今栄蔵
今 栄蔵(今 榮藏、こん えいぞう、1924年(大正13年)1月1日[1] - 2012年6月9日[1])は、日本の国文学者。専門は日本近世文学、特に松尾芭蕉[1]。中央大学名誉教授。なお「今」の字は「𫝆」を用いる場合がある。
青森県青森市生まれ[1]。小樽高等商業学校卒[1]、北海道大学文学部卒[1]。戦後、京都大学旧制大学院修了[1][2]。杉浦正一郎・野間光辰に師事。鹿児島大学助教授、大谷女子大学教授を経て、1972年中央大学文学部教授[1][2]。1992年退職[1]、同大学名誉教授。2003年『初期俳諧から芭蕉時代へ』(笠間書院、2002年)で角川源義賞を受賞した[1][2]。
著書
編集- 『芭蕉 その生涯と芸術 NHK市民大学』日本放送出版協会、1985、新版・新書、1989
- 『芭蕉伝記の諸問題』新典社研究叢書、1992
- 『芭蕉年譜大成』角川書店、1994、新版2005
- 『新芭蕉講座 第7巻 書簡篇』三省堂、1995
- 『初期俳諧から芭蕉時代へ』笠間書院、2002 - 角川源義賞(第25回・文学研究部門)受賞
- 『芭蕉研究の諸問題』笠間書院、2004