今井 似閑(いまい じかん、明暦3年(1657年) - 享保8年10月4日(1723年11月1日))は、江戸時代前期の国学者。号は見牛・偃鼠亭。大字屋市兵衛と称する京都の豪商。
はじめ木瀬三之(きせさんし)、下河辺長流に師事したが、ついで契沖に師事して『万葉集』について講義を受けた。契沖の死後、その手沢本(しゅたくぼん)などを集めて京都上賀茂神社の三手文庫(みてぶんこ)に納めたため、後世に伝えられて散逸するのを免れた。
著書に「万葉緯」「神楽歌注釈」などがある。