井上 頌一(いのうえ しょういち、1943年1月27日 - )は、大阪府出身の放送作家早稲田大学第一文学部中退。

井上いのうえ 頌一しょういち
誕生 (1943-01-27) 1943年1月27日(81歳)
日本の旗 日本 大阪府
職業 放送作家
作詞家
最終学歴 早稲田大学第一文学部中退
テンプレートを表示

紅白歌合戦』をはじめNHKエンターテインメント系の番組を多く構成している。

各地のクラシック音楽コンサートも手がけ、祝祭的な趣向や観客の参加感が必要とされるガラ・コンサートの企画構成者として知られる。

来歴・人物

編集

NHKにおける主な担当番組

編集

ガラ・コンサートの企画構成

編集
  • 代表的なものがサントリーホールの開館1周年を記念して1987年に始まった、『響』と題されるガラコンサート。男性客のタキシード姿がもっとも多いといわれるこのコンサートの第1回から2009年に行われた第23回まですべての回を構成。
  • サントリーホール第7回ガラ・コンサート『響』(1993年)において「威風堂々エルガー)」に歌詞をつけ、会場にて観客を含め大合唱。以来、恒例となったがこの歌詞はその後各地のコンサートで使われている。
  • 2005年兵庫県西宮市にオープンした兵庫県立芸術文化センターの1年をしめくくる「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」も第1回から構成を担当。音楽監督の佐渡裕六代目桂文枝[注釈 1]が司会を務め、ホールが一体となり盛り上がるコンサートとして知られ、ラストに演奏される「ラデツキー行進曲」がいつの間にか「六甲おろし」に変わっていく[注釈 2]部分は名物となっている。

エピソード

編集
  • 永六輔放送作家養成のための私塾を開講することを知るきっかけとなった大学新聞は当時某セクトの機関紙化していた。その新聞に就職の斡旋をしてもらったという事実を、しばらくジョークのネタにしていた。
  • クイズ面白ゼミナール』の時代、ワープロ(ソフトはOASYS)の使用を提案し実現しているがこれはテレビ番組が組織的に番組作りにワープロを利用した初期の例。
  • 紅白歌合戦』の名物であった、日本野鳥の会バードウォッチングの要領で客席の紅白の紙を数える方式の提案者。当時「クイズ面白ゼミナール」で「野鳥」をとりあげたのがヒントになったのではないかと言われている。
  • 番組収録前に審査員に『爆笑オンエアバトル』が、どのような立場で芸人とネタを大事にしているかを語るのが恒例となっている。

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 前名・桂三枝。
  2. ^ 編曲 宮川彬良

出典

編集