレ(年2回実施)…マーク式
    • 大学別入試プレテスト - 特定大学別模試…記述式&.マーク式

いずれも「〇大入試プレ」と言う名称となっている。

国立大学(旧七帝大のみ)
私立大学(早慶大のみ)

※2020年度から駿台との共同開催となる[1]。一部の模試では、駿台予備学校の校舎が試験会場として使用される。

模試の廃止(削減)について

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代ゼミでは2014年8月25日、2015年度より全国規模で実施される模試を廃止する方針を表明した[2]

廃止対象となっているのは、特定大学個別の入試を想定しない形で実施される「全国センター模試」、「センター試験プレテスト」、「(国公立2次・私大)全国総合模試」、医学部志望者を対象とする「国公立医学部模試」などとなっている[3][4][2]

一方、「東大入試プレ」を初めとする特定大学個別の入試を想定した模試や、高校1・2年生を対象とする全国模試については、2015年度以降も存続させる方針であることも表明している[5][6][注 4]

模試廃止表明の2日前にあたる同年8月23日には、同じく2015年度以降、現有校舎(2014年8月時点)の約7割について閉鎖する方針を明らかにしており、この大幅な校舎削減によって全国規模での模試実施や分析が困難となり効果的な集計が出来なくなることを模試廃止の理由に挙げている[3][5][7]

校舎削減と、これに伴う模試廃止といった代ゼミによる一連のリストラ策に関して、教育情報会社・大学通信の安田賢治常務取締役は「全国展開の予備校ならではの、信頼度の高いレベル判定で生徒募集につなげてきたが、規模縮小(校舎削減)によって実施するメリットが失われたのだろう」とコメントしている[3]

廃止された模試

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マーク式

  • 全国センター模試(年3回実施) - 大学入試センター試験私大入試 対策
  • センター試験プレテスト[注 5] - 大学入試センター試験対策、ごく一部の地域を除き、毎年11月23日(祝日)に実施となっていて、例年20万人以上程度の受験生が参加していた。
  • 高1・2全国センター模試

記述・論述式

  • 全国総合模試(年4回実施) - 国公立大二次試験・私立大入試 対策
  • 国公立記述模試(年2回実施) - 国公立大二次試験 対策
  • 国公立医学部模試 - 国公立大医学部医学科二次試験(前期日程のみ)・慶大(医)産業医大 対策
  • 全国論文テスト - 小論文・論文入試 対策
  • 私立医歯薬模試 - 私大医・歯・薬・獣医入試 対策(旧メディカル模試)
  • 高1・2学力判定模試(年2回実施)- 高1は、志望校の成績集計のみで志望校の判定は行われない。
大学別入試プレテスト - 特定大学別模試

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2020年以降、代々木ゼミナール本校舎(本部校代ゼミタワーを除く)は2日間実施、本部校代ゼミタワー(土日2日間のうち、土日いずれかを選択。土日の2日にまたいでの受験は不可)と外部会場では1日完結となっている。
  2. ^ 2021年度については6月実施となり、添削指導(英語・国語・小論文)が付されることとなった。一年間で、最初に実施される大学別入試プレテストである。
  3. ^ なお、北九州予備校が年2回行う九大プレテストは全く別の模試。
  4. ^ 日本経済新聞では「国公立大学の2次試験を想定した『国公立記述模試』と、高校1年生や2年生向けの全国模試は残す方向」と報じている[4]
  5. ^ 三大予備校では唯一、受験者本人の掲載の希望の有無を問わず参考資料の成績優秀者氏名の掲載を行っていた。
  6. ^ 東工大(前期)は大学入試センター試験の受験は必要であるが総点に加えないため、東工大入試プレはマーク模試(2015年度4月実施分より廃止)とのドッキング判定を行っていなかった。
  7. ^ 岡大入試プレは中部地区から以西の該会場で実施していた。
  8. ^ 広大入試プレは中部地区から以西の該会場で実施していた。
  9. ^ 熊大入試プレは近畿地区以西の該会場で実施していた。なお、2017年現在、北九州予備校が独自に熊大プレテストを実施している。

出典

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  1. ^ https://www.yozemi.ac.jp/sapixgroup/__icsFiles/afieldfile/2021/01/13/yozemi_sundai_210114_1.pdf
  2. ^ a b “全国模試廃止=センター試験集計せず-代ゼミ縮小”. 時事ドットコム (時事通信社). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140825182835/http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014082500549 2014年8月25日閲覧。 《》
  3. ^ a b c “代ゼミが全国模試廃止、来年度から センターリサーチも”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140825134600/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140825/edc14082511390002-n1.htm 2014年8月25日閲覧。 《→アーカイブ(・P2)》
  4. ^ a b “代ゼミ、主要全国模擬試験を廃止 15年度から”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140825135708/http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG2501O_V20C14A8CC0000/ 2014年8月25日閲覧。 《》
  5. ^ a b “代ゼミ全国模試を廃止 センター自己採点分析も”. 東京新聞 (中日新聞東京本社). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140825135435/http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082502000223.html 2014年8月25日閲覧。 《》
  6. ^ “代ゼミ、全国模試を廃止 センター自己採点分析も”. 47NEWS (共同通信社). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140825193416/http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082501001335.html 2014年8月25日閲覧。 《》
  7. ^ “代々木ゼミナール 全国模試など廃止へ”. NHKニュース (日本放送協会). (2014年8月25日). オリジナルの2014年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140825182953/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140825/t10014066781000.html 2014年8月25日閲覧。 《》

外部リンク

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